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ずり出し、ずり上げ



2006年05月14日

母屋@日の出町(ずり出しうどん)

前回のあらすじ) 八王子に吉田うどんを食べに行くが、しかし目指すうどん店は休業。
腹を減らし失意のまま、次に候補にしていた別のうどん店を目指すことに。
さて、その顛末はいかに?!

てなわけで、八王子を離れて目指すは、あきる野市を経由して日の出町。
こちらのブログ、「東京ウエスト」さんの記事を見てピックアップしていた、「母屋」といううどん屋だ。
八王子とあきる野市を結ぶ都道61号線を進む。
山を1つ越え2つ越え、延々山中を行き、最後に長めのトンネルを抜けると里が開けてようやくあきる野市に抜けた。
さらに北に向かいあきる野市を突っ切って日の出町へ。
道脇に案内の小看板があり、案内に従いそちらへ入るとすぐ目指す店はあった。



うーむ、いかにも田舎の民家だ。
東久留米の「たかはし」を思い出すが、周囲の田舎度はこちらの方がはるかに高い。



中の感じも「たかはし」を思い起こさせる。
席から庭を眺めることも出来る。山が見える。

さて、ここに来た目的は「ずり出しうどん」だ。
武蔵野よりさらに奥の、五日市や奥多摩、秩父の辺りの農家で食べられてきたうどんだという。
「引きずり出し」とか秩父では「ずり上げ」とか呼ばれたりもするらしい。
(「ずり出しうどん」を出す店として、奥多摩の「鴨足草(ゆきのした)」という店が比較的有名だったのだが、どうやらこの3月で閉店した模様。。)

さっそく「ずり出しうどん」を注文。
うどん待つ。
うどん出てくる。





見た目は釜あげうどんですな。
しかし、付け汁がない。
どうするかというと、、



鍋からうどんをずるずる引きずり出して、、



椀にうどんを盛って、かつぶしやネギやしょう油でもって食す。
実にシンプルうまーな食べ方だ。
うどんも手打ちで実にうまい。

武蔵野うどんよりもさらにシンプルな食べ方。
東京埼玉の山中では武蔵野とはまた別のうどん文化があった。
ここにまた関東うどんの奥深さを知るのであった。


母家
東京都西多摩郡日の出町大久野990-4
TEL:042-597-1870






2006年05月22日

初後亭@あきる野市(引きずり出しうどん)

前回から随分間があいてしまった。
で、前回の「母屋」に行った日、実はさらに続けてもう一店「ずり出しうどん」を出す店に行っていた。今回はその店「初後亭」。
(ここも前回参考にしたブログ「東京ウエスト」さんで紹介されている。)
「母屋」のある、日の出町の隣、あきる野市の武蔵五日市駅に移動。距離2〜3kmと言ったところか。かなり近い。
例によって事前に場所を十分確認せず行ったため駅周辺をぐるぐると迷う。
なんとか見つけた店は思っていた以上に駅のすぐ近くだった。
(HPがあって、地図も載っているので確認しておけば何のことはないのだが。。→http://www.gws.ne.jp/home/shogotei/





この店では、ずり出しうどんは「引きずり出しうどん」という呼び方をしていた。
「引きずり出しうどん温野菜載せ」というのがあったのでそれを注文。
うどん待つ。
うどん出てくる。



んー、野菜たっぷりだ。
野菜とうどんを引きずり出して椀に盛り、しょう油と薬味で食す。
旨い。
食べ方を書いた紙も置いてあるので、初めてでも戸惑わない。
それによると、椀に鰹節を盛ってしょう油をかけて置いて、うどんをそこに盛って、塩味を茹で汁で調節して薬味や野菜を載せて食すとある。
成る程、茹で汁を注ぐためにお玉が付いているのか。(「母屋」のずり出しうどんにもお玉が付いていた。)
さらに、茹で野菜を「まし」と表記していた。
武蔵野うどんで言うところの「糧」であろうが、「まし」という言い方はここで初耳であった。この呼び方は一般的なのであろうか。非常に興味深い。

こちらのお店、あきる野市で小麦や蕎麦を栽培している方が近頃開いた店とのこと。
小麦蕎麦栽培の様子はこちらの「多摩農園」というHPで紹介されている。


初後亭
東京都あきる野市三内字初後233
TEL:042-596-0541