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あんめうどん@富士吉田市(吉田のうどん)

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行列が出来ている。人気店の様子。

昨日に引き続き、吉田うどんは「ゆもりうどん」。

今回は「あんめうどん」。実は自分の初ゆもりうどんである。

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この富士吉田市の辺りにはこういったスタイルの店が多いのだが、スナックなどが並ぶ平屋建ての一続きの建物の一角にこの店がある。

特にゆもりうどんが看板メニューというわけではないのだが、メニューに湯もりうどんがあるのをめざとく見つけ、これはとばかり「ゆもりうどん」を注文。自分の後ろに並んでいた観光客らしき壮年夫婦の奥さんも(つられたのか)ゆもりうどんを注文していた。

混雑する店内の座敷の隅に座り、うどんを待つ。

うどん出てくる。

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初ゆもりです。

吉田うどんらしく、キャベツが乗っている。

しかし汁は釜揚げの茹で汁である。乳白色だ。

かつお節がひとつかみ分乗っている。

もちろんこのまま喰っても味がないので、テーブル上の醤油やら味の素やらすりだねやらを手元に引き寄せ、それらにて茹で汁に軽く味つけをする。

初ゆもり食す。

旨い。

まったく素朴な味わいで、もともと素朴な吉田うどんの良さが引き立つ、際だつ。

吉田うどんはマニアなら行き着くところ、ゆもりで食すべきではないかとすら思える。

ふと、自分の後ろでゆもりを注文していた奥さんが気になりそちらを見やる。

ちょうどゆもりが届けられたところであった。

きょとんとしている。白い汁になんだこりゃといった風である。食べ方ももちろん分からなく、店員に聞いていた。

気になって食べるところも見てみる。怪訝な顔をしている。。

おそらく初吉田うどんであったのだろう。ただでさえマニアックな吉田うどんにあって、いきなり「ゆもりうどん」はマニア度が行きすぎている気がする。

先にゆもりを頼んだ自分のせいかも?と思うが、こればかりは致し方ない。。


あんめうどん

山梨県富士吉田市上吉田3031-1

TEL:0555-22-6676


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ゆもりうどんにしろ、ずり出しうどんにしろ、あるいは武蔵野うどんにしろ、いずれも農民が自家食としてなるたけ手軽にうどんを食そうとしたその究極の形態だと考える次第であるが、その辺の推察についてはまたいずれ。。

各自、家で簡便に食べていたものであるから、うどん屋が商売するようなメニューでなかったのは、容易に想定できる範囲内である。

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Comment

  1. issey より:

    はじめまして、
    吉田うどんの麺はとてもしっかりしているので、麺に直接味付けして食べる方法が最もこの麺の良さを引き出すと思っています。だからできれば湯盛りも別皿に取って味付けして食べたいのです。

  2. eg より:

    そんな食べ方もあるのかぁ。
    また湯盛りを食べる機会があれば試してみようかと思います。

  3. kits より:

    湯盛りとは汁なしで
    鰹節とねぎだけに
    醤油ぶっかけで食べるのが
    正統だと思っていましたが
    本当にシンプルなので
    うどんやで湯盛りを
    扱っている店は知りません。

    一吉田市民

  4. eg より:

    返信遅くなってすみません。
    なるほど、店でなく家で食べるような吉田のうどんは、湯盛りで、しかも茹で汁も無いのですね。地元本来のうどんを知る方のコメントは大変ためになり、ありがたいです。
    また色々教えて下さい。
    (家で食べる時もキャベツを乗せるのかとか、汁には味噌を入れるのかとか、つけ汁が主なのかかけ汁が主なのか・・・たくさんあるなぁ)

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