[移転]→[閉店]川端うどん@福岡市博多区(福岡のうどん)
名古屋でのうどんに続いては、福岡のうどんである。
名古屋の時もそうだったが、今回も出張のついでなのだ。
こんな機会はみすみす逃すべきではないのだ。
さて「福岡のうどん」といきなり言っても、一般の感覚では福岡で「うどん」ってなんだそりゃ?だと言うのが普通だろう。
福岡と言えば博多で、博多と言えば豚骨ラーメンというのが常識的な感覚だと思う。
がしかし、実は福岡はラーメンだけではなく「うどん」の街でもあるのだ。
うどん発祥の地、などという説さえある。
しかし自分も福岡は何度目かなのだが、「うどん」という視点で眺めてみたのは今回が初めてなのだ。しかしそうして観察してみると、福岡がうどんの街であることは全くもって間違いのない話だと実感した次第である。
では福岡のうどんの特徴は何ぞや?と言うことになるが、よく言われる話としては(1)柔らかい麺、(2)丸天やごぼう天をトッピング、などといったあたりだろう。丸天とは何だ?などという細かい話は徐々にしていくとして、まずはともかくも、今回はじめに寄った「川端うどん」。
地下鉄中洲川端駅を出て、中洲方面ではない出口を出ると、そこから川端商店街のアーケードが続いていた。
どうやらここを進んだ先に「川端うどん」はあるようだ。
あった。
アーケードからちょっと脇道に入ったところにありました。
この店は24時間営業らしい。
(→こちらのブログ記事(http://msalon.blog69.fc2.com/blog-entry-52.html)によれば現在は24時間営業ではなく午前10:00~午前7:00営業とのこと。
なおかつ昼時に客がいなかったと書いたが(↓)、上記ブログの記事では深夜に行列とのこと。夜の街のうどん屋だったのか。成る程。(06/12/29追記))
しかし入った時刻はちょうど昼の12時頃。
それにしては客が少ない。というより、自分一人だ。
少し不安になるが、ここは有名店なのだ。
自信を持って店に入り、前述の「丸天うどん」を注文。
カウンターに並ぶ薬味に福岡うどんの「らしさ」が垣間見て取れる。
奥の赤いのは一味唐辛子だ。七味ではない。
その隣の瓶には唐辛子を種ごと刻んだヤツが入っている。福岡人は辛党なのだろうか。
そして手前の緑のは、自分はすっかりワサビだと信じて全く手を付けなかったのだが、後で調べてみるとこれは「柚胡椒」という九州では一般的な薬味で、しかも胡椒とは名ばかりで、柚と青唐辛子を刻んだものらしい。ほう、しまった。賞味しておくべきだった。
さて注文後に麺を茹でてもらって、茹でたて麺のうどんが出来ました。
ここのうどんは平麺。(きしめんよりはだいぶ細い)
福岡のうどんの一般が平麺と言うことではなく、(たぶん)この店が例外。
食す。
平たいのに、コシがある。
やらかいと言われる福岡のうどんにあって、これはやや意外だった。
おいしいです。
つゆは西日本系の白い出汁。なるほど、こういう汁のうどんを食べて育ったら、関東の黒い汁は食べられないんだろうなぁ。。
ちなみに博多では「汁」のことを「すめ」とも呼ぶらしい。
さて例の「丸天」。
丸天というのはこのように、「薩摩揚げ」のようなやつである。
いわゆる天ぷらではない。
福岡のうどん店では必ずと言っていいくらい、「丸天」がメニューにある。
そして「川端うどん」の丸天はゴボウが入っていた。
美味しかったです。
(あとで分かったが、この店はごぼう天の方が有名らしい。。)
ところでこの店のすぐ向かいに「WEST」という博多うどんの有名チェーン店があった。
こちらはたいそうな賑わいだったので、どうもこの「WEST」に客を取られているのが「川端うどん」に客がいなかった原因なのでは?と勝手に推測したのである。
「WEST」はメニューが豊富な今風のファストフード店的なうどん店で、「川端うどん」は昔ながらの手打ちうどん店といった感じなのだ。
実は千葉埼玉あたりにも集中して出店している。関東でも福岡うどんを食べられるのである。
(今回福岡に行くよりずっと前に行ったことが有り。今後、記事を書く予定)
川端うどん
福岡県福岡市博多区上川端町9-151
TEL:092-271-3409
Comment
ここはうどんを足で踏んでこしをだしています
匿名様、コメントありがとうございます。
足踏みうどんだったのですねー。
しかし川端から移転してその後閉店してしまったようですね。。