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わら家@高松市(讃岐うどん)の旅(11)

香川うどん旅行1日目、前回の「小縣家」までで9軒のうどん屋を回った。ついに続けてうどんを食べる気がなくなったので、しばらくあてもなくフラフラと車で走り回っていた。

そんなして、いくらか腹を減らしたのち、今回の「わら家」に着いたころには、すっかり暗くなってしまっていた。

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やたらに広い駐車場は照明もなく闇であった。

駐車場からは店も確認できず、営業しているか心配になった。

どうにか店を発見。どうやら営業時間には間に合ったようだ。

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やっぱり真っ暗だったけども。。

店に入り食券を購入。

釜揚げうどんだ。

ここは当然釜揚げうどん。

釜揚げうどんの有名店なのだ。

ちなみに他のメニューも、「ざる」か「しょうゆ」しかない。

茅葺き屋根の趣のある広い店内は、時間も遅く、がらんとしていた。照明は抑えていてほの暗く、ムーディーで落ち着いた感じだ。一人でいると浮き気味である。しかし複数で落ち着いて食事をとれる雰囲気で、これまでのうどん屋とはだいぶ異なる。

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うどん出てくる。

つゆが巨大なとっくりに入っているのだが、これがべらぼうに熱い。手で持てない。縄がとっくりに結わえ付けてあるので、本来はこれを持って器につゆを注ぐのだろうが結構テクニックが必要で、縄を持つのは断念する。結局はおしぼりでとっくりの口をつまんで、どうにかつゆを器に移せた。

うどん食べる。

うまい。(食べる前から腹一杯だけど。。)

数年前(うどんマニアになる前)に香川を訪れた時は関西系のダシに慣れてなく、一番食べておいしかったうどんは、つゆが濃い釜揚げうどんだった。

今回の旅では10軒目の、ここ「わら家」で初めて「釜揚げうどん」を食べたが、やはり旨かった。

釜揚げは一番麺の味を味わうことができると思う。

ところで(1)。。

細い小口切りにした青ネギが山のように盛られて出てくる。

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そう言えば「恐るべきさぬきうどん」でうどんが出てくる前にネギだけをむしゃむしゃ食べきってしまうというエピソードが載っていた。

あれは「わら家」のことであったか。まねして食べてみる。

なるほど、むしゃむしゃ食べられる。旨い。山ほどあるので、うどんを食べた後も、ネギだけむしゃむしゃ食べてしまった。

ところで(2)。。

ここ「わら家」は四国内の古い民家を移築した「四国村」というところの一角にある、ということを後で知った。自分が到着した時は真っ暗で、当然「四国村」は閉まった後だったのだ。

「わら家」の建物自体も、古い民家を移築して改装したものだということだ。どうりで趣があるわけだ。

たらいに入った10玉入りの「家族うどん」なんてのもあり、家族など大人数で食事するのにも向いているだろう。


わら家

香川県高松市屋島中町91

TEL:087-843-3115


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