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手打ちうどん 福助@小平市(武蔵野うどん)

清瀬にあった福助が移転したのはもうずいぶん前のことだと思うけど、ずっと行けずにいた。
それでようやく行けたのが2年前。久しぶりに食べた福助の武蔵野うどんの味に良い意味ですごくびっくりしたのを覚えている。いや清瀬に店があった時ももちろんおいしくていつも賑わっていたし、自分も何度も再訪したけれどこんなにおいしかったっけ、と。でそのままブログに書くこともなくまた時間が経ってしまったので、改めて行ってみた。

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移転先は小平市。最寄り駅は西武多摩湖線青梅街道駅。
清瀬にあった以前の店はラーメン屋のように厨房をカウンターがぐるりと囲うスタイルだったが、移転先の店は自宅兼店舗。自宅をうどん屋に改装したうどん屋は他にもたくさんあるけれど、その中でも環境も外観も内観も民家度はかなり高い。ふつうによその家におじゃましに行って、玄関で靴を脱いで居間に上がる感じ。実際にはうどん屋さんなのでカウンター席がいくつかと、テーブル席がいくつかがある。

なんだけどもかなりの人気店で自分が行った時店内は満席で席を待つ人がすでに一人いた。なので居間に上がる前に少々待つ。土曜の開店15分後という来店タイミングはさすがに間違えたか。とはいえそれほど待つこともなく席につくことができた。

もともと田舎うどんと白うどんがあったけれど、それは今も健在。そして自分が選ぶのはもちろん田舎うどん。田舎うどんは地粉100%の武蔵野うどん、白うどんは讃岐うどん。やっぱ武蔵野うどんが食べたい。

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追加メニュー「かて」に気づいてあとから追加注文。
うどんより先に供されたがやはりうどんと一緒に食べたいので手を付けずに待つ。
今さら言うまでもないかもしれないが、「かて」とは武蔵野うどんが実際に農家で食べられていた頃にうどんと共に茹でた野菜を食べる習慣があって、そのゆで野菜のことを「かて」と呼んでいたらしい。漢字で書くと「糧」。

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そしてうどん登場。
エッジの立った四角く太くつややかなうどん。かなり灰褐色に色づく。この時点ですでにおいしい。
前回来た時との違いは、前回は丸いざるにうどんが乗っていたが、今回は皿に乗っている。洗浄性とか衛生面とかあるのかな。皿とうどんの間にはすのこが敷かれているので水切りは問題ない。ちなみに清瀬に店があったときは器は三角形の特徴的なざるだった。

そそくさと一本口に入れる。ほとんど咀嚼しない段階ですでに小麦が香る。そして噛めばなおさら小麦の香りが口に広がる。がっしりしてるが噛みきれないほどではなくほどよく噛み進められる。肉汁を付けて食べる。うどんと肉汁の風味がほど良く絡む。どちらかの風味が勝つでも負けるでもなく、とはいえ完全に融合してしまうわけでもなく、お互いの塩梅が実に良い。
武蔵野うどんの素朴なところはそのままに、さらに洗練された感じ。洗練系の武蔵野うどん。いやあ、やはり前回感じた通り実にうまい。洗練系の武蔵野うどんとして相当にレベルが高いとやっぱり思いました。人それぞれ感じ方は違うと思うが、自分の思うザ・武蔵野うどんという感じ。
清瀬の頃の味がより洗練されたのか、自分のうどんに対する感じ方が変わったのか、それはわからないのだけれども。。

「かて」は汁につけながら食べて、そのあとうどんも一緒に口に入れながら食べます。自分は。「かて」は武蔵野うどんの原点と感じているので、メニューにあるとどうしても注文してしまう。

あとからもお客さんはたくさん来ていて、自分が店を出るころも待ってる人が複数いる感じでした。


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丸いざる時代と、さらに以前の三角のざる時代。三角の方は田舎うどんと白うどんの合盛りだけど、今のお店に合盛りはメニューにはなかった。


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青梅街道駅への帰り道、大きな図書館があったので入ってみる。もともと図書館が好きというのもあるのだけれど、思いつきだけど目的があって。図書館にはだいたい郷土資料が並ぶコーナーがある。武蔵野うどんが盛んな小平市の図書館の郷土資料コーナーに武蔵野うどんに関する資料がないか探しに行きました。そしてそれらしき資料を一つ見つけました。コピーさせてもらったので、自分がもともと所持していた資料とともに次回ちょっと紹介しようと思います。武蔵野うどんが実際農家で食べられていた頃のそういう資料です。

ではまた。


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手打ちうどん 福助
東京都小平市小川町2-1307-20
TEL:042-403-1500


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Comment

  1. コロリ@前橋 より:

    こどものころ、ぼくのうちでは、うどんをゆでるときには、いっしょに茄子なんかを鍋に放り込みます。あとで冷やして刻んでいっしょに食べました。「うどんのこ」と呼んでました。
    うどんは半分主食みたいなものだから、少しでも身近なもので楽しもうとしたんだろうな。

    • eg より:

      コメントたくさんありがとうございます。多摩地区の武蔵野うどんでは湯で野菜の付け合せを「糧(かて)」とよく呼ばれます(自分は実体験がないのですが)。そちらでもうどんにはやっぱり湯で野菜だったのですね。「うどんのこ」という呼び名は初めて耳にしました。貴重な情報ありがとうございます。他の地域ではまた別の呼び方があるのかもしれませんね。

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