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なかむら@丸亀市(讃岐うどん)の旅(17)

さて、今回の讃岐は伝説の有名店「なかむら」だ。
古くは村上春樹がその著「辺境・近境」で詳細にレポートしたりもしている。

では、何をもって有名なのかと言いますと、ここはとにかく究極のセルフ店なのだ。
ネギを自分で切る、ショウガを自分でする、この辺は当たり前、何とネギが切れると客が裏の畑に行って自分でネギを抜いてくる、という驚愕のセルフなのだ。(但しそれは過去の話で、今はネギを自分で取ってくることは無くなったらしい)

さらには車で行くと切り返し必死な超狭い曲がり角があることでも有名。
しかしそれも過去の話で、川の土手沿いにあるこの店に、今では土手から降りる広い道が造られて、細い曲がり角をわざわざ通らなくてもすむようになったという。

さてさて、そんな「なかむら」に行くため土手上の道を進んでいると、前方に警備員がいるのが見えた。
そういえば、今の「なかむら」には誘導のための警備員がいると聞いたことがある。
警備員の誘導に従い土手を降りると、さてそこは「なかむら」であった。

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若いカプールが現れた!
究極のセルフ店と恐れられた「なかむら」は、今やカプールが手をつないで店に向かう、香川のデートスポットとなっていた!オドロキ!!
店の背景にはもっこりした讃岐富士(飯野山)を望むことが出来る。香川県にはなんだか、もっこりした山が多かった。

店も家もネット上で見かける写真よりも随分こぎれいだ。
ここまで有名になると、うどん屋も儲かるのだろう。

そんなことはさておき、店には軽く行列が出来ていたが、全体に若い人が多い。しかもカプールだ。どうやら本当にデートスポットらしい(たまたまかも知れないが)。
男独り身一人旅、軽くやっかみを感じながら、うどんを注文。
かつては、そこらに置いてあるうどん玉を自分で丼に取って、ネギを刻んで汁を注ぎ、そこらにいる店の人に自己申告で金を払うという、まさに究極のセルフ店だったらしいが、現在ではうどんは店の人が丼に入れてくれる。お金もレジがあって、そこで払うようになっている。ただし、ネギを自分で刻んだり、ショウガを自分ですったりするシステムは健在だった。大きなテーブルがあって、そこで、自分勝手に薬味を調合する。

村上春樹にディープと言わしめた、知られざる秘境店の風情は今はそこまでは感じることは出来ない。いささか拍子抜けではあったが、うどんの味は一級品であった。

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例のごとく、店内に食べるスペースはほとんど無いので、外に飛び出す。
庭先のような所に腰を下ろし、うどんを食す。
この辺りの風情は昔とそれほど変わらないのだろう。

激ウマー。
他には無い、唯一無二の食感だ。
もにー、としている。
もにもにうどんだ。

外見こそ、秘境的なイメージは無くなってはいたが、うどんの味は間違いないものだった。自分も再訪する時はカプールとして訪れたいと思う。
そんな、デートスポット(ほんとかよ)「なかむら」でしたー。


なかむら
香川県丸亀市飯山町西坂元1373-3
TEL:0877-98-4818


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土手の上にちいさーく警備員の姿が見える。

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伝説のネギ畑は想像していたより狭く、家庭菜園のようだった。

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伝説の曲がり角(ミラーのある所を左に曲がる)は、やはり究極的に狭い曲がり角であった。
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