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福岡のうどん

  • 川端うどん@福岡市博多区(福岡のうどん)     2006年07月27日
  • かろのうろん@福岡市博多区(福岡のうどん)     2006年08月08日
  • 因幡うどん 本店@福岡市(福岡のうどん)     2006年09月06日
  • 牧のうどん空港店@福岡市博多区(福岡のうどん)     2006年10月05日
  • 博多駅ホームの立ち食いうどん店@博多駅ホーム(福岡のうどん)     2006年11月05日
  • みやけうどん@福岡市博多区(福岡のうどん)     2006年12月29日
  • うどん平@福岡市博多区(福岡のうどん)     2006年12月30日
  • 大福うどん@福岡市博多区(福岡のうどん)     2007年04月23日
  • 立花うどん@久留米市(福岡のうどん)     2008年06月11日


  • 2006年07月27日

    川端うどん@福岡市博多区(福岡のうどん)

    名古屋でのうどんに続いては、福岡のうどんである。
    名古屋の時もそうだったが、今回も出張のついでなのだ。
    こんな機会はみすみす逃すべきではないのだ。

    さて「福岡のうどん」といきなり言っても、一般の感覚では福岡で「うどん」ってなんだそりゃ?だと言うのが普通だろう。
    福岡と言えば博多で、博多と言えば豚骨ラーメンというのが常識的な感覚だと思う。
    がしかし、実は福岡はラーメンだけではなく「うどん」の街でもあるのだ。
    うどん発祥の地、などという説さえある。

    しかし自分も福岡は何度目かなのだが、「うどん」という視点で眺めてみたのは今回が初めてなのだ。しかしそうして観察してみると、福岡がうどんの街であることは全くもって間違いのない話だと実感した次第である。

    では福岡のうどんの特徴は何ぞや?と言うことになるが、よく言われる話としては(1)柔らかい麺、(2)丸天やごぼう天をトッピング、などといったあたりだろう。丸天とは何だ?などという細かい話は徐々にしていくとして、まずはともかくも、今回はじめに寄った「川端うどん」。
    地下鉄中洲川端駅を出て、中洲方面ではない出口を出ると、そこから川端商店街のアーケードが続いていた。



    どうやらここを進んだ先に「川端うどん」はあるようだ。



    あった。
    アーケードからちょっと脇道に入ったところにありました。

    この店は24時間営業らしい。
    (→こちらのブログ記事(http://msalon.blog69.fc2.com/blog-entry-52.html)によれば現在は24時間営業ではなく午前10:00〜午前7:00営業とのこと。
    なおかつ昼時に客がいなかったと書いたが(↓)、上記ブログの記事では深夜に行列とのこと。夜の街のうどん屋だったのか。成る程。(06/12/29追記))

    しかし入った時刻はちょうど昼の12時頃。
    それにしては客が少ない。というより、自分一人だ。
    少し不安になるが、ここは有名店なのだ。
    自信を持って店に入り、前述の「丸天うどん」を注文。

    カウンターに並ぶ薬味に福岡うどんの「らしさ」が垣間見て取れる。



    奥の赤いのは一味唐辛子だ。七味ではない。
    その隣の瓶には唐辛子を種ごと刻んだヤツが入っている。福岡人は辛党なのだろうか。
    そして手前の緑のは、自分はすっかりワサビだと信じて全く手を付けなかったのだが、後で調べてみるとこれは「柚胡椒」という九州では一般的な薬味で、しかも胡椒とは名ばかりで、柚と青唐辛子を刻んだものらしい。ほう、しまった。賞味しておくべきだった。

    さて注文後に麺を茹でてもらって、茹でたて麺のうどんが出来ました。



    ここのうどんは平麺。(きしめんよりはだいぶ細い)
    福岡のうどんの一般が平麺と言うことではなく、(たぶん)この店が例外。

    食す。
    平たいのに、コシがある。
    やらかいと言われる福岡のうどんにあって、これはやや意外だった。
    おいしいです。
    つゆは西日本系の白い出汁。なるほど、こういう汁のうどんを食べて育ったら、関東の黒い汁は食べられないんだろうなぁ。。
    ちなみに博多では「汁」のことを「すめ」とも呼ぶらしい。

    さて例の「丸天」。
    丸天というのはこのように、「薩摩揚げ」のようなやつである。
    いわゆる天ぷらではない。
    福岡のうどん店では必ずと言っていいくらい、「丸天」がメニューにある。
    そして「川端うどん」の丸天はゴボウが入っていた。
    美味しかったです。
    (あとで分かったが、この店はごぼう天の方が有名らしい。。)

    ところでこの店のすぐ向かいに「WEST」という博多うどんの有名チェーン店があった。
    こちらはたいそうな賑わいだったので、どうもこの「WEST」に客を取られているのが「川端うどん」に客がいなかった原因なのでは?と勝手に推測したのである。
    「WEST」はメニューが豊富な今風のファストフード店的なうどん店で、「川端うどん」は昔ながらの手打ちうどん店といった感じなのだ。


    向かいの「WEST」
    実は千葉埼玉あたりにも集中して出店している。関東でも福岡うどんを食べられるのである。
    (今回福岡に行くよりずっと前に行ったことが有り。今後、記事を書く予定)


    川端うどん
    福岡県福岡市博多区上川端町9-151
    TEL:092-271-3409




    2006年08月08日

    かろのうろん@福岡市博多区(福岡のうどん)

    福岡うどん(博多うどん)に戻ります。

    福岡でうどん屋、2店目は創業明治15年という老舗、「かろのうろん」である。

    そして結論から言うと福岡でのマイベスト店だった。
    結論から言うなという気もするが、結論から言うのが好きなのだから仕方がない。

    さて「かろのうどん」、前回の川端うどんを出てアーケードをずんずん行って、アーケードが終わったその先にあった。



    派手な看板が博多らしい。



    のちに気付くが、福岡うどんの店はこのように蝋細工のうどん見本がガラスケースの中に綺麗に展示されている店が多い。これもまた福岡うどんの基本と感じた。どことなく懐かしい。



    のれんをくぐり店に入り席に着くと、テーブル上に置かれた、すり鉢に入れられた大量のネギ(青)と、同じくすり鉢に入れられた山盛りの一味唐辛子に目を引かれた。これものちに分かることだが、これらもまた福岡うどんの基本形なのだ。ネギ、辛子入れ放題。
    考えてみると、うどんに限らず東京系の飲食店には、このような取り放題、入れ放題というシステムは無かったように思う。

    そして頼んだうどんが、これもまたまたのちに気付かされるのだが、福岡うどんの超基本形、ごぼう天うどんである。自分は福岡にやってくるまでは、福岡うどんの基本は「ごぼう天」ではなく「丸天」だと考えていたのだ。しかし、これは自分の見たところ誤りである。のちに行くうどん店では、周りの客は十中八九ごぼう天(ゴボテンと呼ばれていた)を頼んでいたのだ。

    そしてうどん。



    あぁ、ぶれてます。
    ベスト店だなどと言っておきながら肝心の写真がいまいちだ。
    もやもやっとしていて良く分からないが、ごぼう天は薄くスライスしたゴボウをかき揚げにしたものだった。
    そしてこのゴボテンがさくさくで絶妙に旨い。
    なるほどー、ごぼう天とはかくも旨いものかと、不肖、初めて知ったのである。
    そしてこののち、他の店でもごぼう天うどんばかり食べまくる訳だが、ごぼう天とは「薄切りスライスかき揚げ」形式が一般というわけでは無いと言うことを知り、ゴボテンならびに福岡うどんの奥深さを知ることになっていくのだ。

    ところで肝心要のうどんだが、丸くて太くて、もにもにと優しい食感で、まさに自分が思い描いていた福岡うどんそのものだった。実に旨い。讃岐の「がもううどん」を思い起こさせた。柔らかいのにコシがある(もにもに)

    うどん良し、ゴボテン良し。そして汁も旨い。
    さっぱり出汁は、昆布の出汁らしい。ふと見ると大鍋にだしがらの羅臼昆布がどーんと入っていて、持ち帰り自由です、何て書いてある。だしがら大好きー、なのだが持ち帰る術もないので仕方なく昆布には手を付けずに店を後にするのでした。


    かろのうろん
    TEL:092-291-6465
    福岡県福岡市博多区上川端町2-1




    2006年09月06日

    因幡うどん 本店@福岡市(福岡のうどん)

    福岡うどん、その3(実はまだまだある。。)



    因幡うどん本店は、ビルが立ち並ぶ一角の、そのうちの1つのビルの地下にあった。老舗と聞いていたのでちょっと意外であった。



    扉を開け、空いている席に着こうとすると、店員に呼び止められる。
    先に盆を取って順に進み、その先のカウンターでうどんを注文するとのこと。
    ほほう。
    さらに途中の棚には様々なおかず(オプション)類が皿に載っている。
    まるで讃岐の大衆セルフの店そのものだ。
    これはかなりの意外であった。
    はたしてこのスタイルが、讃岐うどんのセルフ店に影響を受けてのものなのか、それ以前からのオリジナルのものなのか、福岡うどん(博多うどん)初心者の自分には見当も付かない。
    どなたか福岡うどん事情通な方いたら、教えてもらえないでしょうか?

    さて、ともかくも、そんなおかず類はいっさいスルーして、カウンターにて「ごぼう天うどん」を注文。「かろのうろん」ですっかりゴボ天に魅了されてしまっているのだ。



    出てきたごぼ天うどんを見て、さらに意表を付かれた。
    「かろのうろん」のごぼ天のような、薄切りのゴボウをかき揚げにしたのが、福岡のごぼう天の標準だと思いこんでしまっていたのだ。
    ところが「因幡うどん」のごぼう天は「かろのうろん」のそれとはまるで異なるものであった。
    写真の通り、ゴボウをざくっと斜めに切ったものが天ぷらになっていたのだ。
    さくさくっという感じで食べるのではなく、ごぼうそのものをガシッと食べる感じの天ぷらだった。うーむ。福岡博多うどん、まったく一筋縄ではいかなそうだ。

    さて肝心の味であるが、おいしい。
    店の雰囲気がチェーン店のそれっぽいので、どうも味もマイナスに感じてしまうが、太い断面の柔らかい食感のうどんは、やはり自分のイメージにある福岡うどんのそれであった。
    際だつ特徴は無いが、福岡うどんはコレである、と言う感じのするうどんでありました。



    一味と七味が皿に盛られている。
    一味を入れるのが福岡風(広く西日本風と言うべきか)



    「これ美味しいからどうぞ」と店員のおばさんが出してくれたのが、出汁がらの昆布である。わたくし、出汁がら大好きー、昆布大好きーである。早速、昆布をうどんにわしわし入れて食す。うまい。ほっとくと全部喰ってしまいそうなので、心を鬼にして、半分くらい食べてしまったところで、こんぶを喰らうのを止めにする。



    さて、店の入り口前にはやはりうどんのショーケースがあった。
    よく見てみると・・・



    おぉー、マイフェイバリットうどん&東日本限定と思っていた「たぬきうどん」が堂々ショーケースに並んでいるではないか。
    汁(福岡では「すめ」というらしい)は白いし、ネギも青いが、かまぼこと天かすの載ったたぬきうどんは、まさしく関東で言うところの「たぬきうどん」と変わらないスタイルである。「たぬきうどん」が九州にもあるとは思っていなかったのである。
    ほほう。


    因幡うどん 本店
    福岡県福岡市中央区天神1-10-5 第2明星ビルB1F
    TEL:092-721-6051


    2006年10月05日

    牧のうどん空港店@福岡市博多区(福岡のうどん)

    すでに遠い昔の記憶になりつつある、うどん@福岡シリーズでありますが、まだ福岡うどんネタいくつも残っているのです。

    今回の「牧のうどん」、福岡ではかなり有名なうどんチェーン店らしく、ネット上には数多くの情報がある。
    固さが選べたりとか、食べてるうちにうどんが汁(福岡的には「すめ」)を吸ってしまうので追加の汁が薬缶で供されるとか、おいしいとか、まずいとか、そんな感じだ。味については地元民の間でも評価が分かれるらしい。

    さて、数ある「牧のうどん」の中から私がチョイスしたのは空港店。
    福岡空港内にあるのかと思いきや、地図で調べると、空港を出て空港沿いの道をかなり進んだ先にある。確かに目の前は空港の滑走路なのだけれども。

    さて、福岡空港の地下鉄駅に降り立った私は、他の交通手段も無いため、結構な距離を歩くことにする。
    交通手段に行き詰まると、後先考えず徒歩を選択してしまうのが自分の悪い癖である。
    案の定、空港に平行して進む道を、行けども行けども店は見えてこない。
    いい加減、歩き出した自分のお馬鹿さを反省しだした頃、ようやく店の看板が目に入った。



    ふう。
    ようやっと到着。
    駐車場が広いところを見ても、ココへは車でやってくるのが通常だと思われます。



    そして目の前は店名に偽り無し。飛行機が飛び立つココはまさに空港前。



    (店には滑走路を望める展望台が併設してあると聞いていたのだが、すっかり寄るのを忘れてしまった。。後悔)

    ともかくも、うどんを注文。
    伝票に記入式のようだ。
    確かに「軟めん・中めん・堅めん」の中から麺の固さを選択できる。
    福岡うどんは柔麺だろうという意識が強いので、躊躇無く軟めんを選択。
    そして具はごぼう天だ。すっかりごぼう天のとりこになっている。
    さて、そのうどんは?



    なるほど、たしかに汁をどんどこ吸いそうな、ほろやわらかい麺だ。
    とろけそうだ。
    しかし、この麺、自分にはとてもうまい。
    昔懐かしい、胃に優しい、うどん。そんな感じ。
    そして、ごぼう天。
    うひゃー、これまた全然コレまでとタイプの違うごぼ天だ。
    棒のゴボウを包むような衣。
    これもまたごぼう天の一形態なのか。。
    ごぼ天、多種多様である。

    そして噂の、薬缶での追加の汁。
    うどんと同時に出された。
    もちろん、ばかすか継ぎ足しながら頂く。
    すっかり西日本風のうどん出汁にもなれているので、美味しく頂ける。
    満足であった。


    牧のうどん 空港店
    福岡県福岡市博多区東平尾2-4-30
    TEL:092-621-0071





    奥の方に、例の展望台が写っている。。


    2006年11月05日

    博多駅ホームの立ち食いうどん店@博多駅ホーム(福岡のうどん)



    JR博多駅ホーム上の立ち食いうどん店である。
    東京の駅だったらこの場合間違いなく「そば」と書いてある。
    残念なことに関東では立ち食いは「立ち食いそば屋」であって、決して「立ち食いうどん屋」ではないのだ。残念なことだ。
    しかし、九州もそうだし、西日本では立ち食いは、一般に「立ち食いうどん屋」である。喜ばしいことに。
    そんな、福岡の駅うどんはどんなものなのか試してみた。



    かけうどんだが、「かしわ」が載っている。
    (「かしわ」とは鶏肉のことだ。これも西日本の言葉だ。)
    汁は白いし、ネギ(青ネギ)も盛り放題。辛子は七味ではなく一味唐辛子。
    味は特筆すべき点はないが、しっかり博多うどんの特徴を持っている。
    気軽に博多うどんを味わいたい場合は、博多駅ホームのうどんでもその雰囲気はつかめるだろう。

    ところで。。
    今回より、福岡のうどんの表記をこれまでの「福岡うどん」から、「博多うどん」とすることにした。深い意味はなく、博多うどんの方が語感が良いと思ったからだ。

    ところで(2)。。
    昔、タモリ倶楽部で新幹線の駅の立ち食いそば屋の汁は、どの駅から、黒い関東風の汁から、白い西日本風の汁に変わるか、というのを調べて放送していた。
    どの駅から汁が変わるか自分はすっかり忘れていたが、この時の答えがWikipediaのうどんのところに載っていた。
    それによれば、岐阜羽島までは関東の汁で、米原から西日本の白い汁に変わるとのことだ。
    大変興味深い。

    自分としてはどの地域から、立ち食いそば屋の店の看板の表記が「そば・うどん」の順から「うどん・そば」の順に変わるのかも知りたい。
    うどん大好きの自分は、立ち食いそば屋でも「うどん」しか食べたことが無かったのだが、他の客が何を食べているか観察してみると、「そば」を食べている客の方が圧倒的に多い。これが悲しい東京の立ち食いそば屋の現実である。
    ところがしかし、東京から遠く離れたここ博多の駅の立ち食いは、「そば」そのものの表記が無くなっているのだ。
    うーむ。。

    2006年12月29日

    みやけうどん@福岡市博多区(福岡のうどん)

    福岡に行ったのは7月で、その時に行ったうどん屋の記事を何度か書いたのだが、実はまだ残っている。
    川端うどんの記事を少し訂正したので、いい加減残りのうどん屋の記事を書こうかなと思いました。



    今回の「みやけうどん」はかなりの老舗店と聞いている。
    しかし、店の最寄り駅をでるとそこはコンクリートジャングルであった。 こんなところに老舗なうどん屋があるのか?



    ありました。
    立ち並ぶビルヂングから路地に入った一角にかろうじて残る古い博多の面影の残る空間。
    その中でもとりわけ「みやけうどん」は歴史を伝える建物でありました。
    のれんをくぐり、中に入ればいっそう古めかしく、心休まる雰囲気だった。



    なにはともあれ、ごぼ天うどん。
    ごぼ天しかトッピングされてないので寂しく見えるが、ネギはセルフで入れ放題である。東京のうどん屋もそうして欲しい。。

    ここのごぼう天うどんはまん丸の、かき揚げ的なごぼう天。福岡におけるごぼう天のバリエーションの豊富さに、いったいどのごぼう天が標準なのか、今でも分かりません。

    そして麺。
    これまた、これまで食べてきた博多うどんとはまるで違う食感。
    太くて丸い麺は、ものすごくモチモチ、かつ優しく柔らかい麺。
    このもちもち感は、今に思えば伊勢うどんに似ている。いったいどう打ったらこんな食感の麺になるのだろう?
    柔くて、そしてとにかくモチモチだ。麺の表面はざらっとしている。
    優しくておいしいうどんだ。しかし、福岡うどん、いったいどれが標準なうどんなのか、すっかり分からなくなってきた。

    みやけうどん
    福岡県福岡市博多区上呉服町10-24
    TEL:092-291-3453

    2006年12月30日

    うどん平@福岡市博多区(福岡のうどん)

    博多のうどん、これで持ちネタ終了。何とか今年中に終了。。



    うどん平。
    ここはかなりな人気店。 オフィスなビルに囲まれた一角にあり、客層も昼飯のサラリーマン的な人でいっぱい。というか行列が出来ている。
    行列は、福岡うどんでは初めて遭遇。並ぶの苦手だが、ここまで来たからには並ぶのも仕方がない。
    やがて席に着くことができ、注文した品はエビ天うどん。
    ここはエビ天で有名と(本屋で立ち読みした博多のグルメ本に)書いてあった。
    ここまで福岡のうどんを食べ歩いて、福岡うどんのメイントッピングはごぼう天(ゴボテン)であると確信を持っていたから、この店でもゴボテンを食べたかったが、エビ天で有名なのだから仕方がない、ここはおとなしく、エビ天うどんを注文。
    しばし待つ。
    がしかし、周囲の客の注文が何とはなく聞こえてくる。

    「エビゴボウ」
    「えびごぼう!」
    「エビごぼー」
    ・・・以下同文

    って、何だよ「エビゴボウ」って!
    10人中約10人はエビゴボウって言ってるよ?
    そんなのメニューに無いじゃんよ。
    エビ天とゴボ天合わせ技?(後にエビ天もゴボ天も乗ってるうどんであることを確認)
    つか、博多のグルメ本もそれならそうと書いとけよ。。
    。。ということで、1度しか訪れていないのに断言して私は書く。
    ここのNo.1人気メニューはエビ天単独のエビ天うどんでは決してなく、エビ天もゴボ天も食べられる「エビゴボウ」であることを。



    それにしてもここは本当に人気店のようだ。
    厨房ではひっきりなしにうどんを作り続けている。(打つ→切る→茹でる→盛りつける→最初にもどる)
    うどんマニアとしては活気のあるうどん屋を見ると実に嬉しい。



    さて肝心のエビ天うどん。
    成る程、エビ達はまるごと唐揚げにされており、彩りよく、食感よく実においしい。エビ天人気にはまったく異論はない。旨い。

    で、肝心のうどん。
    旨い。
    んがしかし、それは自分が(勝手に)博多うどんに思い描いていた、柔らかいほわっとした麺というのでなく、言うなれば今風の(あえて言えば現在の讃岐うどん風の)、しっかりコシのある、ガッツリ系の旨いうどんであった。
    今時のうどんというところか。
    それがうどん界の流れと言ってしまえば仕方のない感はある。
    現に、これまで見てきた博多うどんのどの店よりも繁盛している。

    しかし、個人的には「うどん」というものに、日本に残された数少ない「地域性」というものをしっかり感じることができ、そしてそここそに「うどん」というのものに魅力を感じているのだ。
    日本の食文化の中心的な1アイテムである「うどん」ですら、均一化する日本の文化の波の中に飲まれつつあるのだと感じ、一抹の寂しさを抱いたのは確かだ。
    (自分がほんとにそこまで「うどん」に思い入れがあるのか。単に適当なことを言ってるだけなのが真実だったり、なかったり)

    そうは言うものの、やっぱり人気にたがわず「うどん平」のうどんは旨いなぁ、などとも思いつつ、この店を最後に博多の地を後にする私でありました。


    うどん平
    福岡県福岡市博多区博多駅前3-17-10
    TEL:092-431-9703

    2007年04月23日

    大福うどん@福岡市博多区(福岡のうどん)

    気付いたらば4月も終わりかけ。
    前回の更新から1月近くも経っていて、あわてて更新。

    博多のうどんをすっかり好きになっている。
    博多のうどんの特徴は、麺がふわっと柔らかい。汁(西日本:出汁(福岡:すめ))は、どこまでも薄色透明。新鮮な青ネギ(入れ放題)。そして何より、ごぼう天(ごぼてん)。

    ともかく、ごぼう天が入るとすっかり博多のうどんという感じがする。
    ごぼう天をうどんに入れる発祥が博多なのかどうか分からないが、博多周辺の九州各県、あるいは恐らく山口県あたりまで、ごぼう天はうどんに入れる最もポピュラーな具。
    一般には丸天も博多うどんの主要で特徴的な具とされ、確かにどのうどん屋にもメニューにあるが、注文している人を一度も見たことがない。逆に、ごぼう天を注文しない人を見かけないくらい、ゴボ天は一般的だ。

    しかし、自分が博多うどんを好きになっている理由はごぼう天ではなく、むしろ、コシが無いと表される、柔らかい麺にある。表面がぬめっと優しく柔らかく、芯のところでいわゆるコシを感じる。柔らかいとは言っても、東京における立ち食いそば店でのソフト麺的食感とはまったく別物である。
    (実のところ、博多うどんだけが特別なのではなく、少なくとも佐賀、大分あたりまでのうどんの特徴は、博多のうどんと同一であることを確認している)



    そんな博多うどんの特徴を手軽に感じることができるのが、今回の大福うどん(手軽とは言っても、東京から九州に行くこと自体が全く手軽では無いのだが。。)。
    博多駅の地下街にある。(以前は2店あったが、博多駅再開発の影響で、現在地下街では1店舗のみ営業している。ところで天神にはうどんすきで有名な別の大福うどんが存在するようだが、この店は今回の店と関係があるのでしょうか??)

    博多うどんが初めてなら、悪いことは言わないから、ともかくごぼう天うどんを注文すべき。福岡(および九州各県)のうどんはごぼう天がないと始まらない。



    ここまで来ると、東京のうどんとはまるで別の食べ物である。
    特に汁の色、ネギの色は全く正反対。
    こういううどんを初めて食べる関東東北人には、黒くないつゆは全く物足りなく感じるし、緑色のネギに至っては、ケチって葉っぱまで入れるんじゃねーと発狂せんばかりである。

    しかし、食べ慣れてくると、このうどんというのが実に良く分かってくる。
    そして、うどんが柔らかいのは、九州で採れる小麦の性質によるものである。今回詳しくは述べないが、日本の各地でのうどんの食味食感の違いは、その土地その土地で採れる小麦の違いに寄るところが大きい。おそらくは、水の性質の違いも大きいと思う。
    汁の色、ネギの色の違いも同様に背景があるはずだ。

    大福うどんのうどんであるが、博多のうどんの最大の特徴であると言って良い、ふわっと柔らかく、しかし芯にはコシのある麺を今も伝えている。(今思うと、確かに美味しかったのだが、「かろのうろん」の、かしっとしてしっかりした食感のあるうどんは、博多のうどんでは全くない。博多うどん的であるとした「かろのうろん」の記事について訂正をさせて頂きたい)
    時間帯によって、入れ放題だったり最初から入っていたりするが、シャキシャキとした緑色のネギは、薄味薄色のすめ(汁)と、柔らかコシのうどんに実に良くあう。
    博多駅地下街の大福うどんは、博多うどん(ひいては九州のうどん)とは何ぞや?という問いに、実に手軽に答えを得ることの出来るうどん店である。(と思いました)


    大福うどん
    福岡県福岡市博多区博多駅中央街1-1
    TEL:092-441-6628




    夜には居酒屋になるようだ。


    2008年06月11日

    立花うどん@久留米市(福岡のうどん)

    んー、いつまで経っても忙しくなくならん。
    忙しさを理由に色々なことをサボっていると何も進まないので、(仕方なく)この程度の忙しさがデフォルトと思うことにした。
    ということでいつか落ち着いた頃にやろうと考えていた、たまりにたまったうどんネタを順不同で放出していくことにする。

    では。。

    福岡のうどんを、博多うどんとジャンルづけてしまったことに今さらながらに後悔。
    やはり、福岡のうどんについては今後博多うどんというジャンル分けでなく、福岡のうどんというジャンル分けで行こうと思う。
    そう思わせるに十分たる静かなインパクトのある、福岡県は久留米市の立花うどんだった。
    立花うどん、今のところ九州のうどんとしてかなり最強レベルに旨かったです。
    (純然な最強は今は無き「せきやうどん」だが。。返す返すも残念。。)

    福岡のうどんで私が参考にしているのは、「福岡うどんDB別館」さんだ。
    そちらで大絶賛だったこの店。「ラピュタはほんとにあったんだ」とまで書かれている。
    行かねば。



    行ってみた。
    久留米インターからすぐそばのこの店。
    しかし私の足は電車だ。旅行カバンを抱え、久留米大学前という駅から歩いた。さほど遠くはない。
    着いたこの店はかなりの台数が止めれる大きな駐車場を持つ大店舗。



    店内も広く、沢山の女性従業員は明るく元気で好感が持てる。
    広い店内はしかし、年数を感じられる昭和的な雰囲気。
    昼時を過ぎているがお客さんは一杯で人気の程が伺える。
    注文の品は当の然「ごぼ天