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うどん

元々うどん好きだと自認していたのだが、ずいぶん昔に「多摩の蕎麦、うどん名店77」という本を買っていた。この本は3対1で蕎麦の店の紹介の方が多いのだが、興味を引いたのはうどんの方だった。多摩のうどんは「武蔵野うどん」として紹介されている。

聞き慣れない言葉である。本には「武蔵野の土地は保水が悪く、水田には向かない地層だったために、アワ、ヒエ、小麦といった穀類の栽培が盛んであった。(中略)そんな土地柄なので、小麦は主食扱いされ、うどんは当たり前のように食べられる日常食であり」うんぬんとある。

なるほど、以前所沢の駅前で手打ちうどんの店なるものに入ったことがあった。あれはこれであったか。所沢が多摩地区なのかどうかはよく分からないが、武蔵野うどんの店として、東村山市、東大和市、小平市などの他に、所沢の店も載っていた(行った店ではない)

この「武蔵野うどん」なるもの、見ればみるほど自分好みのうどんだ。(底の浅い)うどんファンである私は、香川に讃岐うどんを食べに行ったりもしたが、麺はともかく醤油の効かないだし(関西ではつゆとは言わない(らしい))が、根っからの関東人である自分には何とも物足りない感想であった。(この辺も調べると奥が深そうだ(大阪うどん うす味の謎)

しかしこの武蔵野うどんは、醤油の強い汁であることはもちろん、もりうどん、肉汁うどん、荒っぽい麺と、何ともそそられる特徴を持っているようだ。
多摩地区に勤め先があることから、「多摩の~」なんて本を買ったわけだ。多摩には縁も近くなったことだし、これは行かねば、と思ったまま、似非うどん好きなので行かないでほったらかしていた。(武蔵野うどん好きの真性ファンのホームページがちらほらあることはチェックしていた)

しかし、最近になって行く気になり2店だけ行ってみた。

うまい。

わざわざ、四国くんだりまで行ってうどんなんか食べに行くこたなかった。(いや、讃岐は讃岐でもちろん行く価値、食べ歩く価値はあると思う)

まー、自分のことだからホントのマニアにはなれないと思うが、ぼちぼち感想など、この場で述べれればと思うのである。

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