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ゆでたて家@野田市(つけ汁うどん(その他))

前回の亀戸の「麦笑家」に行ったら、「武蔵野らしくないところにある武蔵野うどん屋」に関心が高まったため、千葉県野田市にプチ遠征。

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「ゆでたて家」というお店。
店頭でガラス越しにうどんを打っている。北関東のうどん屋によく見られるスタイル。
店内は広い。

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メニューは裏にも続き、カレー汁などがある。
付け麺スタイルのうどん屋。1キロとかいうのもある。
典型的な「田舎っぺ系」のうどん屋だ。

・・・と書いて、当ブログで「田舎っぺ」を取り上げていないことに、今、気付いた。
「田舎っぺ」については、後日触れたいと思うが、東京西部~埼玉南部のスタンダードが「きくや系」とすれば、埼玉北部のスタンダードが「田舎っぺ系」だと言っても良いかと考える。今考えれば池袋の”>「うちたて家」も、論を待たず「田舎っぺ系」だ。

ところで「田舎っぺ系」のうどんも「武蔵野うどん」とされることが多いが、どうも自分はしっくりこない。前述の通り「田舎っぺ」の勢力範囲は北部埼玉にあって、このあたりまで武蔵野と呼ぶことに抵抗があるのだ。
のだが、実際のところ「武蔵野うどん」という呼称は結構一般化しているし、他に適当な呼び名もないため、仕方なく「田舎っぺ系」なうどんも「武蔵野うどん」と呼ぶことにする。(だが実体は、東京西部~埼玉南部のうどんと、埼玉北部~群馬のうどんとの間には顕著な差が見られる)
※2014.4.8追記:分類は「つけ汁うどん(その他)」にしておきました。この辺の分類は今でも迷いがあります。

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きんぴらごぼう。
決定的な「田舎っぺ」的アイテムである。

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つくね汁を注文。
うどんの色はほぼ白色。これは「田舎っぺ」に限らないが、埼玉北部~群馬のうどんは以南の武蔵野うどんと違い、色が白い。これはどうしたわけだろう。もちろんASWではなく地粉が主流だ。これについては今後検証したい。

さて肝心の味であるが、ずっしりした食感のうどんはやはり旨い。
伸びやかなコシなどは関東のうどんにとっては対極的な存在だ。
つくね汁のつくねはピリ辛(というか大辛)で旨い、汁もほどよく旨い。

こんな旨い武蔵野うどん(というか北東関東うどん(・・・なんか違う。武蔵野うどんでいいか))が野田にあるとは愉快だなぁ。


ゆでたて家
千葉県野田市中野台820-10
TEL:04-7121-5071

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