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路麺

  • かしやま@田端(路麺)     2007年08月22日
  • そばよし@日本橋(路麺)     2008年08月06日
  • かめや@新宿(路麺)     2010年06月02日
  • 狭山そば所沢店@所沢駅(路麺)     2010年06月30日
  • 二葉@秋葉原(路麺)     2010年09月30日


  • 2007年08月22日

    かしやま@田端(路麺)

    最近は立ち食いそば屋を積極的に探訪している。
    このところ休日に遠出する余裕がないのも理由の1つではある。
    しかし、立ち食いそば屋のうどんは東京におけるうどんの最もポピュラーな形態の1つである。
    そんな立ち食いそば屋のうどんを改めて探っていきたいと思ったことが、もっともな理由である。

    うどんを食べるのに立ち食い「そば」屋と言うのは不本意であるが、仕方がない。
    蕎麦を粋とし、うどんを野暮とした江戸っ子の罪は重い。



    田端の「かしやま」
    駅を出るといきなりオーバーパスの車道に出る。
    オーバーパスの橋桁のそばに店があって、何とも店に行くのに迷った。なかなか分かりづらい場所にあります。



    何頼んだんだっけ?春菊天うどんかな?
    蕎麦と同様、自家製といううどんを食す。

    ははぁー、成る程。
    茹で置きではあったが、しっかりとした小麦粉の歯ごたえ、味、香り。
    一般の立ち食いそば屋のうどんとは確かに一線を画すうどん。
    あじさいなんか糞食らえだ。

    汁がまた、実に醤油が濃厚。しかし出汁も効いている。
    なんだかんだ言っても、自分は関東の濃口醤油たっぷりの汁に回帰する。
    醤油を味わいたいのだよ、醤油を。

    さらには天ぷらもしっかり旨い。

    「かしやま」のうどんは決して洗練されたうどんではない。
    そもそも関東のうどんに洗練、などという言葉は全く似合わないのである。
    しかも立ち食いのうどんというのは、それで全く構わないのである。
    タピオカデンプンとか入れて、不自然につるつるシコシコしたうどん何かより、素朴なうどんがやっぱり飽きずに旨い。
    純粋で正統的な東京のうどんを立ち食いで食べられる、今や稀少な良店であった。
    立ち食いの良店を駆逐しているのは、言わずと知れた「あじさい」である。「あじさい」の批判はいくら言っても言い足りない。

    かしやま
    東京都北区東田端1-17-20
    TEL:03-3810-6554




    田端のこっち側の駅舎はとても都心の駅とは思えんなぁ。

    2008年08月06日

    そばよし@日本橋(路麺)



    ♪お江戸日本橋、七つ立ち〜、初のぼり〜

    ということで、日本橋。



    土日休の店は、なんとかの機会を見つけてやってこないとやって来れないのですね。



    鰹節問屋直営店とのことで、ネットでの評判も良い。
    ところで、その世界では立ち食いそば屋のことを「路麺」と言うようですね。
    誰が言い始めたのかな?
    正直、語感はあまり好きではないのですが、便利な言葉でもあるので今後私も「路麺」で。

    無難に注文の品はかき揚げうどん。



    おかかごはん、旨そうですが今回はうどんだけ。



    うどんは「きしめん」とのこと。

    食す。
    旨い。

    やっぱり汁が格段に旨い。
    麺はシコシコつるつるしている。が、麺同士くっついたりもしている。麺は特にどうということもない。
    それでも鰹出汁の異常に効いた汁が麺に良く馴染む。
    かき揚げもなかなかサクサクしてるし、油もくどくない。
    猛暑の中あったかいうどんを食べたが、汁はほどよい熱さでおいしく食べれた。
    あぁやっぱり、なんだかんだ言って時折立ち食いのうどんが食べたくなる。
    JRの駅そばは、あじさいなどNREにやられてしまってどうにもならない。そんな中、この店のような良店はずっと残ってて欲しいのです。



    冷やかけが気になります。ぶっかけではなく、讃岐うどん(宮武系)でいうところのひやひや(冷やかけ)なのでしょうか?
    機会あったら確かめたいです。


    そばよし
    東京都中央区日本橋本町1-1-7
    TEL:03-3241-0884


    そして今回はまだ続く。むしろこっちが目的で日本橋くんだりまで。。



    日本橋うさぎや本店。
    ビルの一角にぽつねんと小さな店が存在しました。
    ここ日本橋うさぎや本店も土日休である。サラリーマンに優しくないのである。
    念願叶ってやってまいりました。



    買いました。食べました。旨かったです。
    前に上野うさぎや、やりました。
    上野と日本橋とどちらが好きかと問われれば、私は結果、上野の方が好きです。
    皮がふわふわしてて、あんこがとろとろしてて旨いというのは共通です。
    あとは好みの範疇。
    日本橋の方が皮がよりふわふわしてます。あんこは日本橋の方がとろみが抑えられ、粒の粒感あります。
    私が上野の方が好きな理由は、皮は少ししっかり、あんこはどこまでもとろとろ、の上野店の方が好みだったからです。
    いずれにしても異常に旨いどら焼きであります。

    ではまた、ごきげんよう


    2010年06月02日

    かめや@新宿(路麺)

    うどん原体験として武蔵野うどんを持っている人が素直に羨ましかったりするのであるが、じゃあそんな自分のうどん原体験は何かというと、そのへんの大衆的蕎麦屋のたぬきうどんであったり、そこらの立ち食いでのたぬきうどんであったりする。とにかくたぬきうどんが子供の頃から好きだった。そしてそれは今も相変わらずである。(蕎麦屋でも立ち食いでもそばは食べなかったなぁ。。)

    だから全国いろいろなうどんを知った今でも、時折そこらの立ち食いでうどんを食べる。だけども一部の立ち食いチェーンは明らかに昔食べてた立ち食いでのうどんのそれとは違う。それはそれで悪くないこともあるし、あるいは明らかに悪いこともあるが今回はそれらについては述べない。
    で、どんなのが自分にとってしっくりくる立ち食いうどんかというと、このかのやのような立ち食いうどんなのかなと思う。



    ていうか、立ち食いじゃなくて椅子があるよね。。
    (であるから、最近は路麺という言い方をするのだろうけど)





    新宿大ガードそばの、戦後の闇市の景色を未だに残すしょんべん横丁思い出横丁の中にある。



    そばを食べる人のほうが圧倒的に多いが、自分はあくまでうどんである。それも大抵はたぬきうどんである。なんでか好きなんだなぁ。。
    で、どんなのが自分にとってしっくりくる正しい原うどんかというと、うどんの麺は少しぽそぽそしている感じ。多少ふやけた感じでよい。その方が汁が良く絡む。つるつるはだめ。冷凍麺は時に旨いが飽きるんだな、自分には。絡まれるほうの汁も大事だと思うが、それなりでさえあれば実は麺より大事ではなかったり。とはいえかつおのだしがぷんぷんしていればとても良い。しょうゆの汁はどす黒い方がとても良い。かめやの汁は色はちょっと薄めだからもっとしょうゆが利いてるほうが好みではある。

    いずれにしてもかめやのうどんは自分の原うどんにしっくりくるので、そして良くここを通るので時折食する。しかし人気であるので席につけず立って待ってる人がいることがよくある。正直自分の立ち食いうどん熱はそこまでではない。並んで待って立ち食いを食べるくらいなら他を探す。でも残念な気持ちになる。食べたくなったときに食せないとなんとももどかしい。立ち食いのうどん、蕎麦屋のうどんは自分の原うどんなのである。


    かめや
    東京都新宿区西新宿1-2-10
    TEL:03-3344-3820


    2010年06月30日

    狭山そば所沢店@所沢駅(路麺)

    会社帰りに東村山へ「とき」に行ってみるも、玉切れ終了。「とき」に振られたのはいったい何度目だろう。8時過ぎてもやってるときもあるが、7時そこそこで閉まってるときも多い。んー。
    こんなときはとぼとぼ帰るか、何にしろ腹が減っているので東村山駅構内の狭山そばでたぬきうどんを食べるかする。
    立ち食いかよ、と言うなかれ。時折ここに書くように、私のうどん暦はそもそもが立ち食いなうどんが出発点のひとつである。最近は冷凍麺だったり、関西風の汁だったり、あじさいだったりの、古きよき立ち食いとは異なる立ち食い屋も多い中で、狭山そばは昔ながらの立ち食いな良店であるのである(個人的に。。)
    本来は拝島の狭山そばが行きつけであったのだが、駅舎改修とともに閉店となってしまった。西武線の駅そばである狭山そばは拝島駅以外の各駅店舗もかなり閉店しているらしい。この辺、ウィキペディアが詳しい。



    前置きが長くなったが、この日はふと思い立ち、東村山の狭山そばではなく更にひと駅電車に乗って所沢へ。所沢駅内にも狭山そばがある。そしてここの狭山そばはいつも人だかりがある。人だかっているのは以前より知っていたが、食したことはなかった。東村山の狭山そばも悪くないが、記憶にある拝島の狭山そばと比べるとやや不満があった。そんなわけで、この日はふと思い立ち所沢の狭山そばまでわざわざ行ってみたのだ。(写真は駅の外に出ているが、店は駅構内であるので改札を出る必要はない)





    そしてこの日もごらんの混雑ぶり。店のカウンターに入りきれてない。カウンターをはずれ、丼を宙に手に持ち、うどんかそばを食してるサラリーマンなどたち。まったく人気だ。



    そして私は例によってたぬきうどんだ。たぬきうどん大好き…

    あぁ、そしてなるほどこれは旨い。
    汁は少し甘めでしょうゆの濃い黒い汁。昔ながらな味で旨い。
    けれどもうどんの麺。かなり好み。
    表面が少し荒れて適度にがさつ。つるつる過ぎる上品な麺は関東の黒い汁にはあまりあわないと思う。がさつで野暮な麺が関東うどんに良く似合う。そして適度にもっちりして、適度に密度が濃いしっかりしている。噛み応えも感じられる。麺で言ったら思い出の拝島狭山そばよりもむしろ良いほど。なるほどー。
    例によって立ち食いの客たちはうどんよりもそば目当てな人のほうが多いんだろう。そばもきっと立ち食いのツボを心得た麺なのだろう。人気の理由が良く分かった。これからも機会があればここでうどんを食そう、そう 思ったのでした。


    狭山そば所沢店
    埼玉県所沢市日吉町1-11(所沢駅構内)
    TEL:04-2925-8552


    2010年09月30日

    二葉@秋葉原(路麺)

    立ち食い蕎麦、今風な言い方だと路麺。
    路麺マニアはそこそこ人口が多いようで、ネット上にもなかなか情報が溢れている。
    しかしその多くは蕎麦に対してのもので(立ち食い蕎麦だから当たり前なのか。。)、路麺でのうどんに対する情報は多くはない。蕎麦で評判の良い路麺店でもうどんについてはそうでもない店も多いからむずかしい。



    やって来ましたのは秋葉原の二葉。秋葉原とは言っても昭和通りの向こうなので、電気街な場所ではない。二葉はそんな場所で老舗の風格を漂わせている。

    路麺店は土日祝休みの店が多い。主にその地域のサラリーマンを相手にしているからだろう。ここ二葉も土日祝休。平日仕事でよそ者な身分では訪れるのに敷居が高い(まぁ、本来路麺店とは生活範囲外のものがわざわざ足を運んで食べに来るものではないのだろう)

    立ち食いとしては一般的な品が並ぶメニューの中で目を引くのは、種々の天ぷら。中でも貝柱の掻き揚げとあさりの掻き揚げ。江戸前な雰囲気がまた良い。どっちも食べたいがどっちも食べるのはさすがにやりすぎか。ここはひとつに絞る。あさりの掻き揚げ。もちろんうどんで。



    さてさてこれは見るからに旨そう。
    力強い太麺。たっぷり。黒々とした汁。掻き揚げも分厚い。あさりもしっかりごろごろしている。
    食す
    間違いない。旨い。
    数少ない(?)路麺うどんマニアな方に自信を持ってお勧めできる。
    肝心なうどんの麺は間違いない。やさしく小麦粉が詰まった関東麺。食べ応え十分。
    見るからに濃厚な汁は食べても濃厚、出汁もしっかり効いている。文句なし。
    あさりの掻き揚げは、これは実に素晴らしい。あさりは一つ一つがぷりぷりふっくらしており、しかも大きく、数も多い。噛めば新鮮な浜の香り。
    いやー、旨いねぇ。都心のリーマンに憧れるねぇ、羨ましいねぇ(ただし飯について。満員電車は嫌)。

    かなり衝撃的に旨い立ち食いうどんなのでした。
    そんなひと月ぶりのレポートでした。
    ではまた。


    二葉
    東京都千代田区神田和泉町1-4-6