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  • 2005年11月23日

    讃岐うどん

    讃岐うどんがうどん界の中で、もっとも知られたうどんであることに異論は無いかと思います。
    しかし、Eg-Blog本店で最初にうどんの記事を書いてから半年以上が経ったが、その間一度も讃岐うどんについて触れなかった。
    いい加減やるべきだろうと(まあ別に自分以外の人にとってはどうでもいいことなのだが)そう思っているわけです。
    ということで、讃岐うどんです。

    うどんに詳しくない人のために、簡単に説明しますと讃岐うどんは香川県のうどんです。四国全体のものと思っている人も多いですが、そうじゃないです。四国は4県それぞれ文化が違うみたいです。さらに言うと香川県は四国の右上の県で、日本で一番面積の小さい県です。
    讃岐うどんそのものについては、ぼちぼち考察していく所存です。

    本当は本場の讃岐うどんを食べておいてから、色々書くべきだとは思うのですが、実はうどん(マイ)ブームが起きる前、2003年1月に一度香川を訪れて、数件食べ歩いたのみです。
    食べ歩いてるならいいじゃん、とはいかず、その時はあまり調べもせずに高松市内の店に、行き当たりばったりで入っただけなので、現在、讃岐うどんの代名詞的存在になっている穴場店には行っていないのです。今にしてみると、本場の讃岐うどんをちゃんと食べたうちには入らないと思うのです。

    ということで、しばらくの間ココで語る讃岐うどんとは、東京やその近県での讃岐うどん店についてであります。

    以上、讃岐うどんの前書きでした。



    高松駅。
    OSHAREだ。

    2005年11月25日

    綾@川崎市(讃岐うどん)



    讃岐うどんをやるとは言ったものの、何からやるべきか。
    少し悩んだが、やはりおいしかった店からか。
    そうするとまず今回の「綾」になります。しかしここは超人気店なので今さら、うどん新参者の自分が書くことも少ないのです。

    簡単に言うと、ここの主人は香川の有名店「あたりや」で修行をされたとのことです(うどん本とか他ページからの情報です)
    有名店はやはり、大将が香川で修行した人とか、香川出身の人とか、そういう所が多いです。

    さて、そんなこんなな情報を手に、ある朝一番、車で出掛けました。10:30〜という、比較的早めな開店時間です。人気店であり行列も出来たりするらしく、並ぶの嫌い人間な自分は開店時を狙って出発したわけです。まあ、東京の讃岐うどんブームは一段落していて、どんな有名うどん店でも昼前に行けば余裕で入れていた。ここもそうだろうと、軽く考えていた。

    東京から川崎は結構近い。東名高速を降りて、やたらに広い道をふんふふんと鼻歌交じりで進んでいると、店はもう近くだった。
    辺りはまったく商店街とかそういう雰囲気ではないが、右手にそれらしき店が見えてきた。のれんは下がっていない。ちょっと早すぎたか。。ん?店は開いていない。が、なにやら人だかりが出来ている。やな予感。
    さらに近づく。
    間違いない。開店待ちで並んでるー。ちょっと「綾」を、そして「讃岐うどん」を舐めていた。

    がっくし。
    うどんは喰いたし、並ぶのやだし。
    しかしながら、川崎までやって来ていまさら引き返すわけにもいかないのだ。
    仕方ない、並ぶか。というか、駐車場はない。
    駅前でも商店街でもなんでもないので、駐車場などある気配もないのだ。
    数分後、店の前へ。(まあ、駐車は何とでもなるのだ)

    自分が着いた頃には開店していた。しかし、店の前には数組の行列が残っていた。
    店内をちらっと覗くとぎっちりうどんマニア達がカウンターに座っていた。うどん屋に開店前から並ぶ人達なんて、うどんマニアに違いないのだ。自分は間違いなくマニアなのだ。

    なかなか店に入れないので、ぼーっとしながら写真を撮ったり。



    3〜40分後、ようやく店に入れたです。。

    天ぷらやいなり寿司がガラスケースに並んでいます。本場讃岐うどん店に良くあるパターンです(ほぼ本の知識)。自分で好きなのを皿に取って、後で自己申告でお金を払うパターンです。半セルフですな。麺を自分でゆがいたりするような本式のセルフな店は、関東にはほぼ無いです。
    で、ひやひや(冷たい麺に冷たいかけ汁)を注文。
    しばし待つ。
    うどん出てくる。



    いやはや、けっこうな時間並ばされて少々コノヤローな気分だったのですが、さすがにうまーそうですな。食べる。実際うまーかたです。
    こののちも色々な讃岐うどん店で食べましたが、「綾」が一番良かったですな。ちょっと硬めな麺で、出汁がほどよく効いた汁とのバランスが良い。ガツンと主張するようなうどんではなく、何というか、うんうまい。そんなうどんでした。



    神奈川県川崎市宮前区犬蔵1-9-21
    TEL:044-976-5433


    p.s.近くに竹林があったりして。



    2005年11月26日

    すみた@十条(讃岐うどん)

    「綾」に続いて「すみた」となると、関東讃岐うどんマニアからしたら、このミーハーめ!なんて思われるかも知れない。JR十条駅と東十条駅の中間にある「すみた」も有名店かつ人気店なのだ。
    さてさて、カーナビに言われるがまま十条へ車を進めると、やがてほそい路地へ。そして商店街に続いた。



    だー、狭い。
    これはヨソ者が車で入り込んでは行けない道だ。
    今さら後には進めないので、朝からたくさんの人が往来する商店街を車でしずしず進む。
    商店街に入ってすぐ左手に「すみた」はあった。駐車場などもちろん無い。
    狭い道を仕方なく車を進める。やがて踏切、正面にアーケード。



    さすがにアーケードに突っ込む度胸は無いので、左に曲がるとコインパーキングがあった。ほっ。
    コインパーキングをすこし先に行くと、十条の駅前のロータリーがあった。
    なんだ、こっちから来れば広い道で問題なかったじゃないか。カーナビめ。
    気を取り直し、さっき進んだ商店街を歩いて戻って「すみた」へ。



    はてさて、実はこのとき「すみた」がそれほどまでに有名店だとは知らなかったのだ。たまたまこの日は平日に休みを取っていて、しかも朝一で行ったので、並んだりすることもなくすんなり入れた。
    開店ちょうどの時間なのに先客がいたり、席についてからもすぐ2、3人客が入ってきて、平日朝からずいぶん客が入るなー、なんてのんきに思っていた。

    はてはて、店にはいると驚いた。
    先日巨人を解雇された元木がいる!(「すみた」に行ったのはちょうどその頃だったのだ)
    早くも転職したのか!
    いやまー、店主は元木にそっくりだ。
    軽い驚きを感じつつ、店の外に張り出してあったホワイトボードに人気No.1と書いてあった、「かしわおろしぶっかけ」を注文した。
    「かしわ」というのは西日本の言葉で、鶏肉のことだ。

    うどん待つ。
    他の客はみんな、「かしわざる」を注文している。どうやらそっちの方が人気があるみたいだ。。まあいいか。

    うどん出てくる。



    写真がぶれているが、でっかい鳥の天ぷらがどーんと乗っている。
    食す。
    うん、うまい。

    麺がにょい〜んと伸びる。こんな感じの麺は初めてだ。
    言葉で伝えにくいが、とにかく、にょい〜んとしているのだ。面白うまい。かけ汁とのバランスも良い。鳥天も文句なし。
    食べに行ってみそ。うまかたです。
    カウンターにはおでんが暖められている。おでんがあるは讃岐うどんの特徴だ。

    んではままた。


    すみた
    東京都北区中十条2-5-11
    TEL:03-3905-0099

    2005年11月27日

    さぬきや@高円寺(讃岐うどん)

    東京に出てきた香川の人は、東京ではおいしいうどんが食べられないと嘆き悲しむらしい。しかし最近は若い店主が讃岐で修行して東京や近県に店を開いた、「綾」や「すみた」のような本場仕込みの讃岐うどん店もある。こうした店が本場香川の人にも通じるのか気になるところだ。

    とはいえ実は昨今の讃岐うどんブームが起こるより遙か昔から、40年以上もつづく、讃岐うどんの名店と言われる店が東京にもあることを知った。それが今回の「さぬきや@高円寺」であったり、「四国屋@鍋屋横町」なのだ。しかも今まで、まったくもって自分は知らなかったのだが、これらの店は実家(自宅)からほど近い場所にある。迂闊なうどん人生であった。以後気を付けよう。。

    さてさて、只今読書中の手元のうどん本「超麺通団(田尾和俊著)」によれば、昭和45年(1970年)頃までは香川にはうどん屋というものはほとんど無かったらしい。製麺所や食堂でのうどんが主体だったとのこと。
    これに対し、情報によると「さぬきや」は1964年開業、「四国屋」に至っては1962年開業と言うことになっている。これはどうしたことか。香川よりも先に、実は東京の、それも自分ちの近所に讃岐うどんの名店が開業していたと言うことか。
    うーむ。この辺、今後深く掘り下げて考察していきたいところである。

    んが、そんなうどん屋の歴史事情などに興味持つ人は少ないと思うので、さっさと「さぬきや」についてです。この店は高円寺の商店街ではなく、中央線南側の環七沿いにある。駅前の雑踏からはだいぶ 離れた位置にあるので、自分が気付かなかったのも無理はない(と自己弁護)



    改装したてらしいので、店はとてもきれいでオシャレだ。夜の営業のみである。
    メニューは今はやりの讃岐うどんのそれではない。かろうじて「しょうゆうどん」はあるが、釜揚げも釜玉もぶっかけも、もちろん「ひやひや」とか「あつあつ」とか、そんなのはない。なにしろ、1964年開業なのだ。そうした今風の讃岐うどんをイメージして訪れてはいけない。基本は「かけ」や「もり」だと何かの本かHPに書いてあった。(しかしそんな範疇にとどまらずかなりの創作メニューがあるのだが、その辺は他のHPにも詳しいので。。)

    てことで、写真に撮った日に食べたのは天もりうどんだ。



    付け汁にどどーんとでっかい海老天が浸かっている。このままではうどんを付けられないので、うどんの丼に移すが、インパクト大だ。
    うどん食べる。
    うまい。
    柔らかい中にもしっかりした腰がある深い食感だ。これまた最近多い硬めの麺とは一線を画す。

    他にも何度か食べに行ったが、暖かいうどんより、冷たい「もりうどん」などの方がこのうどんのおいしさが分かりやすいと思う。
    いやはや、もっと早くからこんな店があることに気が付いていれば良かった。


    さぬきや
    東京都杉並区高円寺南4-38-7
    TEL:03-3314-4488



    2005年11月29日

    四国屋@鍋屋横町(讃岐うどん)



    鍋屋横町(通称鍋横)の四国屋は前回も記したとおり創業1962年とのことだ。最近のブームで降ってわいたようなそこらの讃岐うどん店とはわけが違う。
    つってもまー、自分も店の存在を数ヶ月前に知ったわけで、偉そうなことは言えないわけだが、知ってしまえばちょっとは偉そうに言っても見たくなるわけである。

    この店も知っている人には有名な人気店で、ホームページでのインプレ記事も沢山ある。今さら自分が何をか言わんやなのだが、前述の通り東京最古級(へたすりゃ本場香川の店の中でも相当な老舗の讃岐うどん店にあたりそう)なので、行って喰ったと言っておかないと今後のうどん探訪に支障が出るてなモンです。

    (ところで記事を書くにあたり、改めて四国屋について調べていたらこんなブログ記事を見つけた。どうやら、別の四国屋が新高円寺にあるらしい。こちらの四国屋についても多少検索に引っかかってくる。住所まで載っているページはないが大体の検討は付く。これは探しに行かねば。。→で、探して行ってきた→四国屋@新高円寺(讃岐うどん))

    店に入るとまず印象的なのは、大きなコの字型のカウンターだ。20人くらい座れそうだ。それに熱気がある。お客さんも店員も大勢だ。前回の高円寺の「さぬきや」が落ち着いたオシャレな雰囲気なのに対し、「四国屋」は元気で荒々しい。静と動の好対照だ。

    さてさて頼んだうどんはイカ天うどんの大盛りだ。
    しばし待つ。
    うどん出てくる。



    でかい。
    実はこの日うどん屋2件目だったのだが、大盛りを頼んだのを少し後悔した。
    (というか、2件目なのに大盛りを頼む自分について考えるべきなのだが)

    「さぬきや」の伸びのあるコシの麺が「柔」なのに対し、「四国屋」はまさに「剛」。太くてポキポキ感のある麺はしっかり固い。しかし昨今流行の今風の讃岐うどんの固コシ系とは違う。もっと素朴な固さだ。

    うまいのう。
    実はここのうどん、現在自分にとってまた食べたくなる度No.1のうどんなのだ。
    理由は色々考えられるがなんとも説明しがたい。
    ただ、これだけは言える。
    40余年の歴史は伊達ではない、と言うことだ。


    四国屋
    東京都中野区本町4-36-3
    TEL:03-3380-4598

    2005年12月04日

    讃岐うどんの旅(1)



    というわけで(どういうわけで?)突然ですが、一泊二日で香川一人旅に行って参りました。
    目的は当然うどんです。
    思い立ったが吉日、年末年始は仕事が佳境を迎えるため、今しかないとばかりに金曜日に休みをとって、後先考えず出掛けました。しかしまあ、うどんマニアになった時点でこの日が来るのは必然だったわけです。

    2日で食べ歩いた店は全21店(+1店臨時休業)
    (アホかと思われても仕方ありません。。)

    数が多いので個別の店のレポートは今後少しずつやっていこうと思います。

    とりあえず自分の備忘録も兼ねて、行った店を時系列で列挙します。
    (讃岐うどんツアーをやる方の一助になれば幸いです)


    12月2日(金)
    (9:50 高松空港着、以降の移動はレンタカー)
     10:40 山越(かけ温、釜玉)
     10:55 池内(かけ)
     11:25 谷川米穀店(温)
     12:00 三島製麺(温、大)
     12:20 花畑(臨時休業)
     12:50 宮武(ひやひや)
     13:10 水車(しょうゆ)
     13:40 山内(ひやあつ)
     14:50 小縣家(しょうゆ)
     17:50 わら家(釜あげ)
     20:10 鶴丸(カレー)
    (21:30 坂出プラザホテル着)

    12月3日(土)
    (9:00 坂出プラザホテル発)
      9:20 彦江製麺所(かけ温)
      9:45 がもう(かけ温)
     10:10 たむら(かけ)
     10:40 なかむら(かけ冷温)
     11:00 中村(釜玉)
     11:30 上原製麺所(かけ)
     11:45 日の出製麺所(かけ冷)
     12:10 兵郷(かけ温)
     12:40 とらや(明うどん)
     16:00 おか泉(ぶっかけ)
     17:00 長田in香の香(釜あげ)
    (18:00 高松空港着〜帰路)


    硬軟織り交ぜたなかなかの選択かと。。(笑)
    (ちなみに行列らしい行列が出来ていたのは、日の出製麺所と兵郷だけでした。参考まで)

    2005年12月06日

    山越@綾上町(讃岐うどん)

    ちょっとの隙を見つけて記事を書かないと、1泊2日香川うどん一人旅、全21件+1の店舗記事はいつまでも終わらない(>_<)
    自業自得である。。

    てことで、山越。
    この超絶有名店が今回の、記念すべき讃岐うどん巡り第1店目だ。

    理由1)空港から近い
    理由2)超絶有名店である
    理由3)行列の恐れがあるため早めに行っておきたい

    以上の理由より、1店目にここをチョイスした。
    とにもかくにも、讃岐うどんをちょっと知れば、確実にこの店の名は出てくる。
    今では讃岐うどんのメニューの代表格にすらなっている「釜玉※」発祥の店として、特に知られている。発祥とは行っても店の考案ではなく、客がそうやって食べたい!と(ワガママ)言って食べたのがはじまりらしいが。

    そんなわけで超絶有名店なのであるが、今回の旅路は12月初頭、しかも平日、さらには午前10時40分ということで、さしもの山越も行列は出来ていなかった。行列嫌いの私の緻密な計算が見事に当たり、してやったりとほくそ笑む(←ただし一人で。。)



    さて、のれんをくぐり記念すべき第一歩を踏み入れる。
    頼んだ品はかけうどん。
    釜玉じゃないんかい!

    理由1)釜玉はうまいが、「かけ」じゃなきゃ出汁が味わえない。
    理由2)つーか、寒かった。

    以上の理由より、記念すべき第一杯はかけうどんだ。
    丼にうどん玉を入れてもらい先に進み、(チョイスする人は天ぷらなどを取り、)先のレジで支払いをする。この辺慣れていないと戸惑うかも知れないが、最近は都内にもはなまるうどんなどセルフ式の讃岐うどん店も多いので、これらの店で慣れておけば香川へ行っても極端に戸惑うことは無いだろう。(当然本場香川の方がセルフ度は高いが)

    金を支払った段階ではうどんにはまだ出汁(←一般に香川など西日本では汁のことをダシと呼ぶ)がかかっていない。更に先に進んだところにあるタンクから自分でダシを注ぐ(←香川でスタンダードなこのやり方は、新宿の東京麺通団で慣れておくと良い)

    はい完成。(あれ、ネギはドコで入れたんだっけ?レジの前だったかな?)



    かけうどんだ。
    喰らう。
    旨い。
    固すぎないもっちりとした食感。確かに方々で香川県人に言われている固いだけの東京の讃岐うどんとは違う。出汁もすっきり旨い。
    正直、感動でひっくり返るほどではないが、さすが本場有名店、と言う感じの味です。

    さて、食べ終わると所定の場所で、汁が残っていれば汁を捨てて、丼を返して、割り箸を捨てて。この辺が香川のセルフたるゆえんだ。

    さてさて、店を出て道を戻り、のれんをくぐり、釜玉を注文する。って結局喰うんかい!!
    そりゃーねー、やっぱり発祥の地で釜玉喰わないと。
    はい、今度は釜玉。出汁タンクの隣に置いてあるペットボトルに入った釜玉用つゆをかけて食す。



    まいうー。
    まー、やはりひっくり返るほどではないが、ともかく山越行ったら釜玉喰わないと。
    (のちに中村の釜玉でひっくり返る)

    今度は本当に店を出て、駐車場に戻る。
    縁側の様な所にも席がある。ほのぼの系だ。



    ところが、山越で一番驚いたのはコレだ。



    店の奥に広大なオープンスペースがあった。混雑時にはここが一杯になるのだろう。
    写真では伝わりにくいのだが、このスペースは本当に広い。最盛期の混雑が目に浮かぶ。恐るべし。


    山越
    香川県綾歌郡綾上町羽床上602-2
    TEL:087-878-0420


    ※釜玉:釜あげ卵の略。丼に卵を溶いておき、そこへ釜からあげたうどんの湯を切り、水で締めずにそのまま丼に入れて卵とあえて醤油や出汁をかけて食べる。卵がスクランブルエッグ状になって旨い。

    2005年12月08日

    池内@綾上町(讃岐うどん)

    ふたたび、香川de讃岐うどん。
    山越を後にした私が、次に向かったのは池内。山越からほど近い。
    が、この店なんとも見つけづらい。見通しの良い直線道路沿いにあり場所的には分かりやすいのだが、見つけづらい。
    なんでか。
    というのも下の写真の通り、民家な建物にうどんの看板が立てかけてあるだけなのだ。



    事前に情報をインプットしてきたにもかかわらず、最初は通り過ぎてしまった。道を戻ってやっと見つけました。行かれる方は、くれぐれもこの写真の建物を良く覚えておくように。。

    が、覚えておかなければいけないのは建物だけではない。
    それは、入り口だ。
    どっから入ると思う?
    扉がいくつか見えるから、そのどれかだと思うだろうけど、実際はココです。↓

    051208ikeuchi-2.jpg

    はい。これも事前に知らなければ絶対分かりませーん。
    建物のすき間が入り口でしたー。
    分かっていても入るのに勇気がいるが、讃岐ではこれはまだまだ序の口の方なのだ(今後の記事参照)
    ここは、えいやっとばかりにすき間に突入してください。

    店に着いたのは平日の午前11時前。先客はいなかったです。かろうじてテーブルは置いてあるが、いわゆるうどん店の風体では全くありません。(そもそも製麺が主体なのだ)



    閉まったアルミサッシの向こうに厨房、というか製麺所。おばちゃん達がせっせとうどんを作っている。再び勇気を出してアルミサッシをオモムロに開けて、「うどんくださいぃ」と頼みました。
    ラーメンどんぶりにうどん玉を入れてダシをぶっかけてくれます。



    もっちりとした麺。なんとも素朴な感じでうまーです。
    食べ終わり、再びサッシを開けて、丼はどこへ返すの?おばちゃんに聞いて、流しに丼を返して、100円だか150円だかそんくらいのお金を払って、ごちそうさまであります。安っ。

    さてこの店、鯉がいる池があることで有名です。
    塀の向こうをぐっとのぞいてみたらば、ありましたよ、池。地元の常連はうどんの切れ端を箸で池に投げ入れて鯉にやるそうです。




    池内
    香川県綾歌郡綾上町牛川470
    TEL:087-878-0139

    2005年12月18日

    谷川米穀店@琴南町(讃岐うどん)

    さてさて、香川に戻りまして。。
    (注※デジカメを車の中に置いたまま店に行ってしまい携帯電話で撮影したので、写真の画質が悪いです)

    振り返れば山。
    見下ろせば川。



    池内を出て車を走らせること30分あまり、ここは谷川米穀店。
    山の中というロケーション、さらには「米穀店=米屋」でうどんを食べられるという香川でしかあり得ないシチュエーション。これこそまさに、今に至る讃岐うどんブームのきっかけとなった穴場的讃岐うどん店の代表格。



    そんなわけで、ネット上にはこの店のインプレ記事は数限りなく存在している。どのページを見ても谷川(土器川)沿いの店の前から延々続く行列の写真が載っている。谷川米穀店は香川県における観光名所なのだ。香川に「はとバス」があれば必ずやコースに組み入れられるでしょう。
    とにかく行列は回避したい自分。時は12月の平日午前11時半、無事に並ばず店に入れました。とは言っても店内のカウンターでは数組注文待ちをしていて、中はやはり賑わっておりました。

    ここはダシ(東京で言うところの「つゆ」または「汁」)はありません。ゆでたうどんを丼にもらい(温・冷は選べる)しょう油をかけて食べる、いわゆる「しょう油うどん」のみです。
    なにせここは「米穀店」。うどんが本業だったわけではないのです。



    珍しいのは、しょう油の他に「酢」が置いてあることです。意外な感じがするが、これがうどんに良く合う。さらに面白いのが青唐辛子を漬けたものが薬味としてあるところだ(吉田うどんの「きよちゃんうどん」にもあった)。丼のうどん玉に、しょう油や酢やネギやら唐辛子やらを各自好みで入れたりかけたりして、割り箸でがーっと混ぜたりして食べると、これは旨ーい。
    (唐辛子が特に旨かった)。

    簡単ではありますが、今回はこの辺で失礼致します。ではまた。


    谷川米穀店
    香川県仲多度郡琴南町川東1490
    TEL:0877-84-2409

    2005年12月21日

    三島製麺@琴南町(讃岐うどん)

    さて香川。

    谷川米穀店を出て向かった先は、道を戻って少し行った場所にある三島製麺。
    正直、いきなりディープです。
    正直、行くまでこれ程ディープな所とは思っていなかたです。
    もし行こうと思う人がいたら、それなりの心構えで行くように。

    一般的な認識からすれば、これまでに紹介した「山越」「池内」「谷川米穀店」も十分ディープな店なのだ。しかし武蔵野うどんや吉田うどんのディープチックな店達をさんざん食べ歩いた末の讃岐なので、前述の店達は「ちょっとディープだなー」くらいで案外余裕しゃくしゃくであったのだ(「池内」は結構キテるか。。)
    ところが今回の讃岐うどん(一人)ツアーで、店の入り口まで来て扉を開けるのをためらった店が2軒ある。
    ここ「三島製麺」は、そのうちの一軒であったのだ(もう一軒はどこでしょー?)

    何でか?
    「三島製麺」については、店の前まで来てもそこが店だと確信を持てなかったからだ。
    ↓写真参照。



    看板もなければのれんもない。もちろん店名なんてドコにも書いちゃいない。
    吉田うどんの「白須うどん」も看板ものれんもないが、店(家)の前にはたくさん車が停まっているし、「たぬきの置物」という目印だってある。自信を持って、玄関の扉を開けれたわけだ。
    しかし、「三島製麺」に至っては、なーんの目印もない。駐車場らしきところにも1台車が止まっていたのみだ(12月初旬、平日、天気雨模様)。ネット上の小さな写真の記憶だけを頼りに、ここだろうなぁとは思うわけだ。しかし、仮に玄関を開けて思い違いだったら。。ぶるぶる。

    それでも、ココまで来て(ある意味、谷川米穀店以上の山の中)引き返すのもしゃくだ。おもむろにアルミサッシの扉を開く。
    簡単なテーブルがあって、先客が2人うどんをすすっていた。(「ほっ」)
    しかし、「ほっ」とできるのは0.2秒ほどだ。
    店内はおよそ「うどん店」のそれではない。
    中央にどーんと大きな麺打ち台があって、傍らではなにやら製麺用の機械がおいてある。客席と思われるそれは、家内的製麺所の隅っこに、所在なげに置かれているだけなのだ。

    製麺所でうどんを喰えるというのが讃岐うどんの大きな特徴であるのだが、「三島製麺」はそれを突き詰めた、製麺所型店舗の究極のスタイルの1つと言えるでしょう。そんなディープさを求める向きには行っとくべき店でしょう。(しかし、デートで行くべきでは無いな。。)

    まー、ごたくはともかく、「うどん食べられますか?」なんて思わず聞いたりして、「あったかいの」なんぞを頼んだりして、何とか席についたわけだ。ダシはない。テーブル上にはしょう油やネギや卵なんかが無造作に置かれている。いわゆる「しょう油うどん」で食べるわけだ。今思えば卵を入れて釜玉で食べれば実にうまーそうなのだが、もちろんそんな余裕は無かったわけだ。
    うどんが茹で上がるのを待つ間に常連とおぼしき先客は帰ってしまい、気付けば四国の山の中の家内的手工業的製麺所の中に、男一匹ぽつねんとしている状況となっておりました。
    そんなわけですから、今後さらに食べ歩く予定なのに、うどん大(2玉分:頼んでいない)が出てきても、持ってきてくれたおばあちゃんに「小でいいです」なんて言えるわけもなく、そのまま大を静かに平らげたのでした。



    しかし、うまかった。
    製麺所とは言っても、ほとんど手作業で製麺していた。うどんを食べる目の前でうどんを製麺しているのだ。(というか製麺している脇でうどんを食べさせてもらっているのだ。。)
    テーブルには味の素が置かれていた。事前情報によれば、讃岐ではうどんに味の素を振りかけて食べる人も多いようなのだ。試しにかけて食べてみた。ちょっぴり讃岐人になった気分だった。
    すこし「幸せ度」がアップした。

    では、また次回。。


    三島製麺所
    香川県仲多度郡琴南町川東276
    TEL:0877-84-2266

    2005年12月22日

    四国屋@新高円寺(讃岐うどん)

    今日はちょっと番外編。

    少し前に、鍋横(新中野)の四国屋を紹介した。その記事中どうやら新高円寺にも、わりと最近オープンした別の四国屋があるらしいということを書いた。そしてネット上には情報が少ないので探しに行くとも書いた。
    でまあ、予想どうりの場所にあったのであっさり見つかったです。

    てことで、ちょこっと写真とか。





    うどんは肉きざみうどんの大盛り。
    愛想の良い若い主人(女性)は、鍋横の四国屋の娘さんとのこと。
    味は、本家を引き継いだ四国屋的讃岐うどんだった。
    おいしー。おしまい。

    って、なんでこんなにあっさりした記事かというと、ここ高円寺は自分の地元。とても良い店だったので、ちょくちょく寄りたい。しかし、この新高円寺の四国屋はカウンター5席の小さな店だったのだ。自分のこんなブログで紹介したからと言って影響があるとも思えないが、けれども、あんまり広まってしまって並ばないといけない店になってしまっては(自分としては)困る、などというワガママ心なのである。

    しかし記事にしておきながら場所を言わないなどというのも意地悪なので、地図を書いた。
    いい加減な地図書きやがって、と思うかも知れないが、コレで十分たどり着けるはずだよー。
    ↑店舗移転の情報を頂いています(私、未確認)↓下記地図は現在地ではないです。
    051222shikokuya_koenji_map.gif

    看板には「たけるのママ 四国屋」と書いてあります。
    保育園に通うお子さん(たけるくん?)がいるようです。(保育園のなんちゃらで某月某日は休みです、って書いてあった)
    以上ー。

    2005年12月23日

    花畑うどん@琴南町(讃岐うどん)

    午前10時半に「山越」でうどんの食べ歩きをはじめて、前回の「三島製麺」でうどんを食べたのが12時ちょうど。ここまでで、4軒6玉を食べ歩いた。さすがに腹一杯で、食べるのを休みたくなった。「三島製麺」の近くには「花畑うどん」があるので、余裕があれば寄っていこうと思っていたが、予想よりハイペースで食べ進んでいるため、あんまり余裕は無くなっていた。それにカーナビに住所を入力しても場所が検索できなかった。
    てなわけで、「花畑」はとばして、次に予定している「宮武」に行こうと車を進めた。「宮武」までは3〜40分はかかりそうなので、腹を減らすためにもちょうど良いと思った。

    が、5分ほど車を走らせたのち、やっぱし「花畑」に行きたくなった。「花畑」は讃岐の中でも、いっそう変わった場所にあることで有名で、どんな所なのかどうしても見たくなったのだ。
    腹には余裕は無いが、ままよとばかり道を戻る。
    カーナビは目的地を示さないが、何となくどの辺にあるかは見当がつく。土器川沿いの国道を、ひょいっと入る道を進んだ先にあるはずなのだ。国道を戻りながら、目をこらしてそのような道を探す。
    しばらくして、それっぽい道があった。道の先には「うどん」ののぼりも見える。ここだー。
    しかし細い脇道の入り口は工事中で、入り口を更に狭くするようにコーンが並んでいた。なんとかコーントラップの入り口をクリアーするが、「花畑」へつづくであろうその道は車一台がやっとの道。右にそれれば田んぼに転落、左にそれれば側溝にはまる。


    ※進行方向逆側からの撮影

    慎重に車を進めると、結構広い駐車場があった。車を停めて、はて?うどん屋はドコだ?


    見渡すと山側に、小屋のような建物が。。どうやら、アレらしい。
    しかしどうにも人の気配がしない。建物の周囲も草木がワイルドに生えている。(ひょっとしてつぶれてしまったか?)


    それでも建物に近づけば、うどんの提灯や「花畑」と書かれた小さな看板が下がっていた。間違いない。よし、入ろう。



    臨時休業でしたー。。

    扉越しには切りかけの白菜なんかも見えるのだが、人はいない。
    「花畑うどん」の特徴でもある店のロケーションは確認できたし、諦めて「宮武」に向かおう。(てか、腹一杯だしちょうど良かった。。)

    春先には花畑が広がるのかな。
    (はやりのワイルドガーデン?そんな雰囲気でした)


    花畑うどん
    仲多度郡琴南町中通506
    TEL:0877-85-2137

    2005年12月28日

    宮武うどん店@琴平町(讃岐うどん)

    香川に戻りまして、今回は「宮武うどん店」です。



    今回もっとも行きたかった店です。
    ここは「恐るべきさぬきうどん」で言うところの、「宮武ファミリー」の本家本元であります。
    宮武ファミリーとは何ぞやとなりますが、ここ宮武を筆頭とした親戚あるいは師弟関係にあるうどん店、「宮武」「やまうち」「あたりや」「松岡」の4店の総称が宮武ファミリーというわけです。さらには、それぞれの店で修行した人達が各地で店を開いているため、現在ではさらにファミリーは拡大しているはず。自分がこのブログで最初に紹介した川崎の「綾」の店主は、ファミリーの1つ「あたりや」で修行したとのことだし、まだ取り上げていないが、埼玉県は寄居町の「イーハトーボ」の店主は「やまうち」で修行したとのことだ。宮武ファミリーは遠く関東へもその勢力を拡大しているのだ。
    そして、「綾」や「イーハトーボ」のうどんが自分の好みによく合っていた。しっかりとしたうどんの食感は、自分のイメージする讃岐うどんそのものだったし、イリコの効いた(※1)ダシがいかにも讃岐を感じさせた。今回の旅でその大元たる「宮武うどん店」に自ずと期待は高まるわけだ。

    まぁ、そんなに期待しているわけだから本来は朝一のもっともうどんがおいしい時間帯に行くべきなのだが、1泊2日のうどん旅行では、店を回る順番をよく練る必要がある。どちらかというと、数をこなすことを念頭に置いた感のある今回の旅程の中で、「宮武」についたのは讃岐うどんとしては時間はずれの午後1時であった。
    しかしコレが幸か不幸か、この人気店の「宮武」にあって、着いた時には駐車場はガラガラ。当然店にも並ばず、すんなりとカウンターの席に座ることが出来た。店員は天ぷらを薦めてくれたが、最後にうどんを食べてから1時間が過ぎたとはいえ、相変わらず腹はうどんで満たされていて、宮武ファミリーの目玉でもある巨大な「ゲソ天」を食べる余裕はちっとも無かったわけです。
    とにかく席に着いて、頭上に記されたメニューの中から「ひやひや」を頼んだ。

    ココで解説しよう!
    宮武ファミリーの特徴の1つである独特のメニューの呼称。一般に以下の3種類。
    「あつあつ」:あつい麺にあついダシ
    「ひやあつ」:つめたい麺にあついダシ
    「ひやひや」:つめたい麺につめたいダシ
    これに「あつひや」:あつい麺につめたいダシというのもある。(正直「あつひや」というのもあるというのは知らなかった)
    「あつあつ」は一般的なうどん。「ひやひや」も讃岐うどん以外では一般的ではないが想像は付くと思うし、うまい。「ひやあつ」というのは、冷たくしめられたうどんのコシも味わえるし、暖かいダシの風味も味わえるという一石二鳥の、これまた讃岐うどんならではの食べ方だ。上記の呼び方は、讃岐うどんの特徴みたいな感じで一般の人達も聞いたことがあるかも知れないが、本来は「宮武ファミリー」独特の呼称ということだ。

    ちょっと説明が長くなってきたので、以下簡潔に。



    うどん出てくる。
    食べる

    「優勝!」

    一口食べてそう思った。(翌日、必ずしもそうでないことを思い知らされるわけだが。。)

    まず、麺。
    これぞ讃岐うどん的な強烈なコシを感じる。
    ついで、ダシ。
    これも強烈。ガツンと香るイリコダシ(※1)。

    「優勝。」
    そう思わせるに十二分たる「宮武」のうどん。
    腹一杯だったはずなのに、あっという間に平らげてしまい、「もっと食べたい」と後ろ髪を引かれる思いで店を後にする私だったのです。。




    宮武の周囲は田畑が広がる。




    麺聖の日記にも良く書かれている「宮武」。土日は、この広い駐車場、満車状態が常のようだ。


    宮武うどん店
    香川県仲多度郡琴平町上櫛梨1050-3
    TEL:0877-75-0576


    ※1 06.08.31記  どうやら出汁にイリコは入ってないらしい(超麺通団3より)
    じゃああの強烈な魚系の出汁はいったい何??
    いつか再訪することがあったらば、確かめてきたいとは思います、が、いつになるやら。。

    2005年12月30日

    水車うどん@仲南町(讃岐うどん)

    すっかり年の瀬であります。

    さて、香川DEうどん8軒目は「水車うどん」だ。自分でもよくこんなに食べられるものだと思うが、香川の讃岐うどんは消化がよいのか、量が少ないのか、とにかく沢山食べられる。吉田うどんでは3軒も食べたら限界だ。

    「水車うどん」はいわゆる一般店で、これまでのような怪しい店達とは一線を画す。讃岐うどんブームの原動力は怪しい店達であったことは確かだが、実際香川にある多くの店は、他県同様こうした一般店がほとんどなのだ。では何故数多くある一般店の中から「水車うどん」を選んだかというと、ここは香川県の地粉を使っているということだったからなのだ。

    ここでまた解説が必要だが、今回はあっさりとだけ。
    讃岐うどんで使われる小麦粉はオーストラリア産の小麦粉、ASW(Australian Standard White)という小麦粉が主流。意外と思うかも知れない。これに対して最近香川県で開発された讃岐うどん用の小麦が「さぬきの夢2000」だ。生産量の少ないこの小麦の粉を使っているというのがうたい文句なのが「水車うどん」なのだ。

    讃岐うどんの食感食味はオーストラリア産の小麦粉ASWに依るところが大きい。(ちなみに武蔵野うどんなどでは国産の地粉が主流:農林61号)
    そんな現況にあって、「さぬきの夢2000」を使っている「水車うどん」に興味をひかれたと言うことだ。



    外観はいかにも一般店で、特にどうということもない。

    肉うどんが有名みたいだが、ここまで6軒でうどんを食べてきて、当然そんなのを食べるスペースは腹には残っていない。さっぱりしたものしか入りそうになかったので、冷たいうどん「だいこんうどん」を注文。



    うどん出てくる。
    見ての通り、大根おろしと醤油をかけて食べるスタイルだ。
    食べる。
    無難においしい。コシも味も水準以上だ。
    香川の地粉で強烈に印象があるということもなかったが。。

    地粉使用ということで、ひょっとするとASW流入以前の、昔の讃岐うどんが食べられるかも、きっとそれは武蔵野うどんみたいな素朴感のあるうどんなのかも、なんていうのを期待していた。よく考えると「さぬきの夢2000」はASW使用の現在の讃岐うどんに合わせて作られた小麦だから、素朴感を期待するのはそもそもが間違えた期待だった。

    「ASW」や「さぬきの夢2000」の話はあちこちで語られているが、ASW以前の讃岐うどんについてはほとんど語られていない。昔すぎて詳しく知っている人があまりいないのだと思うが、きっと今の讃岐うどんとは全然違ったものだったんではないかと思う。どこかで、昔ながらの讃岐うどんを食べられないものだろうか。。


    水車うどん
    香川県仲多度郡仲南町買田547-1
    TEL:0877-73-2531

    2006年01月01日

    やまうちうどん@仲南町(讃岐うどん)

    新年あけおめ、ことよろお願い致します。

    間違った挨拶の仕方(↑)はともかく、新年に持ち越した部屋の掃除が片づかず、今日は手打ちうどんを打つことが出来なかった。
    てことで、2006年1回目の今回は香川の旅に戻る。「宮武ファミリー」の1つ、超有名店「やまうち」である。


    「やまうち」に行くため、野を越え山越え谷越えて(ちょっとオーバー)、


    とにかくまたも山中に車を進めると、小高い丘の上に「うどん」の看板が。
    ここを左に曲がり、急な坂を登るとそこが「やまうち」。


    古びた看板と辺りの景色が、別世界に迷い込んだような錯覚を起こさせる。
    雨降る中急いで店内に入る。時間は14時ちょっと前。客はほとんどいない。外の山中の景色同様、静かな時間が店内に流れる。
    カウンターには天ぷら、「宮武ファミリー」の特徴、巨大なゲソ天が存在を主張している。実にうまそう。しかし「やまうち」でうどん店巡回8軒目(1軒は休業)。もはや天ぷらを腹に収めるすき間はない。ここでも泣く泣く天ぷらをゲットすることは諦める。
    見上げれば「あつあつ」「ひやひや」などの宮武式のメニューが掲示されていた。こうも腹に余裕が無いと、熱いのも、冷たいのもつらく感じる。ここで頼んだのは「ひやあつ」、すなわち冷たい麺に熱い出汁のかけうどんだ。汁はぬるくなって腹に優しいし、麺は水で締められて本来のコシが楽しめる。一石二鳥だ。


    店内にいる先客は地元の常連のようだ。店員のおばちゃんとの会話で讃岐弁が飛び交う。香川に来て初めて地元の言葉をじっくり聞けた。「あんなー」「そうなー」。関西弁系に感じたが、ずっと優しい感じがする。ここの山中の雰囲気に良く似合う。聞いていると自分も優しい気持ちになれる。(何を隠そう、私は方言大好きーなのだ。東京にいる人もみんな自分の出身地の言葉で話せばいいのにといつも思うし、友人知人にいつもそう言う。でも、そう出来るものでもないらしいし。。)



    うどん出てくる。
    讃岐弁聞けて、もうすっかりここの雰囲気に酔ってしまっている。
    それに腹が一杯で、おいしかったのは確かだけど正直味はあんまり記憶に残っていません。すんません

    味では「宮武」ほどの強烈な印象は残らなかったが、雰囲気だけでそれを十二分にカバーしてあまりある。。
    人気店なので普段はもっと沢山客がいるだろうし、こんな雰囲気を味わえたのはたまたま運が良かっただけなのかも知れない。。


    軒下にみかんなどが売られていたが、なぜかゴルフボールまでも並んで売られていた。。


    やまうちうどん
    香川県仲多度郡仲南町十郷大口1010
    TEL:0877-77-2916

    2006年01月04日

    小縣屋@満濃町(讃岐うどん)

    ※明日1/5から仕事始め。年末年始は何とか連日更新を実現できたが、またしばらくは不定期更新に戻ると思いますのでよろしくお願いします。。

    では香川。(これだけやってもまだ1日目も終わらない。ちょっと息切れ状態。。)



    再び一般店は「小縣屋」。しかし讃岐うどんも元々はこうした一般店が普通だったということなのだ。
    そしてこの「小縣屋」はあることで有名。
    そのあることとは、今や讃岐うどんの代名詞ともいうべきメニュー「しょうゆうどん」の元祖であると言うことが1つ。うどんに詳しくない人も「讃岐うどんは、うどんにしょう油だけをかけて食べることがある」ということは知っているようだ。(自分も始めはそうだったが、今時点では、基本は「かけ」だと思っているが。)

    しかし、よりインパクトのあるもう一つの「小縣屋」の特徴がこれだ。



    「しょうゆうどん」を頼むといきなり出てくる大根おろしと大根。つまりはうどんが出てくるまでの間、自分で大根をおろすと言うことだ。このことを知らない人を連れて行けば、びっくりさせられること請け合いだ。うわさでは大根一本まるまる出てくるとのことだったが、この時は切った大根だった。大人数で行くと1本出てくるのだろうか。
    (にしてもコレまでに紹介してきたようなマニアック系の店に先に行ってしまうと、ショウガなんかは自分でするのが当たり前なので、小縣屋のインパクトが下がってしまうので注意が必要だ(>_<)。。)

    しかしショウガをするのに比べて大根をおろすのは、けっこうな作業量だ。
    ↓ここまですって疲れたので、作業終了。ちょっと残った大根の切れ端をかじってお茶をすすり、うどんを待つ。



    うどん出てくる。



    丼の底に水がたまっているが、大根のせてしょう油かけてかき混ぜて食べる際に、ちょうど良い味で食べられるようにするためらしい(と書いてあるのをどこかのサイトで見たことがある)

    うん。コシもしっかり、とてもおいしいです。

    しょう油だけかけて食べる。そばやラーメンではとても真似できない。
    「しょうゆうどん=讃岐うどんの代表メニュー」と考えるのは明らかに間違いなのだが、一般的な認識ではそう捉えられることも多い。そうした意外性に興味をひかれるのだ。小縣屋の「しょうゆうどん」は、大根を自分でおろすそのスタイルも含め、「うどん」の楽しさを一般にアピールできる貴重な存在だと思う。


    小縣屋
    香川県仲多度郡満濃町吉野1298-2
    TEL:0877-79-2262






    2006年01月07日

    わら家@高松市(讃岐うどん)

    香川うどん旅行1日目、前回の「小縣家」までで9軒のうどん屋を回った。ついに続けてうどんを食べる気がなくなったので、しばらくあてもなくフラフラと車で走り回っていた。
    そんなして、いくらか腹を減らしたのち、今回の「わら家」に着いたころには、すっかり暗くなってしまっていた。



    やたらに広い駐車場は照明もなく闇であった。
    駐車場からは店も確認できず、営業しているか心配になった。
    どうにか店を発見。どうやら営業時間には間に合ったようだ。



    やっぱり真っ暗だったけども。。

    店に入り食券を購入。
    釜揚げうどんだ。
    ここは当然釜揚げうどん。
    釜揚げうどんの有名店なのだ。
    ちなみに他のメニューも、「ざる」か「しょうゆ」しかない。

    茅葺き屋根の趣のある広い店内は、時間も遅く、がらんとしていた。照明は抑えていてほの暗く、ムーディーで落ち着いた感じだ。一人でいると浮き気味である。しかし複数で落ち着いて食事をとれる雰囲気で、これまでのうどん屋とはだいぶ異なる。



    うどん出てくる。

    つゆが巨大なとっくりに入っているのだが、これがべらぼうに熱い。手で持てない。縄がとっくりに結わえ付けてあるので、本来はこれを持って器につゆを注ぐのだろうが結構テクニックが必要で、縄を持つのは断念する。結局はおしぼりでとっくりの口をつまんで、どうにかつゆを器に移せた。

    うどん食べる。
    うまい。(食べる前から腹一杯だけど。。)
    数年前(うどんマニアになる前)に香川を訪れた時は関西系のダシに慣れてなく、一番食べておいしかったうどんは、つゆが濃い釜揚げうどんだった。
    今回の旅では10軒目の、ここ「わら家」で初めて「釜揚げうどん」を食べたが、やはり旨かった。
    釜揚げは一番麺の味を味わうことができると思う。

    ところで(1)。。
    細い小口切りにした青ネギが山のように盛られて出てくる。


    そう言えば「恐るべきさぬきうどん」でうどんが出てくる前にネギだけをむしゃむしゃ食べきってしまうというエピソードが載っていた。
    あれは「わら家」のことであったか。まねして食べてみる。
    なるほど、むしゃむしゃ食べられる。旨い。山ほどあるので、うどんを食べた後も、ネギだけむしゃむしゃ食べてしまった。

    ところで(2)。。
    ここ「わら家」は四国内の古い民家を移築した「四国村」というところの一角にある、ということを後で知った。自分が到着した時は真っ暗で、当然「四国村」は閉まった後だったのだ。
    「わら家」の建物自体も、古い民家を移築して改装したものだということだ。どうりで趣があるわけだ。
    たらいに入った10玉入りの「家族うどん」なんてのもあり、家族など大人数で食事するのにも向いているだろう。


    わら家
    香川県高松市屋島中町91
    TEL:087-843-3115




    2006年01月09日

    鶴丸@高松市(讃岐うどん)

    高松は都会だ。
    街の中心部にある商店街はアーケードが延々と続く。8つの商店街のアーケードの総延長2.7kmは、日本一の長さだという。以前に高松を訪れた時はアーケードを全部歩いてやろうとして、くたくたになった記憶がある。

    そんな高松の中心部に、今回は夜にうどんを食べる目的でやってきた。
    (早朝〜)昼間のみ営業のうどん店が多い香川にあって、高松の商店街には深夜営業をするうどん店がいくつか存在する。その中から20:00〜翌朝4:00頃迄の営業時間の「鶴丸」を選んだ。

    高松に着いた時は開店時間までにまだかなりあった。コインパーキングにレンタカーを停め、商店街を散歩することにした。
    しかし一度訪れさんざん歩き回っているので、あまり商店街そのものには興味ははわかなかった。
    前回来た時にはこの商店街内のうどん店を何軒か回ったが、店名を失念していたのでその時のうどん店を探すことにした。
    人間、意外と過去の記憶を保持しているもので、縦横に広がる複雑で大きな商店街から、さほどの苦も無く前回食べたうどん店を見つけてしまった。いずれも閉まっていた。
    まだ開店には時間があったが、目的の「鶴丸」を探すことにした。



    「鶴丸」は夜の街にあった。
    黒服の呼び込みの兄さんたちや、セクシー女性を供にした禿げオヤジさんたちが沢山いるような地帯の一角に店を構えていた。きょろきょろしながらうろついていると当然声を掛けられる。しかし私の目的はうどん屋なのだョ、兄さん。。

    店を見つけた時はまだ開店していなかった。
    しかたなく再び街をうろつく。
    「声をかけられないように呼び込み達を上手く避けて街をうろつく」という一人パズルをやっていると、ようやく店が開店した。



    看板はド派手な電飾だ。店のCMが湾曲したパネルに流されている。
    店に入りカレーうどんを注文。ここの人気メニューらしい。

    うどん待つ。
    うどん出てくる。



    讃岐うどんにカレーうどんというイメージは無かったが、出てきたカレーうどんは素直な感じのカレーうどんだった。
    「古奈屋」系のスパイシーでクリーミーなスープ系のカレーではなく、いわゆる普通のカレーうどんだ。自分は古奈屋系よりこっちの、言ってみれば「そば屋」系のカレーうどんの方が好きだ。
    麺はさすがに讃岐うどん。しっかりしていて旨い。それでいてカレー。旨かったです。

    讃岐うどんと言っても、「かけ」や「しょう油」や「釜あげ」みたいな、具のないうどんばかりでは無いと言うことが良く分かりました。

    鶴丸
    香川県高松市古馬場町9-34
    TEL:087-821-3780

    2006年01月15日

    香川の旅、一日目が終わり。。

    香川に一泊二日の旅に出てから約一ヶ月。ようやく一日目に回ったうどん屋を記事にし終わった。(飽きてきたし)ちょっとここらで休憩、香川でのうどん屋以外のこと。

    香川でも10軒連続で回ったわけでもなく、途中食べ疲れてもいた。しかし、わざわざ香川まで旅しておきながらうどんしか目的になく、いざどこかへ観光しようにもどこへ行ったらよいか分からず、結局はあてもなくふらふらした。

    で、最初はちょっと休むつもりで寄ったスーパー。(ってスーパーかいっ)
    とはいうものの、スーパーはその土地土地で売ってる食べ物が微妙に違ったりもして、面白い。



    まずはうどん。
    んー、さすがに多いけどそんなに東京のスーパーと変わらないような。。
    そばも売ってるけど、これは明らかに東京のそばより太いね。なんでかなー。

    で、次はネギ。
    これが一番知りたかった。ネギと言えば白いものだと思いこんでいたけど、讃岐うどんを食べるようになって、どうやら西日本ではネギは青いらしいことを知った。そう言えば大阪のお好み焼きのネギや九州の豚骨ラーメンのネギは青い。ネギ=白という固定観念が強すぎで気付いていなかった。
    ということで、香川のスーパーに青いネギが並ぶ様を見たかった。
    どれどれ?



    って、白いネギ売ってるじゃん!つーか青いネギも売ってるけどワケギみたいな細いやつがちょっと並ぶだけ。太い青いネギがずらっと並ぶ様を想定していた自分は、拍子が抜けるではないですか。。
    どうもその後調べると、近年になって鳥取あたりで白いネギを栽培するようになって、西日本にも白いネギが普及し始めたようだ(あってる?)
    鳥取めっ(何に対する不満かワカランが。。)
    まー、東京では決してそうは表現しない「白ネギ」という名前で売られているので、 それで満足しよう。

    つぎっ。
    次はしょう油だ。関東の濃口しょう油、関西の薄口しょう油というのは一般的にも有名だ(つーか、薄口しょう油なんてほとんど売ってないし、意識して食べたこと無い)
    讃岐うどんのうどんのつゆ(出汁)は薄口しょう油だ。
    ということで、しょう油売り場にはさぞかし薄口しょう油がずらりと並んでいるのだろう。わくわく。



    ぁゎゎゎゎ。
    濃口しょう油の方が圧倒的に多いではないか。(右下の黄色いキャップのが薄口で、あとは全部濃口。しかもメインはキッコーマン)
    んー。まー、西日本でも濃口しょう油がメインで、汁物には薄口、という使い分けをしていると言うことだろうか。。そりゃそうか。

    てことで、スーパーには期待過剰だった。日本中、文化が均一化する中で食文化は土地ごとに特色を持つ貴重な存在だけに、方言ともども均一化して欲しくは無いのだが。



    それはそうと、話は飛んで、海である。
    海大好きーである。(夏に一人DE海水浴に行くほどである)
    あまりに腹一杯で、うどんから逃げだし車で放浪している内に小さな海水浴場に出た。12月なので人はいない。波は静かに寄せている。ここは瀬戸内海だ。
    瀬戸内海は青いことを知った。
    海は青い。
    言葉としては常識だが、東京近辺の海は青くない。
    しかし、瀬戸内海は青かった。それが当然なのだろう。
    自分の感覚の常識を訂正しよう。



    最後に高松のアーケード街。
    もっと大きなアーケードもあるが、とにかく広く長い商店街が全てアーケードだ。
    高松の夜は賑やかで、活気がある。
    人気もなく元気のない地方都市も多い中で、高松は都会だ。
    人混みは好かないが、街の中心はやはり賑わっていた方が良い。

    (次はちゃんと、うどん記事書きます。。)

    2006年01月23日

    彦江製麺所@坂出市(讃岐うどん)

    ブログ更新の頻度が落ちている。
    しかしうどんブロガーとしての志は未だ半ばなのである。
    しかも香川探訪記もまだ半ばなのである。
    更新ペースは落ちてはいるが、まだまだ続くのである。

    ということで、香川顛末記再開。
    ようやっと2日目に突入。
    2日目最初の店は「彦江製麺所@坂出市」。
    高松ではなく坂出に泊まったのだ。
    それはもちろん、2日目のうどん店探訪をしやすくするため。
    狙いの店が坂出周辺に集まっていたのだ。

    そして先鋒、「彦江製麺所」。
    しかし、のっけから店が見つからない。
    間違いなく近辺までたどり着いているのだが、カーナビの案内に従い車を進めると、恐ろしく狭い道へ・・・



    車をこれ以上進めるのが恐ろしくなり、不名誉の後退を決意。
    駐車場があることは分かっているのだが、その駐車場にたどり着けない。
    1店目から店を探すのに時間を使いすぎては、その後の綿密(?)なスケジュールに深刻な影響を及ぼす。○×△に車を停めて、歩いて店を探すことにした。

    歩くと今度はわりとあっさりと店を発見。
    とはいえ、外観はこんな感じだ。一見ではとてもうどん屋には見えない。



    しかし、扉に店名などが書かれた貼り紙があるので、安心して店内に入れた。



    が、店内とは言っても、ここは、製麺所。
    一般なうどん屋を想像しては行けない。
    入ってすぐは製麺所そのものだ。
    丼にうどん玉を入れて貰い、(ゆがく人はじぶんでゆがいて)ダシタンクからダシを注ぐ。
    入り口左手の小部屋にカウンターとイスが並び、そこでうどんを食べることが出来る。



    本日、1杯目のうどん。
    食べる。
    う、うまい。
    1日目に「宮武」のうどんを優勝と決めつけてしまったが、優勝を簡単に決めてしまったのは時期尚早だったことに気付く。
    「宮武」とは甲乙つけられない。うどんのタイプが全く違うのだ。
    「宮武」のがっちりした男気のあるうどんとは違い、「彦江」のうどんはもちもちだ。讃岐うどんの麺も多種多彩だということに、2日目にしてようやく気付かされる。

    ダシもうまい。
    「宮武」のダシも強烈系でうまかったが、「彦江」のダシはまた違う次元でうまい。
    麺もダシも「宮武」等とはまるで違う。そしてまるで違う次元のうまさだ。
    讃岐うどんの奥の深さを思い知らされたのである。。

    ところで。。
    店内に道案内の紙が置いてあった。



    「川沿いには駐車しないでください」とある。
    川沿いに駐車しました。ごめんなさい。
    次回来る機会があれば、この地図を頼りに今度こそ駐車場を見つけます。
    (川沿いの道を入ってしまったのが、車でたどり着けなかった敗因だと思われます。。)


    彦江製麺所
    香川県坂出市横津町3-6-27
    TEL:0877-46-3562

    2006年01月31日

    がもううどん@坂出市(讃岐うどん)





    ♪田んぼの〜中の〜おうどん屋〜
    (ちなみにそんなお歌は御座いません)

    (がっ。こんなお歌は御座いました。。→ 「がもうのテーマ曲(爆)」
    そんなちょっととぼけた公式(?)ホームページは、各自ごらんになって頂くとしまして。。→「蒲生(がもう)うどんのページにようこそ!」

    「がもう」、讃岐うどんの超有名人気店だ。
    ここにたどり着いたのは朝の10時前。しかし、すでに店には行列。しかも店の外のそこかしこに、どんぶりを手にしてうどんをパクついている人達がいる。みんな笑顔でご機嫌だ。
    ここは、田んぼの広がるのどかな景色の中でうどんを食べられることで有名な店なのだ。

    と言うわけで、列に並ぶ。
    列の進むスピードはとても速く、行列嫌いな自分も、まるで苦もなくうどんにありつくことが出来た。
    店内に入ると、いきなり大釜でうどんを茹でている。
    うどんを丼によそって貰い、(乗せる人は天ぷらを乗せたりして)精算。火にかけられた大鍋から、お玉でダシをうどんに注ぐ。うまーそう。

    店内にも席はある。しかし薄暗く、せまい。
    ここは当然、丼を手に外へ飛び出す。
    外へ足を踏み出せば、広がる大地。羽ばたく空。自由。夢。そして希望。(←この辺無視)

    と、ともかく、がもうへ来たならば、ぜひ外で食べよう。
    座れる場所もそれほど多くはない。そんなときは立って、食う。
    まぁ自分も、最初は椅子を見つけて座って食べていたのだが、田んぼに大きな鳥がいたので立ち上がって鳥を見に行っているうちに、誰かに椅子に座られてしまい、仕方なく立ってうどんを食べたわけだが。。
    しかーし大空の下、丼を手にして大地をうろつきながら食べるうどんは格別なのでありました。


    (↑今年の年賀状のモチーフにしました。。)

    と、ここまで「がもう」の、外で食べるうどんのうまさを強調してきたわけだが、1つ残念なのは、店の前が大きな駐車場になっており、雰囲気を壊していることだ。かつては駐車場は無かったらしい。今よりもずっとほのぼの感が強かったことだろう。

    ところで味。
    味について後回しにしてしまったが、実はここ、今回行った店の中で1、2を争う味だった。めちゃうまい。うどん、うまい。だし、ものすごくうまい。
    決して雰囲気につられているわけではない。(ぶっちゃけ、田んぼはそんなに広くないし、駐車場のせいでほのぼの感半減だし、って上で書いたことは大げさかよっ)
    むしろ強調すべきは、うどんの味そのものだったのだっ、ダッ、ダッ。。

    すいません、何か今日、ちょと変なのでこの辺にしときます。。

    とにかく旨い、ロケーション良し。
    そんな「がもううどん」なのでした。
    おしまい。


    がもううどん
    香川県坂出市加茂町420-3
    TEL:0877-48-0409

    2006年02月03日

    田村@綾南町(讃岐うどん)

    香川、次の店は「田村」

    「がもう」を出てずんずん南に行くと、家も田んぼも無くなってきて、そしていきなり「田村」はあった。



    うどん、と看板は出ているものの、ここも外観はとてもうどん屋ではない。
    営業しているかどうか、のれんも出ていないので分からない。というより、ぱっと見、入り口がどこだか分からない。正解は、建家からつきだしている、灰色のプレハブのような建物が店舗だ。
    サッシをおそるおそる開けて中にはいると、壁際にカウンターがある。その奥の部屋が厨房になっている。厨房に入らないとうどんを注文できそうにないので、ずんずんと厨房に入り込んでうどんを頼む。つか、どう頼んで良いのか分からない。よく分からないが、気付いたら丼を手にして、うどんをゲットしていた。
    讃岐うどんは注文の仕方が分からないことも多いが、まぁ、その辺何となくで、うどんをゲットすることは出来るのだ。過剰な心配は無用なのだ。

    てことで、うどん。



    見るからに旨そうだ。
    そして、実際旨かった。
    香川1泊2日の旅、2日目は当たり日だった。
    朝から3軒連続で、文句なしのウマー店である。
    しかも、この田村以降も当たり店は続くのであるのである。。

    ※食べ終わったら、丼を返しにまた厨房へずんがずんがと入り込むのだ。


    田村
    香川県綾歌郡綾南町陶1090-3
    香川県綾歌郡綾川町陶1090-3
    TEL:087-876-0922

    2006年02月06日

    なかむら@飯山町(讃岐うどん)

    さて、今回の讃岐は伝説の有名店「なかむら」だ。
    古くは村上春樹がその著「辺境・近境」で詳細にレポートしたりもしている。

    では、何をもって有名なのかと言いますと、ここはとにかく究極のセルフ店なのだ。
    ネギを自分で切る、ショウガを自分でする、この辺は当たり前、何とネギが切れると客が裏の畑に行って自分でネギを抜いてくる、という驚愕のセルフなのだ。(但しそれは過去の話で、今はネギを自分で取ってくることは無くなったらしい)

    さらには車で行くと切り返し必死な超狭い曲がり角があることでも有名。
    しかしそれも過去の話で、川の土手沿いにあるこの店に、今では土手から降りる広い道が造られて、細い曲がり角をわざわざ通らなくてもすむようになったという。

    さてさて、そんな「なかむら」に行くため土手上の道を進んでいると、前方に警備員がいるのが見えた。
    そういえば、今の「なかむら」には誘導のための警備員がいると聞いたことがある。
    警備員の誘導に従い土手を降りると、さてそこは「なかむら」であった。



    若いカプールが現れた!
    究極のセルフ店と恐れられた「なかむら」は、今やカプールが手をつないで店に向かう、香川のデートスポットとなっていた!オドロキ!!
    店の背景にはもっこりした讃岐富士(飯野山)を望むことが出来る。香川県にはなんだか、もっこりした山が多かった。

    店も家もネット上で見かける写真よりも随分こぎれいだ。
    ここまで有名になると、うどん屋も儲かるのだろう。

    そんなことはさておき、店には軽く行列が出来ていたが、全体に若い人が多い。しかもカプールだ。どうやら本当にデートスポットらしい(たまたまかも知れないが)。
    男独り身一人旅、軽くやっかみを感じながら、うどんを注文。
    かつては、そこらに置いてあるうどん玉を自分で丼に取って、ネギを刻んで汁を注ぎ、そこらにいる店の人に自己申告で金を払うという、まさに究極のセルフ店だったらしいが、現在ではうどんは店の人が丼に入れてくれる。お金もレジがあって、そこで払うようになっている。ただし、ネギを自分で刻んだり、ショウガを自分ですったりするシステムは健在だった。大きなテーブルがあって、そこで、自分勝手に薬味を調合する。

    村上春樹にディープと言わしめた、知られざる秘境店の風情は今は最早感じることは出来ない。いささか拍子抜けではあったが、うどんの味は一級品であった。



    例のごとく、店内に食べるスペースはほとんど無いので、外に飛び出す。
    庭先のような所に腰を下ろし、うどんを食す。

    激ウマー。
    他には無い、唯一無二の食感だ。
    もにー、としている。
    もにもにうどんだ。

    外見こそ、秘境的なイメージは無くなってはいたが、うどんの味は間違いないものだった。自分も再訪する時はカプールとして訪れたいと思う。
    そんな、デートスポット(ほんとかよ)「なかむら」でしたー。


    なかむら
    香川県丸亀市飯山町西坂元1373-3
    TEL:0877-98-4818



    土手の上にちいさーく警備員の姿が見える。


    伝説のネギ畑は想像していたより狭く、家庭菜園のようだった。


    伝説の曲がり角(ミラーのある所を左に曲がる)は、やはり究極的に狭い曲がり角であった。

    2006年02月12日

    中村@丸亀市(讃岐うどん)

    はたまた香川に戻りまして。
    「なかむら」の次は「中村」。
    漢字のこちらは、本家「なかむら」の主人の弟がやっているらしい。
    本家とは違い、こちらは町中にある。マンション?テナントビル?の1階にあり、店内も小綺麗でOSHAREだ。



    話によると、この「中村」のうどんも「なかむら」のあの特色のある、もにもに食感のうどんとのこと。であれば、つい先ほど「なかむら」で食べたばかりのかけうどんを食べるのも芸がない。
    てことで、何となく食べたなった釜玉を注文。席でうどん待つ。

    しばし待つ。
    うどん出てくる。
    この店は、ほぼ一般店だがネギやダシやショウガなどは自分の好きなものを、大きなカウンターにあるものを自分で好きなように入れることが出来る。さすがに「なかむら」のように自分でネギを刻んだりすることはないが、様々なものを自由にトッピング出来る当たり、究極のセルフ「なかむら」を継承していると言える。

    さて釜玉。


    つやつやてかてかしていて、実にうまーそう。
    ダシを加えることも出来るが、ここはシンプルにダシしょう油をたらりとたらす。

    食す。

    どひゃー!
    これは、うまーい!

    香川の旅、2日目は完全に当たり日だ。
    初日の「山越」では(もちろん美味しいのだが)ひっくり返るほどではなかった釜玉であったが、この「中村」の釜玉はまさにひっくり返るほどの旨さであった。
    卵が良い卵なのかも知れない。あるいは卵に加わった熱が絶妙なのかも知れない。
    とにかく卵がうまー。コクと香りと味が、かつて食べたことのある釜玉と比べて、レベルが完全に違っていた。
    独特のもにもに食感のうどんもまた、釜玉によく似合う。
    何となく注文した釜玉であったが、後で調べると、「中村」では釜玉が一番人気らしい。この味であればそりゃそうだ。下調べ不十分だったのに、釜玉にありつけたのはまさに幸運。結果オーライではあるが、よかったよかった。

    釜玉の底力を知った「中村」でありました。。


    中村
    香川県丸亀市土器町東9-283
    TEL:0877-21-6477



    駐車スペースはいくつかあるが、停められる場所は限られているので注意が必要だ。

    2006年02月17日

    上原製麺所@坂出市(讃岐うどん)

    ぁゎゎゎ。

    遂に来ました、「上原製麺所」。
    前に「三島製麺」のときに、今回の香川うどん一人旅のうちで店の入り口まで来て扉を開けるのをためらった店が2軒あった、と書いた。
    そのうちの一軒が「三島製麺」、そしてもう一軒が、今回の「上原製麺所」、と言うわけだ。

    何故か。

    写真を見たら、少しは伝わるだろうか。

    写真(1) (砂利道だ。。)


    写真(2)


    写真(3)


    この店の写真はネット上にたくさんある。
    見ての通り、一度見たら絶対忘れない外観だ。
    したがって、のれんも看板も何も無いが、ここが「上原製麺所」だということは、間違いない。
    まったく疑う余地なしだ。
    「三島製麺」のように、扉を開けたら単なる人んちかも、なんていう心配をかます必要はまるでない。

    にもかかわらず、扉を開けるのをためらわす原因は、また違う所にあるのだ。
    ここで本当にうどんを食べることができるのか?と言う、別の心配なわけだ。
    もうね、どう見ても単なるちっちゃな工場なわけですよ。
    こんな所にずかずか入っていって、本当に一般人にうどんを食べさせて貰えるのだろうか、と感じるわけですよ。

    恥ずかしながら、何度か店の前を行きつ戻りつした。
    何度目かの戻りつで、旅の恥はかき捨てとばかりに、思い切ってサッシを開けた。

    ばっかん!ばっかん!

    製麺のかなり大きな機械が動いている。
    大きな緊張感を感じる。救いの先客もいない。
    製麺機(というか製麺ライン)、そばで機械を動かすおじさん、立ちすくむ俺。
    「た、食べられますか?」

    「はい、はい」とばかりに、うどんを貰うことが出来た(ほっ。。)
    おばあちゃんが汁を注いでくれた。
    讃岐うどんには珍しく、色の濃いつゆだった。

    「三島製麺」同様、製麺所(というか製麺工場)の隅にちょこんと置かれた、小さな机と丸椅子。
    ぽつんと座る。
    おじさん、こっちを何となく見ている。ちょっと怪しまれている。
    しかし、うどんを貰えればこっちのもんだ。
    うどん食す。



    もうね、機械製麺だとか、店の外観だとかそんなのは関係ない。
    うまい。
    そゆことです。

    そんなこんなな「上原製麺所」。
    今回の讃岐うどん旅行の中で、最ディープな店(てか、製麺所、あるいは製麺工場)だったのでした。


    上原製麺所
    香川県坂出市室町2-1-31
    0877-46-2658

    2006年02月20日

    日の出製麺所@坂出市(讃岐うどん)

    香川で御座います。

    今回は「日の出製麺所」であります。
    この店は、午前11時30分から午後12時30分までというすごく短い時間でしか、店頭で食べることは出来ないのです。(そもそも製麺所なのだ)

    ということで、着いた時は人だかりが。。



    行列だー。



    正直、並んでいるとは予想していなかったのだが、昼時の1時間しか開店していなければ、そりゃそうか。
    ここまで、行列らしい行列に逢わなかったので感覚がちょっと麻痺していた。
    てことで、香川に来て始めて(進みの比較的遅い)行列に加わったのでした。

    とはいうものの、そんなに待たないで店に入れた。
    食べるスペースはかなり狭い。
    そこに行列に並んでた人がびっしり入っているわけだから、隣の人と肩も触れんばかりだ。
    ちょっと落ち着かない。
    店に入ってすぐに注文していた冷たいうどんが、底の浅い器に入ってやって来た。



    目の前にネギがはさみと共に置いてある。
    ふむふむ、ネギをはさみで切るんだね。ちょきちょき。
    香川にいると、こんなのが当たり前に思えてくる。

    で、ダシは?
    ダシタンクのようなものは見あたらない。麦茶の入れ物のようなものに何やら液体が入っている。たぶんこれなんだろうけど、本当に麦茶だったらかなわない(何せ、前後左右にびっしり人がいるものだから、まかり間違えたらかなりの大恥なのだ)
    店員に聞いてみると、やはり麦茶の入れ物に入っているのがダシだった。
    では、ダシをかけて食べるとするか(何せ、あんまり人で一杯で、早く食べて店を出たかったのだ)

    自分の周囲には旅行人らしき若い男女グループがいる。
    ふと見ると、そのうちの一人の男性が、うどんにネギもダシもかけずに食べようとしていた!
    おいおいっ。
    どうやら途中で、こりゃ変だと気付いたようで、何とかネギやダシをかけて食べ始めた。
    こっちが冷や冷やするじゃないか!

    そんなことはさておき、自分のうどんを食べ始める。
    うまい。
    ただ、人が一杯で、じっくり味わえるような雰囲気ではないので、ささっと食べて、ささっと店を出ましたです。
    とはいうものの、うどんはうまい。
    通販もやってるような製麺所なので、店で食べるより、お土産や通販で買うほうが良いのかもです。


    日の出製麺所
    香川県坂出市富士見町1-8-5
    0877-46-3882

    2006年02月23日

    兵郷@坂出市(讃岐うどん)

    昨12月の香川旅で行ったうどん店紹介、今日を入れて残すところ後4店。
    ようやっと、終わりが見えてきた。長いな。。

    で、兵郷。
    比較的最近まで知られざるだった製麺所型うどん店だと聞いている。



    車道を一歩中に入った路地に店はある。



    そして行列。
    12時ちょっと過ぎの、まさに昼飯タイムだったのだ。
    地元っぽい人達が並んでいる。

    それでも回転は速いので、そんなに待たずともうどんを手に出来る。
    並んでいる途中で、まず傍らのプラ箱に積んである丼を手にする。
    そして列が進んで店に入りうどんを注文。
    先ほど手にした丼にうどん玉を入れて貰う。
    湯がいてもらったんだったけかな。
    お金をはらい、うどんin丼を手に別室へ移動。
    ダシタンクやら、ネギやら薬味やらがあるので、好きにトッピング&ダシがけをしてうどん完成!
    20店近くも讃岐で讃岐うどんを食べ歩けば、もうすっかりセルフな段取りは慣れたもんですよ。



    うまい。
    し、しかしこの頃からそろそろ腹一杯の予感ですよ。
    (そしてこのあともう一軒行った後、うどんから逃亡するわけである。。)


    兵郷
    香川県坂出市寿町3-2-9
    0877-46-2869




    2006年02月28日

    とらや@坂出市(讃岐うどん)

    @香川

    1泊2日の香川うどん旅で坂出に泊まったわけだが、ホテルのすぐそばにある「明」といううどん屋をチェックしていた。ホテルそばとはいうものの、朝早くからは店を開けていないようだったので、実際その店に向かったのは昼を過ぎてからになったのだ。

    さて事前にチェックしていた住所をナビに入れ店に向かうが、地図上の道の無いような海際の場所が表示された。まぁ、よくあることで、近くまで行けば分かるだろう、と思っていたがなかなか見つからない。

    しばらく海のそばの道をうろうろ探していると、「とらや」という名前のうどん屋は見つかった。



    ここのような、ここじゃないような。。
    さらに近づいてよく見てみると、



    ありゃ、建物の横には「明」の文字が。
    店の正面は「とらや」だ。
    何らかの事情により、「明」は「とらや」になってしまったのだろう。。

    まぁ、いいか、とばかりに店に入る。

    店内はコの字型のカウンター。
    壁に貼られたメニューを見ると、「明うどん」というのがある。
    「明」とはやはり関係があるのだろう。

    →この時は一介の旅人である自分には事情は分からなかったが、さすがに地元民な方達のページは事情に詳しい。次のページなどをご参照下さい。(1) (2)

    ということで、明うどんを注文。
    うどん待つ。
    うどん出てくる。



    いわゆる、ぶっかけうどんですな。
    ん?ひょっとして、香川でぶっかけを食すのは初めてかも知れない。
    この現代讃岐うどんの代表格メニューであるぶっかけうどん、実は私、少々苦手なのである。。

    うどんに少々のダシがかかっているのが「ぶっかけうどん」だ。
    ふつうのダシよりも濃いめなことが多い。
    盛りうどんの付けダシをうどんに「ぶっかけ」て食べたことからその名が付いたのだろう。
    釜玉同様、そんなに昔からあるわけではない、新しめの讃岐うどんのメニューであるらしい。
    しかし今ではすっかり讃岐うどんの定番なのだ。
    東京の(最近の)讃岐うどん屋でもよく見かける。メインメニューにしている店も多い。
    ということで、自分も東京では何度も口にしたことのある「ぶっかけ」であるが、正直あまりおいしいと思ったことはない。
    ダシをゴクゴク味わえるわけではなく(甘すぎることも多いし、そもそも少ないし)、うどんを味わうなら、しょう油うどんの方が良いしで、何となく中途半端なのだ。
    まぁ、定番メニューになっているのだから、自分の方が一般でないのだろう。。

    すっかり、「ぶっかけ」の話に終始してしまった。
    とらやの明うどんも、やはり「ぶっかけ」であることが自分にとってはマイナスではあるが、うどんとしては十二分においしい。
    さすがは本場の讃岐うどん、外れなしなのだ。
    「ぶっかけ」苦手な自分の意見などすっかり無視して構わないわけだし、そもそも、かけうどんなどもちゃんとメニューにある。

    ところで、この「ぶっかけ」、讃岐うどんでは珍しくわさびを混ぜて食べる。
    冷たいうどんに、少量の汁(ダシ)に「わさび」と来れば、これはもう夏のうどんの定番メニュー、「冷やしたぬきうどん」を彷彿とさせる。
    ところがこの「冷やしたぬきうどん」、驚いたことに西日本では存在しないメニューらしい。
    うひゃー。
    「冷やしたぬきうどん」についてもっと掘り下げたいところだが、今回の話の本筋からは外れすぎだし、そもそも西日本にはない、ということについても調べが足りない。
    この件については、また別の機会にじっくりやりたいと思うのである。

    さてさて。。
    この日うどんを食べ続けること9軒目。
    ここに至って、あまりに腹一杯になる。
    「とらや」を出たのち、しばしうどんから逃亡することにしたのだった。

    (香川DEうどん旅、あと2軒)


    とらや
    香川県坂出市沖の浜1-4
    TEL:0877-45-7366




    2006年03月06日

    東京麺通団@新宿(讃岐うどん)

    今日はこのうどんブログの前身ブログである「Eg-Blog本店」の記事を(まさかの)2更新したので、自分としてはこの記事で本日3記事目なのである。
    (こんな暴挙に出る時は、そう、酒飲んで酔っぱらってご機嫌なわけである。)

    んで、酔っぱらいついでに、その「Eg-Blog本店」の記事で「眞鍋ブログ」にトラバし、かつ、このうどんブログに誘導のリンクを張る、ということまでしたのである(当該記事参照)

    てなわけで、本来は少し前に予告していた「自作うどん実施編」(昨日実施した)をやろうと思っていたのだが、(もしかすると)今回は眞鍋ブログのトラバから辿ってきてこのブログにやってくる人がいるかも知れないので、「自作うどん」のようなマニアック記事は延期して、一般受けを狙って「讃岐うどん@東京(それも新宿、それも麺通団)」なのである。(いやらしいのである)

    さてさて、それでは「東京麺通団」。



    西新宿にあるこの讃岐うどんの店。
    一時の讃岐うどんブームのさなかに誕生したわけだが、その他大勢の讃岐うどんブームに乗ったうどん店とは少しわけが異なる。
    何故かというと、この「東京麺通団」、そもそも讃岐うどんブームを巻き起こした張本人 「田尾和俊(麺通団団長)」が全面プロデュースした店だからである。

    田尾和俊、という人がどんな人かというと、香川県のローカル月刊タウン情報誌かがわ「TJ Kagawa」の元編集長で、その紙面での連載記事で穴場讃岐うどん店を取り上げ、まず香川県内で穴場讃岐うどん店フィーバーを巻き起こし、そしてそのフィーバーを全国区に拡大し、今に至る讃岐うどんの一大ブーム&定着化を実現させた、その人なのである。

    ということで、知ってる人には言わずもがな、知らない人なら、(うどん好きなら)とにかく知っておけ、な人なのである。
    よく知らない人はとにかくその超絶代表的著書、うどん本の金字塔「恐るべきさぬきうどん」を読んでおけ、なのである。
    そんなうどん界の頂点に立つ男が総合プロデュースしているのがこの「東京麺通団」なのである。

    ちょっと大げさに感じられるる文章に過ぎたので以後あっさり行く(とはいうものの以上の文で書いたことはちっとも大げさではなく、全て客観的に事実なのである。)



    自分が最初にこの店に行った時注文したのはしょうゆうどん。
    讃岐うどんと言えば「しょうゆうどん」と思っていた、うどんに対してうぶな頃のことである。
    もちろん美味しかったが、第一印象は、ふーんコシがあっておいしいうどんだなー、くらいの印象だった。



    たぶんコレが次に行った時の写真だと思う。
    「あつかけ」だ。(あったかいうどんにあったかいダシ←関西ではうどんの汁を「つゆ」とか「しる」とか言わないで「ダシ」と言う)

    この時は自分のうどん経験値が結構アップしていた。
    そしてこのダシには驚いた。
    超ギンギンのイリコだしだったのだ。

    讃岐うどんの伝統的特徴はやはり「イリコだし」にある。
    そしてこの「東京麺通団」のダシはイリコギンギンだったのだ。
    どのくらいギンギンかは是非食べてみて確かめて欲しい。

    が、実は当の私も最初はこのイリコだしの良さがよく分からなかったのだ。
    関西人が東京のうどんの黒いつゆをおいしいと感じられないように、関東人にとっては関西のうどんの白いダシ、それも讃岐のイリコのダシは最初はおいしいとは、なかなか感じがたい筈。
    しかし、うどん経験値を重ね、讃岐系のうどんつゆ(ダシ)の良さも分かってくると、この東京麺通団のギンギンイリコだしの良さも自ずと分かってこようというもの。

    ということで、自分はこの「東京麺通団」の良さはイリコのかけダシに尽きると思っている次第なのである。イリコダシを味わいたいがためにここに行くこともあるくらいなのだ。
    (が、汁目当てで行くとすれば、関東人、東日本人は関西系、西日本系のうどんに慣れておく必要があるのである。完全初心者は「釜あげ」とか「釜玉」とかを頼むと吉かも知れない)

    ところで、この店のシステムは讃岐で言うところの「大衆セルフ(田尾団長語録)」系だ。
    うどんの種類を注文したらば丼にうどん玉を貰い、先に進んで取り皿を取り、カウンターに並んでいる天ぷらなどの「オプション(田尾団長語録)」を自由にチョイスし、レジで会計。あつかけの場合はその先にあるダシタンクのレバーを引いて自分で自由にダシ(汁)を丼に注いだのち、空いている席に着きうどんを食す、という一連である。
    これだけでも、本場讃岐香川気分満喫可能なのである。。


    東京麺通団
    東京都新宿区西新宿7-9-15
    TEL:03-5389-1077

    2006年03月09日

    香川の旅、二日目の途中で。。



    そりゃ、朝から9軒も連続でうどんを食べ続けていれば、腹の許容限度を超えるのは当たり前で、ついに満腹でうどんを食べたく無くなったわけである。

    なので、うどんから逃亡することにした。



    向かった先は「琴弾公園」。
    「寛永通宝」の砂絵があることで有名と知り、逃亡先に選ぶ。



    ↑コレ

    この写真は展望台まで上がってから撮った写真だが、この砂絵にはすぐ近くまで近寄ることが出来る。
    遠くから写した写真では良く伝わらないが、近づいて見てみると相当に巨大だ。

    この砂絵、行ってみるまで近代に作られた物かと思っていたが、寛永10年(1633)に最初に作られた歴史のある代物で、現在は地元の人達によって管理維持されているものと知った。

    広い園内にはあまり人影はなかった(12月だし)。
    公園好きである自分は、静かな園内を喜び勇んで散策などした。

    しかも砂浜がある。
    海大好きーなのだ。
    ということで、海をしばし眺める。



    かなり長時間この園内をふらつき、海でぼーっとし、ようやく腹がやや空いてきたところで次なるうどん店に向かうのでありました。

    (たぶん次はちゃんとうどんの話。。)














    2006年03月16日

    おか泉@宇多津町(讃岐うどん)



    朝からうどんを食べ続けること9軒。 「琴弾公園」でうろういて、ようやく次のうどんを食べられるまでに腹の中のうどんも消化されてきて、公園を出て次なるうどん店を目指した。



    やってきたのは「おか泉」
    「冷天おろし」という天ぷらの乗った冷たいうどん(いわゆるぶっかけ)が有名らしいが、うどん休憩を入れて多少腹具合に余裕が出来たとは言え、天ぷらを収める余裕はない。
    ので、頼んだのは天ぷら無しのただの「ぶっかけ」。今回のうどん旅はとにかく店舗数を稼ぐことを念頭に入れていたため、この辺は仕方がない。

    てなわけで、うどん待つ。
    うどん出てくる。



    うどん食す。

    うどん旅もいよいよ終盤を迎えて、この辺のうどんの食し方はいささか機械的になってきている。
    味はどうだったか、正直あんまり覚えてなかったりして。。
    一般店なので(うどんマニアでない)関東人でも抵抗なく食べることができますね。
    奇をてらわず、普通においしい讃岐うどんを食べたい向きには、今回行ったうどん店の中では一番オススメできるかと思います。

    ちょっと今回のレポはあまりにいい加減ですんません。。


    おか泉
    香川県綾歌郡宇多津町浜八番丁129-10
    TEL:0877-49-4422

    2006年03月30日

    讃岐うどんの旅〜最終回予告

    昨年12月に敢行した、1泊2日讃岐うどん香川(1人)旅。
    行ったうどん店についてぽつぽつと記事を書いてきたが、いよいよもってあと一店残すのみなのだ。

    しかし2週間前に最後の讃岐うどん店記事を書いてから、最後の一店の記事を書けていない。
    なんとか3月中にこのシリーズ終わりにしたいので書きたいのだが、今日はもう書く気力がない。
    てことで、今日は予告だけ書いておいて、明日の自分に責を押しつけて今日の私は眠りにつくとする。ぐぅ。



    Zzz・・・。むにゃむにゃ。
    (写真は讃岐富士>>飯野山)

    2006年03月31日

    長田in香の香@善通寺市(讃岐うどん)

    香川旅うどん店シリーズ、いよいよ今回をもって最終回である。



    日が暮れかけている。
    レンタカーの返却時間まであと1時間あまり、そもそも飛行機の出発まであまり時間がない。
    もう一軒うどん屋に行くにはギリギリだ。
    しかし、ここまで来たからにはままよとばかりに車をうどん屋に向けて走らす。
    向かう先は「長田in香の香」。釜あげうどんの専門店だ。

    にしても、「〜in香の香」なんて何だかOSHAREな名前だ。
    名前の由来は店のHPに書かれていた。
    http://www.geocities.jp/nagata_in_kanoka/

    さてカーナビの案内通りに車を進めたが、ココと示された場所は着いてみると田んぼの真ん中だった。
    またしてもカーナビにだまされたか!
    車を降りて歩いて探してみたものの店らしきものは見つからない。
    諦めて帰途につこうかとも考えたがココまで来ての撤退はあまりに悲しく、結局種々の手段を使って店を探索、なんとかたどり着いたのでした。



    しかーし、このタイムロスの結果、本当にあまり残り時間が無くなってしまった。
    カラータイマーがピコピコ鳴っている。
    急いで店に入り、急いで釜あげうどんを注文。
    そわそわしながらうどん待つ。

    待望のうどん出てくる。



    うまーそう。
    だが時間がない。
    例によって巨大なとっくりに、あっつい出汁が入っている。
    讃岐で釜あげ、というとこのとっくりは付き物なのだろうか。
    しかめっ面しながら、熱い思いしながら、とっくりを無理矢理つかんで出汁を注いだ。
    あまりしかめっ面なもんだから、店のおばちゃんが慌ててこっちに飛んできた。
    だが何とかおばちゃんの手は借りずに出汁を猪口に注いだ。
    時間がないのだ。
    急いで、うどんをかっこむ。
    うまい。
    うまいが、時間がない。
    熱い釜あげうどんをばかすか胃に流し込んで、急いで会計、急いで店をあとにする。

    てなわけで、何とか時間通り空港に着きましたー。



    いろいろな事がありました、讃岐deうどん旅。
    名残惜しいが、高松空港をあとに香川を去る。



    羽田に帰ってくる。
    夢のうどんの国での生活は終わり、明日からはまた東京で現実生活なのだ。


    讃岐うどん旅シリーズ 第一章 =完=



    長田in香の香
    香川県善通寺市金蔵寺町本村1180
    TEL:0877-63-5921

    2006年05月27日

    石丸製麺(乾麺)

    家でうどんを作って食べる時は自分の場合、たいてい乾麺を茹でて食べる。
    で、ずっと以前から好きで食べてるのが今回の石丸製麺株式会社の「讃岐うどん」なのだ。



    今みたいにうどんマニアになるはるか昔から、家でうどんといえばコレ、と決めて食べていた。
    色々なメーカーのものや、半生麺なども試してみたりしたこともあったけど、結局のところ石丸製麺の乾麺が一番おいしかったのだ。

    讃岐うどんがなんぞや、何て事も気にせずにずっと食べていたのだが、本社や工場が香川県高松市にあるれっきとした本場の讃岐うどんであったようだ。
    で、このうどん、とてもコシがあって味があって美味しい。



    こんな風に「かけ」で食べてももちろん美味しいのだが、自分がもっとも好んで食べる食べ方が「釜あげ」だ。
    乾麺を釜あげなんてって思うかも知れないが、これが旨い。
    今は書いてないのだが、昔のこの製品のパッケージの裏には釜あげうどんとしての食べ方、みたいのが書いてあった。当時の自分はうどんのそんな食べ方があるなんて全く知らなかったから、非常にカルチャーショックだった。
    で、さっそく書いてあるように、茹でたうどんをそのまま茹で汁ごと器に盛って汁を付けて食べたら、これが実に旨かったのだ。讃岐のひとは面白い食べ方をするもんだなーと思った記憶がある(←多分この時讃岐がどこだか分かっていない)

    そして、今の自分の最も好きな食べ方がこうだ。



    うどん茹でる。



    その間、椀に鰹節やネギや梅干し、時には卵を溶いて、めんつゆをかけておく。



    で、茹で汁でつゆをすこし伸ばして付け汁にし、茹で上がったうどんを鍋からそのまま箸で取って、付け汁でいただく。
    見た目は悪いが、これが実に旨い。

    って、よく考えたらこれは「ずり出しうどん」の食べ方と一緒じゃないか。
    期せずして自分の家での一番好きなうどんの食べ方が、「ずり出しうどん」であった。。
    なんともこの食べ方は簡単だし旨いし、一石二鳥なのだ。

    ちなみにこのうどん、太麺タイプのもあるのだがなかなか売ってないので、基本的にはオレンジの袋の上記の写真のやつをたくさん買い置きしているのだ。


    石丸製麺株式会社
    HP:http://www.isimaru.co.jp/top/index.htm
    (WEB店長のブログもあったです。→http://blog.livedoor.jp/isimaru_udon/

    2006年05月29日

    讃岐うどん和田@阿佐ヶ谷(讃岐うどん)

    阿佐ヶ谷、とは言っても駅からはかなり遠い。
    それでもこの店は何とも、わざわざ行く価値があるうどん屋だ。
    ここはあの「四国屋」直系のうどん屋なのだ。



    てことで、さんざん「四国屋」のうどんが好きだ、などと言っておきながらこの「和田」を取り上げていなかったのはよろしくなかった。
    関東の讃岐うどん店を取り上げるのを後回しにする傾向があったのだが、今後はちょこちょこやっていこうと思う。

    でもって、ここ「和田」は元力士の主人がやっていて、「四国屋」の味に惚れ、店で修行をし、そしてここ「和田」でしっかり味を引き継いでいるとのことだ。
    だから讃岐うどんとは言っても、これは四国屋的讃岐うどんであって、今風の讃岐うどんをイメージして行くと、これは大分違う。
    「四国屋」のことは以前に紹介したし、元祖主人の娘さんが開いた高円寺の「四国屋」のことも取り上げた。)



    一番始めにここに来た時に食べたうどんは、上の写真の「あつもりうどん」だったのだが、今、自分がここに来ると、どうしても「肉きざみうどん(大盛り)」を注文してしまう。



    「四国屋」や「和田」のうどんが食べたくなった時の激腹ぺこ時の自分は、この圧倒的存在感のある「四国屋的」肉きざみうどん(大盛り)が食べたくなっているのだ。
    とにかくボリューム感がすごい。
    「四国屋」のそれもすごいのだが、この「和田」の肉きざみうどん(大盛り)はとんでもなく圧倒的だ。
    食べ始めてしばらくは、肉肉ネギネギ肉ネギネギ、と言う感じで、なかなかうどんに辿り着かない。
    ようやくうどんに辿り着いた頃には一息入れないとうどんを食べられないくらいだ。
    で、肝心のうどんが、これがまた実に豪傑なうどんだ。
    実に男気があって存在感のあるうどんは、まさに「四国屋」のうどんの醍醐味である。
    そしてやはり汁が圧倒的に旨い。
    この汁の味は他にはないよなぁ。。

    (そんな「和田」であるが、近頃訪問した時はちょっと内装が変わっていた。
    主人も違っていたのだが、その時だけだったのか?その後行っていないから分からないけど。味はきっぱり「和田」のうどんだった。)


    讃岐うどん和田
    東京都杉並区成田東5-15-24
    TEL:03-3398-5778

    2006年05月31日

    さぬきや@上石神井(讃岐うどん)

    青梅街道というのは「うどん街道」という別名で呼んでも良いんじゃないか?などと考えている今日この頃。今回は(眠いので)詳しい説明は今後に逃げるが、ちょっとだけ述べると、青梅街道の起点、新宿大ガードの交差点の近くに「東京麺通団」がまずあるわけだ。そしてそこから西に青梅街道を進んでゆくと、数多くのうどん店が存在することに気が付くわけだ。

    今回の「さぬきや」(←高円寺のではない。高円寺の「さぬきや」も青梅街道の近くに立地している)は、やはり青梅街道沿いに立地する西荻窪の武蔵野うどん店「豚や」からさらに西に進み、井草八幡を通り過ぎ、善福寺公園の辺りにひょこっと建っている。青梅街道沿いにひょこっと建っているのは随分前から気付いていたのだが、気にはなっていたがなかなか探訪しないでいた。
    で、最近ふと地図で確認してみたら、上石神井の駅から歩いて行けるトコだった。それならばということで、西武線に乗って訪れてみた。西武新宿線は通勤定期があるのでフリーパスなのだ。(ちなみに西武線というのがコレがまた、沿線にうどん屋が多いのだ)



    道路沿いにひょっこり建っているのだ。

    のれんをくぐり中に入ると、真新しいきれいなカウンター。ちょっと意外だった(失礼。外観から勝手にふるぽけた店をイメージしていたのだ)
    カウンターの上段にはゆで卵が塩と共に皿に載っている。(サービスなのか、有料の品なのか聞きそびれた)

    壁にメニューが貼られている。
    結構普通な感じのメニューで、とりわけ讃岐うどんをイメージさせるようなメニューではない。
    で、注文したのは「冷やし肉うどん」。
    「かけ」とか「もり」とか頼めばもっとシンプルにどんなうどんなのか判断しやすいのだが、いかんせんこの日は腹減っていた(で、肉)、そして暑かった(で、冷やし)。単純なのだ。

    うどん待つ。
    うどん出てくる。



    見た目はぶっかけうどんのようだ。讃岐っぽい。
    食べる。
    おお、冷やし中華の様な味だ。
    旨い。
    角が立ってて、やや固コシで、やはり讃岐うどんの麺だ。うまい。
    あっというまに平らげる。

    しかし、「冷やし肉うどん」は旨いがこの店を代表する味というわけでもなかろう。
    近いうちにもう一度訪れて、こんどは「かけうどん」を食べてみたいと思うのである。


    さぬきや
    東京都練馬区関町南1-11-4
    TEL:03-3920-6997






    2006年07月17日

    すみた(2)@十条(讃岐うどん)

    (長いこと更新していなかったのに、何事もなかったかのように更新)

    なぜだか「すみた」に行きたくなり行ってきた。(近くに行く機会があったからなのだが)
    だけども平日じゃないし昼どきだし、並んでるだろうなぁ。。


    並んでました。

    それでも程なくして席に案内された。

    「すみた」といえば「かしわざる」とか「かしわおろしぶっかけ」が有名なわけだけれども、ぶっかけの方は前回食べてるし、ざるうどんは何となく気分でない。(並んで待って食べるのに、ざるうどんじゃあっけない気がして)

    てことで注文したのは「いか天ぷら」のかけうどん。
    やはりかけ出汁あってのうどんだろう、という持論もあっての選択。
    しかしこの日は夏日で激暑だった。だめもとで冷やかけに出来ないか聞いてみたが、あっさりダメだった。そりゃそうか。



    この暑いのに、しかも「すみた」でかけうどん食べる物好きもあまりいないだろう。
    とは言えさすがにかけ汁もかつんと出汁が効いていて美味しかった。
    うどんそのものは前回感じたような(「なかむら」のような)もにもに感のあるうどんではなく、ちょっと堅コシのうどんだった。どっちの食感が本来なのかなぁ?
    しかしまあ相変わらず人気の店だ。
    「UDON」なんていう映画も公開されるようだし、再び讃岐うどんブームがやってくるか。。


    すみた
    東京都北区中十条2-5-11
    TEL:03-3905-0099



    店を出る頃には行列は解消されていた。昼時をすこし外せば比較的すんなり店に入れる模様。


    2007年01月28日

    はがくれ(梅田本店)@大阪市(讃岐うどん)

    大阪というのは地下街が発達している。地下街にあった前回の「たかはた」を出てそのままずんずん地下街を行くと、今回の「はがくれ」があった。



    行列だ。
    「はがくれ」は大阪の人気讃岐うどん店だ。
    せっかく大阪に来ているのに讃岐うどんもないだろう、とは思うが、実際のところ大阪で行列のできるうどん屋が讃岐うどん店なのだから、とりあえずは並んでみる必要もあるだろうと。



    前の方には観光客らしき外国人な集団も並んでいる。
    大阪に観光に来て讃岐うどんも無いだろうと思うが、それは自分も同じである。
    ミシュランにでも載っているのだろうか?
    あるいは、日本の食文化に興味を持ち、しかし土地固有に持っていた食文化が次第に日本全国画一化に向かい、その最後の砦であったうどんですら、讃岐うどんというインベーダーに日本中が侵されつつある、そんな日本のうどん文化を研究している権威ある外国人のうどん研究者達であるかもしれない。(そんなわけはない)

    それは冗談だが、蕎麦至上に傾く日本の麺文化において、讃岐うどんがうどんの地位を維持している役割を果たしている貴重な存在であると認めた上で、しかし讃岐うどんは、他の地域で元々持っていたうどん文化を侵している繁殖力の強い外来種であり、対抗力の弱いうどん在来種にとっては危険な存在である、と考えているのが、今の自分である。その辺の話は、今後徐々にしていきたいと思っている。

    。。
    どうしても話が理屈っぽくなり申し訳ないが、こんなブログと思ってくらさい。すみません。。

    さて私は「かけうどん」を注文した。
    この店の一押しは「しょう油うどん」のようだが、讃岐うどんの実力を計るには「かけうどん」の方が有効であると思ったからだ。



    うどんの評価の前に感想だが、とにかく店主(?)が良くしゃべる。
    良くしゃべるのは大阪の人の特徴だ。
    タクシーの運転手も10人中10人が良くしゃべる。しゃべるのみならずギャグをかます。
    乗ってる間ずっとしゃべってる、冗談を言い続ける。
    これは大阪人の遺伝子に刻まれている性質であろう。
    今回驚いたのは、うどん屋の店主までしゃべってくるということであった。
    となりのカップルにしょう油うどんの食べ方についてずっとしゃべってる。しゃべるのみならずギャグをかましている。
    うどんを汁まで飲み干して食べきった自分を見て、「おぉ、全部食べたねー、おっちゃん、そんな人好きだよー」と言ってくる。
    思わぬところで、大阪を堪能できたので、自分は満足である。

    さて、うどんであるが、美味しい。
    美味しいが、それ以上の感想は特には無いです。
    まぁ、しょう油うどんが店の一押しなのだから、それで感想を述べるべきだろうが、讃岐うどんがしょう油うどんである、とは思ってはいないから「かけ」を食べたのは仕方がない。たしかにつるつるしこしこの麺なので、しょう油うどんにすると良さが生かされるうどんであると思う。
    本場香川的な讃岐うどんというよりは、県外人の思う「讃岐うどん」を食べさせてくれる讃岐うどん店である、と言った感じである。


    梅田はがくれ本店
    大阪府大阪市北区梅田1-1 大阪駅前第三ビルB2
    TEL:06-6341-1409

    2007年03月14日

    さぬき亭@野方(讃岐うどん)

    さて。
    今回はとっておきである。
    まぁ色々うどん屋に行ってはいるが、また行きたくなるようなうどん屋ではあっても、近所じゃなければそう何度も行けないのだ。
    ということで、頻繁に訪れるうどん屋と言うことになればやはり近所のうどん屋と言うことになる。



    野方のさぬき亭です。
    かなり頻繁に行きます。
    色々バレバレになる気がしますが、ここに書きます。
    うどん屋ですが、飲み屋です。気さくな店主1人でやってるお店です。
    昼から営業してるようで、昼はうどんを食べに来る客も多いのかも知れませんが、自分は夜しか行かないのでよく分かりません。夜はほぼ完全に飲み屋です。酒は飲むけど、うどんを食べずに帰るお客も多いです。
    ちなみに自分は最後に必ずうどんを食べますが、基本的に飲みます。色々な焼酎が置いてありますけど、基本的にビールです。ホッピーも飲みます。焼酎のことは良く分からないのです。
    他のところで、ようやく最近おいしい焼酎に出会うようになってきましたので、今後は焼酎を飲むかも知れません。



    何ともぐだぐだな文章ですな。
    これを読んで客が増えて落ち着いて飲めなくなっても困るなぁという気持ちがあるからかも知れません。(そんな影響力はもちろん無いわけですが。。)
    そうでなくとも、なかなか固定客の付いてるお店です。
    まぁ、そもそも野方という街が、よそからわざわざやってくるような街でもないのです。(やきとんの秋元屋みたいな、ヤケに広く飲んべに知れてる人気店もありますが)

    さて、私はうどんを食べる前に色々ある一品メニューをつまみつつビールを飲むわけですが、これがどれを頼んでもとても旨い。また、その前に付け出しが出ますが、これがいつ行っても違う付け出しで、またどれも旨い。
    野方では比較的新しい店でなのですが、すっかり街に定着しているのはこの旨いツマミ達を当てに常連が付いてるからだと思います。
    また店主も気さくで、人柄に客が付いてる面も大きいと思います。
    とはいえ、私は店でまったくしゃべったりしませんで、黙々と文庫本を読んでたりします。そんなのが好きだったりします。
    写真は、最初に好きになった鳥皮ネギ炒めです。



    うどんのことをちっとも書いていませんが、ハッキリ言ってここのうどんはおいしいです。
    いろいろメニューがあるのですが結局「かけ」を頼むことがほとんどです。かけでも天かす、かまぼこ、わかめ、ネギがデフォルトで入ってる。(あるいは、鍋焼きうどんを注文する)
    うどんも美味しいのですが、かけ汁もまた美味しいのです。





    麺の太さは中、色は白、良く伸びる感じで、「すみた」とか香川の「なかむら」のような軟体系の超有名讃岐うどん店を彷彿とさせます。
    出汁もすっきりしていて、とてもうまいのです。
    この店があるおかげで、私は都内有名讃岐うどん店にわざわざ行く必要が無いのです。

    そんな私のこの店のうどんに対する評価とは裏腹に、他の客達は酒を飲んでうどんを食べずに帰るわけですな。(もちろん〆にうどんを食べる客も多いわけですが)
    つまみメニュー達がこれがまたとても旨いのですし、とてもアットホームで店の雰囲気がすこぶる良い訳なので、うどんとは無関係に人気があるのも当然。
    まぁ、野方とはそういう街で、美味しく楽しく酒が飲める店に人が集まるのです。
    (そうでない店もバカスカ出来て、そんな店はあっという間に潰れてしまうという、なかなかサバイバルな街でもある)

    ところが、この店を筆頭に美味しいうどんを食べれる店が野方には他にもあって、もちろんそんなことは自分以外のうどんマニアには公にはされてなくて、1人ほくそ笑みながら地元でうどんをかっ喰らっていたわけですが、ついにここにマイフェイバリットうどん屋達を書いてしまい始めるに至ったのです(続く)


    さぬき亭
    東京都中野区野方5-18-5
    TEL:03-3310-3514




    2007年03月25日

    かのや@新宿(讃岐うどん)

    東京都心のうどん屋について考えてみようと思う今日この頃。
    東京の中心部では、残念なことに江戸時代にはすでに、うどんよりも蕎麦という風潮が出来てしまっていたのが歴史的事実。
    それが故に、多摩地区に於いての武蔵野うどんを除外すれば、東京のうどんというのが見えにくくなっている。
    東京というのはもともと日本各地出身者が集まって発展してきた訳であり、それは今現在に於いてもそうである。
    従って、東京では日本中様々な文化が入り乱れており、うどんに付いてもそうである。東京ほど日本中様々なうどんを食べることが出来る都市は他にまず無い。
    残念なことに、各地のうどんは本場で食べた方がよっぽど美味しいわけであるが、それでも日本中のうどんを食べることの出来る東京という場所はやはり、特殊かつ貴重かつ便利な場所であったりする。
    本場のうどんより味が落ちると考え、これまで軽視してきた東京都心部のうどん屋であるが、それでも本当に味が劣ればたちまち潰れるのが東京の飲食店でもある。数年以上も続いてやっていけてるうどん屋は、一定水準以上の味を持っていることは間違いない。
    ということで、これからは東京都心のうどん屋についても目を向けていきたいと思う。
    (つってももまー、これまで記事にしなかっただけで、人並み以上には東京のうどん屋も食べてきてはいるのである。)



    んで、新宿。
    西口はどちらかといえばビジネス街であるが、ヨドバシカメラのあるこの辺りは土日でも賑やかである。
    その西口ヨドバシカメラのすぐそばにあるのが讃岐うどんの「かのや」。



    椅子こそあるけれども、作りは立ち食いそば屋的である。
    食券を購入してカウンターに持って行き、うどんか蕎麦かを告げて席で待つ。
    こんな感じの大衆店であるが、味のレベルは立ち食い店のそれでは無い。
    手打ちのうどんは本場讃岐のうどんに比べればやや固めで、(麺聖言うところの)すいとん的食感が感じられるが、本場のうどんがどうとかいうことはともかく、うどんとして旨い。それで良いと思う。
    出汁がまた秀逸。あっさり、すっきり、しかし出汁の効いた良い汁だ。
    前述のように立ち食い的店舗なため、早かろう安かろう的制約があるなかで、このうどんはかなりのものだと思う。
    ここのうどんを食べるためにわざわざ足を向ける必要は無いとは思うが、新宿西口ヨドバシカメラに寄った際には是非食べてみて欲しいとは思う。






    かのや
    東京都新宿区西新宿1-16-11
    TEL:03-5320-1858

    2007年04月28日

    やしま@渋谷(讃岐うどん)

    武蔵野うどんの記事数が讃岐うどんの記事数を抜くまで、讃岐うどんについてはやらないつもりでいたが、気の変わりやすい私です。。

    渋谷に「やしま」という数十年からの歴史ある讃岐うどん店があるのはもちろん知っていた。
    しかし私、渋谷というところは普段まったく足を向けない場所であり、また、都内のうどん屋に対しての興味が低いこともあって、「やしま」にいつかは行きたいとは思いつつ、常に後回しになっていた。

    そして行ってみて後悔した。
    これはもっととっくに行っておくべき店だったと。



    センター街と井の頭通りに挟まれた通りの、そのまた路地にある雑居ビルの地下に「やしま」はある。
    ここにうどん屋があると知らなければ、ぜっったいに気付かない、そんな場所にあった。
    看板ものれんも何も無い。



    怪しげな階段を下りると、更に怪しげな狭い空間があり、そこに店がいくつか並ぶ。
    椅子に座る渋谷系若者が数人。
    ん?
    どうやらそれは、店に入るのを待つ行列であった。



    行列の出来る店とは、知らなかった。
    昼はとっくに過ぎてます。2時くらいです。(>_<)
    しばらくしてテーブル席に案内されました。

    さて、何を注文すべきか。
    壁に貼られたメニューはものすごい数があります。
    初めての讃岐うどん店は、とにかくかけ出汁を確かめたい。
    ゲソ天うどんをオーダー。
    「そのままですか?切りますか?」と聞かれました。
    ゲソ天は切った方が喰いやすいだろうので、「切ってください」

    うどん待つ。
    店内キョロキョロ。
    怪しいビルの怪しい地下にある店なのに、とても賑わっている。
    それも渋谷系若者達でいっぱい。



    昭和な物品・看板で壁は埋め尽くされている。
    レトロ系お洒落店舗である。
    渋谷のはしっこにひっそりと佇む、オヤジ系店舗だと思っていたが、まったく違った。



    ゲソ天が先に出てきました。
    でかっ。
    醤油をかけて食しつつうどんを待ちます。
    揚げたてゲソ天、旨い。



    うどん出てきます。
    でかっ。。
    普通の店だったら大盛り級。
    しかし、みるからにうまーそう。
    さっそく食す。

    旨っ!!

    第一に出汁が旨っっ!!
    これは旨い。
    しかし薄味。
    西日本の薄味出汁のうどんは食べ慣れましが、これは間違いなく薄味。
    しかし、薄味を補ってありあまるほど強い出汁。

    麺ですが、間違いなく旨い。
    しかし、やはり東京的讃岐うどん。香川で食す讃岐うどんのような、もにもにとした弾性はありません。良くも悪くも東京のうどんです。
    「四国屋」「さぬきや」同様、歴史あるこの東京の讃岐うどん店「やしま」の店主も代替わりしているようで、もしかすると先代のうどんはもっと違ったうどんだったのかもしれない。

    ということで、すっかり「やしま」が気に入ったが、渋谷はやっぱり慣れないなぁ。。人が多すぎる。行きたいけどなかなか行けない店になりそうだ。


    やしま
    東京都渋谷区宇田川町32-8 渋谷アールビルB1
    TEL:03-3464-9554

    ↑うどんログさんのところで、「やしま」の休業→移転情報がありました。(さすがだなぁ。。)
    http://udonlog.jp/2008/01/post_d5d2.html





    2007年05月19日

    さぬきのうどんや@曙橋(讃岐うどん)

    今さらながら都内のうどん屋を連発。
    知る人ぞ知るというより、知ってる人はみんな知っている、そんな店がしばらく続くかも。

    新宿から地下鉄で2駅目の曙橋駅にある「さぬきのうどんや」は土日休みという、自分にはなかなか訪れ難い店。
    だいぶ前に一度訪れているが、その時はさほど印象がなかった。
    しかし、自分のうどんに対する見方はずいぶん変わってきたので、平日に休みが取れたついでに再訪。



    店には軽く行列。人気店なのだ。
    店をのぞくと、なにやらスーツケースを抱えた観光客の若い女性達が5、6人。
    どうやら韓国からの観光客のようであった。支払いについて店主夫婦(?)とうまくコミュニケーションがとれず、店主・韓国観光客お互い戸惑っていた。結局はまるく収まっていたので良かったです。
    それにしてもこの店、韓国のガイドブックに紹介でもされているのだろうか。韓国でもうどんはポピュラーなもののようなので(韓国DE讃岐うどん)そうであっても不思議ではないな。

    落ち着いたところで、じゃこ天うどんを注文。
    (「ぶっかけ」が人気らしいが、自分はぶっかけは好きじゃないのだ)



    さっそく食す。
    ややっ。これは実に旨い。前回感じた印象とはずいぶん違う。
    うどん自体はおそらく変わっていない。変わったのは自分の方だ。
    出汁はすっきり良い味を出している。
    しかしそれ以上に特筆すべきはうどんの麺だ。
    東京での讃岐うどんは、本場香川の讃岐うどんとは違い、固く締まって伸びはほとんど無いうどんが多い。この差はおそらく水の違いに起因してると自分はにらんでいるが、確証はない。事実として東京の讃岐うどんは総じて固く伸びが無いのだ。
    ところが、この「さぬきのうどんや」のうどんは、讃岐の讃岐うどんと同様、しっとりとした弾力があり伸びやかなコシをもつ。他の多くの東京の讃岐うどんの固さには水の違い以外にも、何やら原因があるのだろうか。

    ともかくも、「さぬきのうどんや」の讃岐うどんは本場に近い讃岐うどんであった。
    前回感じた印象の弱さは間違ってはいない。
    実際のところ、インパクトのあるうどんではない。強く自己主張するようなうどんではないのだ。
    優しくすっきりとバランス良くまとめられた、本場的讃岐うどんであった。
    平日しか営業していないので、再訪は難しいが、機会があれば是非とも再訪したいと思うのであった。


    さぬきのうどんや
    東京都新宿区住吉町6-12
    TEL:03-3350-9688


    2007年05月20日

    丸香@神保町(讃岐うどん)

    不本意ながらも讃岐うどんが続くが仕方ない。
    都内の有名うどん屋は、やはり讃岐うどん屋が多いのだ。

    お茶の水や神保町の賑やかな通りから少し入った場所に丸香はある。
    ここもプチ行列。
    学生やら何やらで元々人の多い場所だから、まぁ仕方ないか。
    個人的にはこれで3回目くらいか。



    店内はカウンター席少々に広いテーブル席。20人以上は入れる。
    釜玉が美味しかった記憶があるので、釜玉注文。しかし、やはり汁の入ったうどんも食べたい。かけを頼もうとしたが、冷やかけがあったのでそちらを注文。さらには、九州うどんの雄、「ごぼ天」が目に入った。讃岐でもゴボ天はメジャーな天ぷらなのだろうか?
    「ごぼ天」も追加してうどん待つ。



    釜玉すぐ出てくる。うまいこと釜揚げのタイミングだったのだろうか。
    奥に見えるのがごぼ天らしい。かき揚げ的なのを期待していたが、どうも違った。

    釜玉は熱いうちに食べなければ美味しさ半減。あらかじめ溶かれた卵がうどんに絡んでいるが、それに出汁醤油を加え更にがっとかき混ぜ卵が半熟状になったところで、一気にかっ込む。
    旨い。
    やはりここの釜玉は旨い。
    卵にしっかりコクがある。うどんは東京的讃岐うどんで固コシ伸び無い系だった。
    おそらく讃岐で言うところのうどんのコシとは違うと思うが、しかしこれはこれで旨い。

    さて、変な形のごぼ天を喰ってみる。
    ん?
    ちくわに棒状のゴボウが突っ込んである。これはごぼ天じゃないんじゃないんか?
    悪くはないと思うが、ごぼ天だと思ってこれを食すとちょっとがっかり。



    次いで冷やかけ出てくる。
    さっそくばりばり食す。

    あっ。
    出汁うめー。
    丸香ってこんな出汁強かったのか。
    出汁旨いと思っていた東京麺通団は最近以前より出汁が弱く感じるが(気のせいかも知れんが)、丸香の出汁うめー。
    釜玉も旨いが、これは出汁を味わうべきだと思った。

    そして腹一杯。。
    近くの三省堂書店などでまったり過ごす。
    過ごすうちに、熱かけも食べてみたいと思い始めた。冷やかけのかけ出汁が旨かったからだ。
    三省堂を6階から1階まで攻めてくうちに腹にすき間が空いてきたので、再び丸香へ。。



    昼時を大きく外れたので、今度は行列は無い。
    店内は5分の入りだ。
    さっそくかけを注文。



    ビールを飲んでうどん待つ。生ビールはプレミアムモルツだ。
    天かすがテーブル上に置いてある。うどんに入れ放題なのが嬉しい。



    かけうどん出てくる。
    食す。
    旨い。やっぱり出汁うまー。
    途中天かすを入れてしまい、出汁の味が弱くなってしまい少し後悔。

    いずれにしても丸香は十二分にオススメの讃岐うどん屋である。


    丸香
    東京都千代田区神田小川町3-16-1
    TEL:03-3294-1320




    2007年05月21日

    がもううどん(2)@坂出市(讃岐うどん)







    何やら片田舎のローカル駅。
    鴨川駅とあるが、千葉ではない。

    駅を出て、散りかけた桜の咲く川の土手沿いの道を進み、脇道に入りさらに進むとやがてうどん屋。



    並んでる。
    並んでるどころか、丼もって突っ立ってうどん喰ってるカプールもいる。



    がもううどんだ。
    いつのことだったかすっかり忘れたが、2007年4月7日の午前9時半、私は香川県坂出市の「がもううどん」でうどんを待つ行列に加わっていた。(いつだったか、しっかり分かってるわけだが)

    いゃ、まあ、前回の讃岐探訪のように気合いの入った讃岐うどんツアーというわけではなく、まぁ、なんとなくついでがあったので讃岐で讃岐うどんを喰ったったのである。(ついでに讃岐に行ける用事があるというのも意味不明なわけだが特に説明はしないのだ)

    いずれにせよ、讃岐の地を再び踏むことが出来、真っ先に向かった場所は「がもううどん」。思い返してみると、「がもううどん」が今のところマイベスト讃岐うどん店@香川県だったからである。
    あの時感じた感想は今持って同じか、確かめてみたかった。

    行列は出来ているが、列の進みは速い。
    たちまち店に入り、大釜の横でうどんを茹でる店主に「あったかいの」を注文。
    うどんを丼に受け取り先に進み、前回食べれなかった天ぷらのトッピングを含めた料金を支払い、天ぷらをとり、かけ出汁を鍋からすくってうどんにかけ、店の外に飛び出し、屋外でうどんを食す。うまー。



    あぁ、やっぱり旨いぞ、がもう。
    前回はもっとふわっと柔らかかった印象があったが、今回はふわっとはしておらず、しかし伸びやかなコシと適度な固さを併せ持つ、讃岐的讃岐うどんであった。
    今日言いたかったのはここのところである。
    がもうのうどんは、東京で食べる固コシ伸び無い系の東京的讃岐うどんとは違い、しなやかに伸びる感じのコシを持つうどんであったのだ。
    再訪したがもうにて、あらためて東京の讃岐うどんと讃岐の讃岐の讃岐うどんの違いを実感したのであった。
    そして「がもううどん」のうどんはやはり抜群に旨いのであった。さらに出汁もやはり抜群に旨かったのだ。


    がもううどん
    香川県坂出市加茂町420-3
    TEL:0877-48-0409




    この場所、前回訪れた時は田んぼ(か麦畑)だったのだが、駐車場となっていた。
    駐車場を広くするよりも、屋外でいいから、座って食べれる席を充実させるべきだと思うのだが、こんな事思うのは自分だけだろうか。
    まぁ、秘境的興味でもって、がもううどんの存在価値があるというのなら今のままでも良いだろうが、外で立って丼を片手で持ってうどんを食すのは、さすがに純粋にうどんを味わうという観点からするとどうかと思うが、どうだろうか。まぁ、いいか。



    犬にうどんを投げてやる客がいて、それを食す犬がいる。
    さすがにこんな光景は、香川でしか見たこと無い。

    2007年05月22日

    はりや@高松市(讃岐うどん)

    なるべく早く東京のうどんに戻りたいので、連発で讃岐うどんin香川で行く。



    成り行き上4月に香川でうどんを喰ったわけだが、前回の讃岐行とは異なり、それ程気合いの入ったうどん旅ではないため、レンタカーとか借りたりせず、移動は電車&徒歩である。



    しかし、四国の電車はとことんローカルである。
    この駅も名前は忘れたが、高松の隣駅である。無人駅である。駅舎すら無い。
    基本的に電車で移動するような土地柄でないのは確かである。

    無人駅を降り、目的地である「はりや」へ向かうのだが、一般的にはおそらく駅から歩いていくような距離にある店ではない。が、自分は歩くのは苦にならないタイプである。歩くのが問題ない人なら、それ程問題ない距離でもあるのである。



    到着。
    そして、行列。
    ちなみに開店前である。
    正直並ぶのは大嫌い人間な私。。
    開店前から並んでるのでは、行列は不可避である。
    泣く泣く行列に並ぶ。





    待つこと40分以上。
    ようやく席に着ける。
    店外だけでなく、店内に入っても並ぶ必要がある。カウンター席の後ろにいるのはギャラリーではなく、席に着く順番待ちなのだ。



    そして注文していたこの店の定番メニュー「かしわざる」登場。(店に到着後1時間あまり。重ねて言うが、私は行列は嫌いである。うどんを喰うのに茹で時間以上に待たされるのは良しとしない人間である)

    さっそく食す。
    実に旨い。
    実に旨いが、旨いと言うことを前提で、文句を言う。
    ざるうどんなのに、ぬるいとはどういう了見か。。
    いや、厨房でうどんを作ってる課程をじっと眺めていた限り、茹で上がったうどんは水でガシガシ洗われていたし、作業上の問題は特にない。
    だけどもうどんはぬるかった。
    まぁ、たまたまということにしておこう。

    でもって、うどんはさすがに旨い。
    もにもにして、かつ弾力のあるうどん。
    やはり讃岐の讃岐うどんは弾力のあるうどんなのだ。
    もにもにのしっかりしたコシのあるうどん。
    そして、かしわ天も揚げたてジューシーで実に旨い。
    (かしわが揚げ上がってからうどんが茹で上がるまでに結構な間があったのも事実であるが)

    書きながら、何だかいつもよりも辛口トーンであることに我ながら気付くが、これは「はりや」のうどんの麺の旨さのプラスなイメージに対し、ぬるいとか、店内で並ばされるとか、自分的に気になるマイナスイメージが表にでた結果であろう。

    それにしてもいかんともしがたいのは、付け汁の甘さである。
    こればかりはこの店の元々の特徴であろうから、たまたまということではない。
    東京の付け汁が辛いのはともかくとしても、そして、香川人の付け汁の味の嗜好性まで把握してるわけでもないのだが、それにしてもこの付け汁は甘すぎると思うのだが、どうだろう?

    いずれにしても「はりや」のうどんは大人気店だけあって、十分においしいうどんであったのは間違いない。(とは言え、ざるのうどんは十分冷やした方が良いと思います。汁の甘さについては香川人の嗜好にまかせます。店内で並ぶのもあまり気持ちの良いものではないです。)

    いや、重ねて言っておきますが、うどんはとてもうまいです、かしわ天はうどん以上に好印象で旨いです。

    (あまり「はりや」に文句たれる向きも少ないので、たまにはこういうのも良いんでは?(と、自己弁護。。))


    はりや
    高松市郷東町587-174
    087-882-3301

    2007年05月23日

    さか枝@高松市(讃岐うどん)

    私は2005年年末に香川へおもむき、讃岐うどん店巡りをしたのだが、その時が初の香川de讃岐うどんだったというわけではなく、それをさかのぼること更に数年、うどんに対して今ほどの特別の関心があったわけではない時に香川を訪れ讃岐うどんを数店食べ歩いている。(食べ歩いているんだから、それなりにうどんに関心があったわけでもあるが)

    で、今回の「さか枝」はその時に行ったうちの一軒である。だから今回で2回目である。
    なぜわざわざ2回目の店に行ったかというと、「さか枝」はいわゆる「大衆セルフ」の店。セルフさの度合いは各店によって様々だが、「一般店」とは異なり、うどんを受け取ったら、自分で天ぷらをチョイスしたり、ネギを乗せたり、はたまたうどんを自分でゆがいたり、出汁を自分で注いだりしなくてはならない。そして、2005年末の讃岐うどん巡りでは、「製麺所型店」と言われる製麺所でついでにうどんを食べさせて貰えるという、いわゆる穴場的なマニアック店を主に巡っていた。香川で「一般店」についでメジャーな「大衆セルフ」の店には1軒も寄らなかったのである。

    さらに、最初に「さか枝」でうどんを食べた時の自分の感想は、「汁薄っ、醤油入れてー」というものだったのである。
    その時からうどん経験値を上げた今、「さか枝」のうどんにどんな感想を自分が持つか知りたかったのである。

    そんなわけで、「さか枝」再訪。



    何だか沢山の人がたむろってます。
    以前来た時より人が多いです。

    店内はほぼ満杯。
    うどんを注文するカウンターには軽く行列が出来ています。
    列に並び、順番が来たところでうどん中を注文(大中小とある)
    どんぶりにうどん玉を入れたものを受け取る。
    カウンターの前には湯をはった流しみたいな場所があるので「テボ」にうどんを入れうどんをゆがく。
    天ぷらが乗った棚があるので適当に天ぷらを取る。
    金を支払うタイミングがよくワカランが自分はここまでやった後で支払った。間違ってるかも知れないが、まあいいか。
    それに更にネギなどの薬味を乗せ、最後にダシの入ったタンクからダシ(汁)をうどんに注いで、うどん完成。。



    ようやく空いてる席に着き、さっそく食す。
    旨い。
    以前に「薄い」「醤油入れたい」と感じた汁も、今ではすっかり出汁の旨さを感じられるようになっっていた。
    強く主張する出汁ではないが、すっきりとおいしい出汁であった。
    そしてうどんは、こちらもやはりムニムニとした弾力のある食感であった。東京で食す多くの讃岐うどんのような固コシのうどんとはやはり違う。旨い。

    そして量多いっ。これで中。でもって安っ。旨っ。

    「さか枝」は讃岐うどんの1つの特徴であるセルフ形式の作業の一通りをすることの出来ると言う点でもオススメできる。
    東京でもはなまるうどんのようなセルフ形式の店が出てきてはいるが、出汁を自分で注いだり、特に、うどんを自分でゆがいたりするような店はまずないので、これはやはり香川でしか体験することの出来ないセルフっぷりだ。


    さか枝
    香川県高松市番町5-2-23
    TEL:087-834-6291




    地元の常連客に、観光客も多数入り交じる賑わいであった。

    2007年05月24日

    連絡船うどん店@高松市(讃岐うどん)

    今回の香川では3軒うどん屋に寄っただけで、早くも帰り支度。
    そもそもちょっとしたついでだったのだ。
    飛行機も使わず、高松駅から岡山に渡り新幹線で帰ろうとする。



    駅内には岡山へ向かう電車が既に入線している。
    が、ふと脇を見るとうどん屋が。



    うーむ。この電車に乗り遅れると、次の電車までかなり時間がある。
    なんとしても乗りたい。
    時間は無いが、しかしぎりぎり間に合いそうなので駅構内のうどん屋へはいる。
    早々にかけうどんを注文。
    駅のうどんなので特に期待しないで待つ。冷凍うどんであってもまぁしょうがないか、くらいの期待値である。



    さて、うどん出てくる。
    見た限り冷凍ではないし、東京の立ち食いそば屋のうどんのようなふにゃふにゃ麺でもない。
    食す。
    ぉぉ、旨い。
    もちろん、駅うどんレベルでの旨いだが、さすがに香川の駅うどん、一般店で出されても問題ないくらいのうどんだ。他地域の駅うどんではあり得ない高レベルだ。

    麺はこれまで食べてきた讃岐うどん同様、適度な弾力を持つムニムニした食感を持つ。汁はさすがに薄めだが、さっぱりすっきりで旨い。
    香川にやってきて、3店しかうどん屋回らなかったのではさすがにもったいないなぁ、と思っていた。
    そんなところ、思いがけず4店目の讃岐うどんを食べることが出来、すっかり満足して発射ギリギリの電車に乗って岡山。岡山から新幹線にてビールなど飲みながらゆっくり東京へ帰りましたとさ。。

    さてさて、今回この記事を書くにあたり改めてこの店のことを調べたら、この店何と連絡船うどんだと言うではないか。下調べしてから行けよ、と思うが、いつも行き当たりばったりなのだ。
    連絡船とはかつて瀬戸大橋が開通する以前に香川〜岡山間に就航していた宇高連絡船のこと。その連絡船内にあったうどん屋が香川の人たちの思い出の味だったらしい。
    その連絡船のうどんを再現したのが、この高松駅構内のうどん屋だということ。
    成る程。改めて写真を見返してみれば「連絡船うどん」と看板に書いてあるし、船の舵まで置いてある。
    成る程。。

    この店や、かつての連絡船うどんのことはやたらWikipediaに詳しく書いてあった。
    かつて船内にあったうどん屋に麺を卸していた製麺所とは違う製麺所が、今の連絡船うどん店に麺を卸してるとのことです。


    連絡船うどん店
    香川県高松市浜野町1-20 高松駅構内
    TEL:087-851-2213