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袋屋@さいたま市(埼玉のうどん)

2007年はとっくに始まっており、よその気の利いたブログはとっくに年末年始のご挨拶などを行っており、まったく自分も見習うべきなのだが、すっかりそんなタイミングは逸している。というか結局(今年も)年賀状さえも出さずじまいだったのである。

仕方がないので、正月などは特になかったこととして、淡々と2007年の1回目の投稿を始める次第である。

武蔵野うどんをきっかけに始めた「うどんマニア」であるが、このところ武蔵野うどんを武蔵野うどんと呼ぶことについて抵抗を感じている。

武蔵野と聞いて感じるイメージは東京の北西部がメインで、埼玉に入るとせいぜい所沢や狭山、入間辺りがギリギリと感じる。これは自分の主観でしかないが、武蔵野台地ということであれば一般に入間川・荒川から多摩川に囲まれた台地を指すとのことであり、この地学的見地から言っても自分の主観は概ね間違いではないと考えております。

そうすると今回の「袋屋」のある、さいたま市西区(旧大宮市)あたりから北や東に行くと感覚的には武蔵野うどんとは言いがたくなる。しかし、実際には埼玉北部~群馬県(果ては栃木県の一部)まで武蔵野うどんと同様の付け麺うどん文化が連続的に広がっているのである。

話が長くなるので、この話は今後ちょくちょく考察していくとして、今回は、そう言ったわけであるから、武蔵野うどんとは言いがたい、がしっかり地元に根付いている埼玉県のうどんに対し「埼玉うどん全般」というカテゴリーをとりあえず作ってみた。(つまらない呼称なので本当はもっと良い名前を考えたいのだが)

(これに伴い、これまで「その他」にしてしまっていた「粉家」「鬼うどん金勝」「万吉うどん」を「埼玉うどん全般」カテゴリーに移動し、かつ「加須うどん」をこのサブカテゴリーとする)

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で、「袋屋」であるが地元では結構な人気店らしく、ネット上にもいくつかのレポがある。

昼前にもかかわらず、続々と客が入ってくるのでやはり人気なのだろう。

メニューをざっと眺めるが、肉汁やきのこ汁などの関東うどんらしいメニューは見あたらなかった。

ここはちくわ天セットのもりを注文する(天ぷらのセットは「かけ」か「もり」を選べる)

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汁は冷たい。

しかしうどんは太くつややかで、実に旨そうだ。

食す。

旨い。

とてももにもにしている。

適度な弾力で、噛みごたえのあるしっかりしたうどんだ。

地元の人気はまったく頷ける。

肉汁はないし、そもそも汁が冷たいので、一般的にいってもここは武蔵野うどんとは言われないだろうが、埼玉うどんのレベルの高さを知ることができる良い店だと思いました。

ちくわの天ぷらも、ちくわがとても肉厚でふかふかしてて、衣もサクサク。旨いうどん屋はこういったサイドメニューもとても旨い。

今度行く機会があれば、温かいうどんを是非食べてみたいと思うのでした。


袋屋

埼玉県さいたま市西区大字中野林202-4

TEL:048-624-2968

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