千とせ@難波(肉吸い)
しばらくぶりに大阪のうどんに帰りまして。。
とは言っても、この店でうどんを食べてはいない。
?!
うどんブログでうどんを喰わないとはどういうこっちゃ?
ここ「千とせ」はうどん屋であるのだが、一番の人気メニューが「肉吸い」と言って、肉うどんのうどん抜きという不思議なメニューなのだ。
昔、とある芸人さんが二日酔いでこの店に立ち寄り、肉うどんのうどん抜きを注文したことに端を発したらしい。
その後、芸人仲間の中で広まり、いつしか一般客の間にも広まり、店の看板メニューになったとのことだ。
面白い。
ということで、ここは当然立ち寄る。
古めかしく庶民的な外観内観。おずおずと「肉吸い、小玉(しょうたま)」を注文する。(小玉の読み方に自信が無く、小さい声で「こたま」と言って、店員に「しょうたまですね?」と訂正されたのである)
「小玉」とは、小ライスに卵が乗っているオプションメニューである。
丼に並々と入った汁に、牛肉がこれでもかとばかりに入っている。これに生卵の乗ったご飯。うどんは入っていないが、これは美味しくないわけがない。(うどんマニアとしては失格なのかもしれないが、うどんばかり、小麦粉ばかり食べ続けていると、むしょうに米が喰いたくなるのだ。お米万歳(>_<)!)
汁をすする。肉を喰う。それをおかずに米を喰う。
旨い。
ちなみにここへは朝一に立ち寄った。朝ご飯に最高だ。
また汁を吸い、肉を喰い、卵をかき混ぜた米を喰う。
これは旨くないわけがない。
丼の底にも半熟になった卵が沈んでいる。
うどんは入っていないのだが、うどん屋でわざわざこれを食べたくなる気持ちはとても良く分かる。
とは言え、回りの客が皆これを喰っている訳でもなく、うどんを食べている人も多いので、うどんも当然旨いのだろう。
また来る機会があれば、今度はうどんも食べてみたい(って、うどんブログなのに。。)
千とせ
大阪府大阪市中央区難波千日前8-1
TEL:06-6633-6861
この店のすぐ近くに有名な讃岐うどん店「釜たけうどん」がある。
ご覧の行列だ。
自分が「千とせ」に行ったとき、「千とせ」は5分の入りだった。
店主店員が窓の外を覗き、「釜たけ」の行列を眺めて、「並んどるなー」なんて感じの会話をしていたのが印象的であった。
「千とせ」は大阪の古い時代のうどん屋になってしまっているのだろうか?
「大阪うどん」のうどん屋に並ばず、「讃岐うどん」のうどん屋に行列する大阪の人たち。大阪に限らず、日本各地で見られる「讃岐うどん」に対する過度のブランド意識。。
讃岐うどんはもちろん旨いが、決してダントツの存在では無いのだがなぁ。
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