地粉つけうどん 福福@八丁堀(つけ汁うどん(その他))
公開日:
つけ汁うどん(その他), 東京都(23区), 中央区
※2014.4追記(長文。読み飛ばし推奨)
このうどん屋さんが「武蔵野うどん」という前提で記事を書いていますが、あらためてネット上の情報を調べてみると実際は群馬系上州系という情報がちらほら。2007年のこの時以来訪問できていないので自分としては未確認ですが。この当時もすでに上州うどんや埼玉北部のうどんも、いわゆる「武蔵野うどん」と同様につけ麺のうどん文化を持っていることを認識していたのに、単純にこの店を武蔵野うどん店と認定していた。これは反省。そして一般的に「武蔵野」ではない地域の北関東のうどんと「武蔵野うどん」の関係の話はずっと自分を悩ませている課題で今も未解決。今後もどうしたものか悩み続けることになると思うのですが、とりあえずはこの店の分類にはたと悩んでいる次第。店として、武蔵野はもちろん上州のうどんであることも標榜しているわけではないからだ。「地粉つけうどん」という店名の「つけ」の部分を尊重して「つけ汁うどん(その他)」のカテゴリーを作ってしまった。が、まったくしっくりきてない。同様の悩みから「肉汁うどん」カテゴリーも作ってしまっていたのでどうにもまとまりがない。これら北関東のつけ麺うどんを全部ひっくるめて「関東つけ汁うどん」ということにできれば話は単純なんだけど、そうもいかない。そうしてしまうと北関東内のそれぞれの地域のうどんの違いが全然表現できてないし、そしてそもそも一般的な認識ともかけ離れている。悩ましい。どなたか知恵を貸してもらえないだろうかな・・・
——以下、当初の文章——
また随分更新に間が空いてしまった。
久しぶりの今回は、少し前に行き損ねた八丁堀の武蔵野うどん店、「福福」に再チャレンジの話。
私は多摩リーマンなので、こっち方面にはほとんど縁が無い。
同様に、武蔵野うどんも縁が無いはずだが、こんな武蔵野とは最早呼べない東京の東に武蔵野うどん屋があるというので行ってみた。
が、その1回目は準備中だったので断念。
今回は多摩での勤めを終えた帰りにわざわざ会社から家を挟んで反対側のところまで足を伸ばした(バカだなぁ。。)
時間かけて苦労してやって来た甲斐あって今回は営業中。
時は夜もだいぶ進んだ頃。
店内に入ると、酔いどれリーマンで一杯。
普通なら退却の一手だが、今さら引き返せない。
盛り上がってるリーマン卓の端の席に無理矢理座る。
(うどん屋なのに)酒席で激しく燃え上がるグループに負けじと生ビール。
突き出しはうどんの切れ端を揚げたもの。
注文したうどんは、福福うどん(だったかな?)
付け汁じゃないうどんもあったが、当然付け汁をチョイス。
福福うどんって何ですか?って店員に聞いたら、メニューに書いてあるよ、と言いながら揚げ玉や肉やらなんやらが入ってるうどんと言われた。確かに書いてある通りです。愛想は良くないなと思いましたが、多分悪い人では無いです。深夜近くの平日の都心のビジネス街の真ん中で、ジーパンにTシャツでうろうろしてる自分が不審だったと思います。。
周囲の喧噪がより激しくなり始めた頃、うどん出てくる。
成る程、うどんはほどよい色艶を持ち、見るからに締まっている。確かに地粉うどんだ。
汁の器は大きめ。
さっそく食す。
うどん、旨い。
麺はしっかり粉の味がして噛みごたえがあり、まさしく武蔵野うどん。(武蔵野うどんとは一切謳っていないが)
この麺の旨さなら、武蔵野うどんを知らない都心のリーマン達にも十分アピールできるだろう。だからこそ(うどんを食べてはいなかったが)沢山の酔いどれリーマンが集まっているんだろう。
惜しむらくは汁。
旨いのだが、武蔵野の付け汁ではないんだな。
言うなれば、いわゆる東京のうどんの汁。
都内の一般の蕎麦屋で食すうどんの汁の味である。
もちろんそういう汁は旨いのだが、地粉の力強い味とコシのうどんにはこの汁では弱い。
もっとガツンと来る武蔵野うどんの汁でないと、地粉つけ汁うどんの魅力は生かし切れないと思う。
が、まぁ、そんなことは自分が偉そうに語ることでもないのだ。
そんなこととは関係なくこの店で、黒スーツに身を固めた都心のリーマン達はよりいっそう激しく盛り上がり始めているのだ。
ストレス発散か。ビジネスマンは大変だなぁ。。
それにしても元気だな。
自分はやっぱし地味に地元の赤提灯でホッピーをちびちびやってる方が落ち着く。
うどんは旨いが、自分の居場所にはよ帰ろう。
そんなことを考えつつ、家路を急いだのでした。
地粉つけうどん 福福
東京都中央区八丁堀3-11-8
TEL:03-3553-2929
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