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2006年08月31日

映画「UDON」(2)

「UDON」見た日から日が経ち、後日になりましたので、少し落ち着いて映画「UDON」を思い返してみました。
数日経てば少しは自分の評価も落ち着くかと思っていたが、実際の所やっぱしあんな酷い映画はないんじゃないかと思っているところです。
前回は駄作一歩手前と書いたものの、今にして思えば駄作そのものと断言しても良い。
ネットでの評価はまずまず、と書いたけれど、好意的に見ているのは香川出身者など、讃岐うどんについてある程度知識や思いがある人達だけ。
うどんに対する思いは抜きに、純粋に映画として「UDON」を見た人達の評価は一様にダメダメである。
何がダメなのかは、みんな同じような意見を言っているし、自分もまた、そんな見方に全面的に同意である。
↓特にこちらのブログ記事には、言いたいことをみんな書いてくれてます。
http://blog.livedoor.jp/tsubuanco/archives/50774110.html

まぁ、自分はマトリックス(1作目)以来映画を見に行ってなかったようなヤツだから、映画を語る資格もないわけだけども。。

しかしなぁ、、映画というものに対する愛情が感じられない(テレビドラマのような)映画だったし、しかも「うどん」に対する愛情も無いように感じた。
これも、自分がとやかく言えることでも無いのだけれども。。

ところで、「UDON」を見終わったあと、せっかく新宿にいることだし、「東京麺通団」でうどんを食べてこようと足を向けた。「UDON」はそもそも「麺通団」を映画化したものだったのだ。(麺通団については、端的に、この辺参照。。→http://www.mentsu-dan.com/index.html#profile


てくてく。もう少し。(なんかやな予感)


だー、並んでる。こりゃダメだ。
こんなに並んでるのは見たこと無いので、完全に「UDON」効果だろう。
並んでまで喰うこともないので、とっとと麺通団をあとにする。
なんだかなぁ。。

(しかし、話の舞台となった製麺所のロケーションは素晴らしかった。香川にあんな良い場所があったのかと。ただそれも映画ラスト近くの、ぶつ切りの風景描写で台無しだったわけだが)

2006年08月28日

映画「UDON」

やっぱし、うどんブログですから見とかないかんでしょ、という半ば強迫観念に追われつつ見に行きました、映画「UDON」。(サブタイトルにもローマ字で「UDON」って書いてるし。。)

ネットでは概ね好意的な意見が多いようなので、たまにはこういう意見もいいだろう、ということで、批判的な感想を述べていくことになることを宣言しておきます。


さて、映画館での映画鑑賞率は日本人平均を大きく下回る私が、しかし映画を見る時はここ、というのが新宿歌舞伎町である。「UDON」はコマ劇の映画館でやってるようなのでそちらに向かうと、、



何この行列。。
一瞬「UDON」ブームが増強されて再来か、と思ったが、当然そんな訳はなく、コマ劇本体の行列のようでした(何を演っていたのかは不明)。

まだ午前の部だし、並ぶこともまったくなく、上演30分前の館内はこんな感じでがら空き。



本を読みながら開演を待つ。
ややもって観客も増え(つっても定員の1割未満)、開演となる。
「UDON」見る。
たまに面白い。
ユースケサンタマリアは好きなのだ。(鈴木京香も好き。。)
ネタバレになるので詳細は割愛。
で、感想。

んー。
まず第一に、映画としての「UDON」。
これは全くダメだろう。。
点数を付けるとするならば、12点くらいでいいんじゃね?

次に「讃岐うどん」宣伝媒体としての「UDON」。
これもダメじゃね?
そりゃ、自分は讃岐うどんのこと知ってるから、映画見てても讃岐うどんが伝わるけど、全く讃岐うどんを知らない人にとってはあまりに説明不足で、ちっとも伝わらないんじゃね?と思った次第です。

役者を揃えているだけあって、駄作一歩手前で踏みとどまっている感のある、それが私の「UDON」を見終わった後での偽らざる感想であります。
とは言え、現代映画についてはこんなモンだろという退廃的な考えに基づいて考えるとするならば、十二分にエンターテイメントとして楽しめる映画であることは付け加えておくべき必要があるのである。楽しい映画であることは間違いない。そりゃもう。

(後日談・その他あり、またあした(たぶん。。))

2006年08月17日

テルメ小川@小平市(武蔵野うどん)

久しぶりに武蔵野うどん。

某掲示板にここのうどんがおいしかったと書かれていた。
調べてみると西武拝島線沿線じゃないか。会社帰りに行ける。
ということで、早速行ってきたのだ。

そしてここはうどん屋ではない。
日帰り温泉施設だ。
本当にうまいのだろうか。
しかし、公式ページ中にある「うどんの写真」を見ると、間違いない。うまそうだ。



てなわけで早速も会社帰り、西武拝島線小川駅で途中下車。東大和市駅からの方が近いのだが、うっかり過ぎてしまったのだ。
長いこと西武拝島線を利用しているが、この駅を降りたのは初めてだ。 駅前には、、何にもない。



公式ページには東大和市駅から20分、小川駅から24分とある。
どちらにせよ、歩くには長距離だ。
何にもない駅前をしばらく行くと府中街道。しばらく進むとやや賑やかになる。
そのうち青梅街道にぶつかり、今度は青梅街道を進む。
行けども、目指すテルメ小川はなかなか着かない。
蒸し暑さの中やや早足で進むと、20分弱ほどで目的地に到着しました。



右の建物がそれだと思ったのでこんなアングルで撮ったが、これは単なるアパートだった。
少し奥に入ると見えてきたのがテルメ小川本体。
なんともゴージャスな建物だ。



中にはいるとロビーはかなり広く、そして綺麗だ。
左手に食堂。
温泉に入らず、早速食堂へ。
どうやら食券制だ。
すばやく「小平名物 糧うどん」というのを見つけ、間違いない、これを購入。
カウンターで食券を出すと、「糧うどん」は20分くらいかかりますが良いですか?と聞かれる。よろしい。待とうではありませんか。茹でたてが食べられるのだろう。



席に着き、文庫本(沖縄本)を読みながらうどんを待つ。
あるいはメニューなんか眺めながら待つ。うどん以外にも色々なメニューがあるのだ。





うどん出てくる。
17分待ちといったところだ。



おおー、うどんは飴色、地粉のうどんだ。麺は中太。やや縮れていて、実に旨そうだ。
糧(武蔵野うどん用語:茹で野菜)もたっぷり。さやインゲンに大根に茄子、それに刻みネギ。椀に入った付け汁は暖かく、油揚げがたくさん入っている。
(奥のおにぎりは別途注文したヤツだ)

こりゃもう間違いなく旨いよ。食べなくても分かるが、当然食べる。
旨い。
コシもほどほどにあるし、味もある。固さもちょうど良い。糧が武蔵野うどんの付け汁に良く合う。
武蔵野うどんは一般に肉汁うどんが特徴とされることが多い。それはそれでそうなのだが、やっぱり本来の食べ方に近いのは糧うどんの方だろう。そして旨いよ。
それに糧うどんは一般の武蔵野うどん店ではメニューにあるところは少ないのだ。

温泉屋さんの食堂の武蔵野うどん。
思いがけなくも、本格武蔵野うどんを食べることが出来るのだ。

はてさて、うどんを食べたついでに温泉に入る。つーか温泉屋さんなのだ。
しかし私、実は日帰り温泉好きでもあるのだ。
→この辺とか参照:http://eg.txt-nifty.com/eg/2005/07/post_45af.html

湯船や洗い場の広さは標準的。サウナやジェットバスもある。
温泉の色は暗くて良く確認できなかったのだが、かなり濃いめの飴茶色だ。
東京のボーリング温泉なのだ。1600mも掘ったとのこと。かなりの深さだ。

湯に浸かるとヌルスベッとする。かなり良い湯だ。
温泉から上がったら瓶牛乳を飲むのだ。



たまに紙パックの牛乳を置いているところがあるが、アレは全然ダメだ。自分にとってかなり評価ダウンの対象となる。
テルメ小川の牛乳は当然ビンだ。しかも小岩井だ。これは評価アップの対象だ。

てことで、温泉の方もなかなか優れもの。
何故だか「@nifty温泉」でのクチコミ評価はあまりよろしくない。
平日800円、休日1000円が高いと言っている人が多いが、えー?たかいかなぁ。。
自分は「テルメ小川」、温泉に対してもうどんに対しても結構な高評価を付けたいと思う。

(とは言え駅から歩くにはちょっと遠いんだな。会社帰りに気軽に寄ってくというのはちょっと難しいな。。)
(しかし夜でも食べられる武蔵野うどんというのは結構貴重なのだ。)

テルメ小川
東京都小平市小川町1-2494
TEL:042-344-1126

2006年08月12日

吾作@伊勢崎(上州うどん)

さて、自分が今もっとも注目しているのが群馬のうどんである。
「上州うどん」と勝手に分類して以前にも少しだけ取り上げてはいる。
群馬のうどんはその盛んさに比して、あまりにも取り上げられることが少ない。
もちろん、日本三大うどんの1つに数えられることもある「水沢うどん」が群馬にはあるし、知名度はぐっと落ちるが、「桐生うどん」や「館林うどん」というのも群馬のうどんである。
しかし、群馬にはそれらのうどんが局所的に存在するのではなく、全般にうどん文化が頑として存在している(ようである。平地部と山間部に差がありそうな気がする。今後の検証課題)。
あまりにもうどんが密着して存在している、言い換えると、あまりに普通の存在としてうどんが群馬に根付いていることが(プラス群馬県が全国的には地味な存在であることが(失礼。。))、群馬のうどんが一般には知られない存在となっている原因だと、現時点では考えている。このあたり、今後深く検証していく所存である。

そんなこんなで、今回は伊勢崎市に行って来たよ。
群馬の地理には全く疎いのだが、うどんの町としてアピールしている桐生市に隣接している。このことだけでも、群馬のうどんが一地域のみに存在しているわけではないことが分かる。



市の中心からは少し離れた車道沿いに「吾作」はありました。
ちなみに隣もうどん屋、向かいもうどん屋。うどん屋密度は香川並、あるいはそれ以上だ。。
駐車場は一杯。端っこにようやく停める。
出ていく車もあるし、見る間に入る車もある。かなりの人気店のようだ。

店内は大きなテーブル席と、座敷席がいくつかだ。天井が高く落ち着いた雰囲気だ。
メニューは壁に貼ってある。
きのこうどんや、煮込みうどんなど、いかにもなメニュー。
北関東うどんの基本である付け汁のうどんを食べたいが、きのこうどんが付け汁なのか不明なので、「きのこうどんは、付け汁ですか?」と店員に聞いてみる。
きょとんとして、しばらくののち、「そうです」と言われた。ここではきのこと言えば聞くまでもなく付け汁なのだろう。まわりの客もほとんどが付け汁系のうどんを食べている。



きのこうどん出来ました。
うどんはざるに盛られている。つややかで、いかにもコシがありそうなうどんだ。
きのこ汁はお椀に入って、きのこ盛りだくさんだ。うまーそう。

食す。
旨い。

温かい汁に冷たいうどんをつけて食べる。上州うどん(〜関東系うどん)の基本形だ。

うどんはやはりコシばっちりだ。噛みごたえがあり、味わいがある。
武蔵野うどんとは違い真っ白なうどんだ。
小麦の種類が気になる。国産なのか外国産なのかも。この辺は今後確認する必要がある。

きのこ汁が、これがまた何とも旨い。
きのこたっぷり、醤油味の汁はうどんに良くからむ。

さて伊勢崎の人気うどん店、自分の思い描く「上州うどん」のかたちをしっかり持っている。成る程、田舎うどんという呼称が、一般的には一番しっくり来るだろう。
武蔵野うどんとは形は似ている。しかし同じ系統ではあるものの、違いもまた感じる。上州うどんについて 、あるいは関東のうどんについてのこの辺の考察は今後やっていくとして、伊勢崎の「吾作」、満足の一店であった。


吾作
群馬県伊勢崎市北千木町1410
TEL:0270-23-5584






2006年08月08日

かろのうろん@福岡市博多区(福岡のうどん)

福岡うどん(博多うどん)に戻ります。

福岡でうどん屋、2店目は創業明治15年という老舗、「かろのうろん」である。

そして結論から言うと福岡でのマイベスト店だった。
結論から言うなという気もするが、結論から言うのが好きなのだから仕方がない。

さて「かろのうどん」、前回の川端うどんを出てアーケードをずんずん行って、アーケードが終わったその先にあった。



派手な看板が博多らしい。



のちに気付くが、福岡うどんの店はこのように蝋細工のうどん見本がガラスケースの中に綺麗に展示されている店が多い。これもまた福岡うどんの基本と感じた。どことなく懐かしい。



のれんをくぐり店に入り席に着くと、テーブル上に置かれた、すり鉢に入れられた大量のネギ(青)と、同じくすり鉢に入れられた山盛りの一味唐辛子に目を引かれた。これものちに分かることだが、これらもまた福岡うどんの基本形なのだ。ネギ、辛子入れ放題。
考えてみると、うどんに限らず東京系の飲食店には、このような取り放題、入れ放題というシステムは無かったように思う。

そして頼んだうどんが、これもまたまたのちに気付かされるのだが、福岡うどんの超基本形、ごぼう天うどんである。自分は福岡にやってくるまでは、福岡うどんの基本は「ごぼう天」ではなく「丸天」だと考えていたのだ。しかし、これは自分の見たところ誤りである。のちに行くうどん店では、周りの客は十中八九ごぼう天(ゴボテンと呼ばれていた)を頼んでいたのだ。

そしてうどん。



あぁ、ぶれてます。
ベスト店だなどと言っておきながら肝心の写真がいまいちだ。
もやもやっとしていて良く分からないが、ごぼう天は薄くスライスしたゴボウをかき揚げにしたものだった。
そしてこのゴボテンがさくさくで絶妙に旨い。
なるほどー、ごぼう天とはかくも旨いものかと、不肖、初めて知ったのである。
そしてこののち、他の店でもごぼう天うどんばかり食べまくる訳だが、ごぼう天とは「薄切りスライスかき揚げ」形式が一般というわけでは無いと言うことを知り、ゴボテンならびに福岡うどんの奥深さを知ることになっていくのだ。

ところで肝心要のうどんだが、丸くて太くて、もにもにと優しい食感で、まさに自分が思い描いていた福岡うどんそのものだった。実に旨い。讃岐の「がもううどん」を思い起こさせた。柔らかいのにコシがある(もにもに)

うどん良し、ゴボテン良し。そして汁も旨い。
さっぱり出汁は、昆布の出汁らしい。ふと見ると大鍋にだしがらの羅臼昆布がどーんと入っていて、持ち帰り自由です、何て書いてある。だしがら大好きー、なのだが持ち帰る術もないので仕方なく昆布には手を付けずに店を後にするのでした。


かろのうろん
TEL:092-291-6465
福岡県福岡市博多区上川端町2-1