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あづまや@高崎市(上州うどん)

久々の群馬のうどん、上州うどん。
しかもどうやら高崎でうどんは初めてらしい。
うどんを食べるためにこの地へ来たわけではなく、友人の結婚式が軽井沢であったためこれ幸いとばかりに途中の高崎駅でうどんを食べ歩いた。つっても日帰りで済むところをわざわざ高崎に前泊したわけだから、うどん目的といってもこの場合その通りかも知れない。

その一軒目。
高崎から乗り換えてさらに二駅、井野という駅で降りる。
そしてそこから2km強。普通は駅から行く店ではなく、近隣の人がしかも車で行く店だろう。
しかし私は、はい、酷暑のなか駅からてくてく歩きましたとも。
誤算だったのは泊まりの荷物やら、結婚式用のスーツやらがわらわらあって、しかしまあ駅でコインロッカーに預けよう、という算段だったのだが、しかし井野駅というのは降りてみるととてもロッカーなどは見当たらないかなりのローカル駅だったのだ。
しかたない、荷物のまま歩きましたとも。

いやほんとに暑かったよ。
しかしこれまでにも猛暑の中をうどん屋目指して駅から歩いたことが何度もあったのを思い出す。。

ようやく汗だくだく状態で店につくと開いてない。こうまでしてたどり着いてみて休みは泣ける。
しかし、11時開店との情報の中、まだ10時50分くらいだった。
少し先のレンタルビデオ店で少し涼んだのち店に戻るときちんと開店していた。
しかも店の駐車場には車が何台も。開店と同時にお客さんがたくさん来ているようだ。

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店に入ると濃厚な昭和の雰囲気。
扉を開けてすぐのところに座席があるが、テーブルゲームの台だ。インベーダーか?
これはさすがに歴史を感じる。若い人はまったくわからないと思うが、かつては喫茶店などの飲食店のテーブルにインベーダーの台が使われていたりしたのだ。こういう姿をみるのは何(十)年ぶりだろう。動くのだろうか?
店は結構奥行きがあって、その先に長めのカウンター席とテーブル席・座敷席があってそちらがメインの座席のようなので、残念ながらインベーダー席には座らずカウンター席に座る。
目の上に並ぶメニューの札の中から肉汁うどんを注文。
カウンターの中程には種々の天ぷらがどん、と置かれている。セルフで取って後精算だろう。
かぼちゃの天ぷらを選ぶ。サービスの梅干しもきっちり皿に乗せる。
うどんが茹で上がるのをしばし待つ。

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皿にずっしり盛られたうどんは自分がこれまでに見てきた群馬のうどん同様ワイルドながらも白いうどん。太麺だが太さはまちまちで、それに刻みネギが乗る。
肉汁は油が浮かび、いかにも濃厚そう。
ごたくはともかくまずは一口。
おー、見た目同様実にワイルドな歯ごたえ。白くきらきらした見た目に騙されてはいけない。
ずっしりとめっちゃ噛みごたえのある、いかにもまさにも群馬上州うどん。
こういううどんを食べると多摩~埼玉南部のいわゆる武蔵野うどんとの違いが良く分かる。
この違いを述べる人はなぜだかあんまりいないようだけど、自分はいつまでも繰り返し述べたい。
武蔵野うどんも同様にワイルドでカタコシなのだけれども、埼玉北部から群馬にかけてのうどんはさらに密度の濃いガツンとしたカタコシなんだよなあ。
それに灰褐色なうどんが多い武蔵野うどんにくらべて、小綺麗に白いのも特徴と思ってる。
どうしてこれらの違いが生じているのかは今のところ分かるすべもないのだけれども。

久しぶりに群馬上州うどんについて書いたのでつい書きすぎてる、かな?
話を変えて、つけ汁の肉汁。豚肉たっぷりでコクのあるいいつけ汁。
しかし猛暑の中歩いてきた自分にこの熱々の汁はいささか今じゃない感が。。
いや実のところこの無骨な上州うどんには、実は肉汁ではない具のないつけ汁が一番合うんじゃないかという、そういう思いがあったりする。
実際の所、群馬でのうどんにおいて「肉汁」というのは武蔵野うどんでの「肉汁」以上に最近のメニューな感じがあるし、やっぱり「もりうどん」が上州うどんの基本なのはたぶん間違いないと思うのです。この辺、現地で実感のある方の意見が聞きたかったりするんだけれども。

とはいえ、肉汁はきっちり旨い。具だくさんで濃厚な旨い汁。
そしてうどんもなかなかたっぷりで、しかしこれでナント500円。天ぷらはどれでも一つ60円だ。ちなみに盛りうどんは350円!ものすごくリーズナブルだ。

うどんが盛ってあるのは皿で、水切りできずにけっこう水が貯まってるのはご愛嬌。この辺もワイルドだろ。
太く切られたうどんはゴワゴワと力強いが、ぴらぴらに切られてしまったうどんのはしくれはぷるぷる滑らか、対極的。
武蔵野うどん以上に素朴感のあるうどん、しかし無骨で密度のある硬さのあるうどんはヤワじゃない。そんな上州うどんを地で行くうどんでした。

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あづまや
群馬県高崎市福島町802-6
TEL:027-373-7984

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Comment

  1. コロリ より:

    群馬のうどんはしっかりしていると思います。
    家庭で作る場合も同じじゃないかな。
    ぼくの母なんかも固めにこねてましたね。
    そのほうが「腹持ちがいい」とも。

    今のパンはフワフワですけど、古代のパンはずっしりと重かったそいうです。
    そうでないときつい労働に耐えられないのだとか。
    たまに覗かせていただいてますよ。

  2. eg より:

    コロリさま
    どもどもです。
    久しぶりに群馬のうどんを食べに行けました。
    東京や埼玉のうどんともまた違うぎゅっと詰まった感じの群馬のうどんが好きです。
    確かに腹持ちしますねー。
    次群馬のうどんを食べに行けるのはいつになるかわかりませんが、過去に行ってブログにしてない群馬のうどん屋さんも取り上げようかと思っています。

  3. コロリ@前橋 より:

    最近は肉の入った汁がはやりなんですかね。
    子どものころは、家では作らなかったような気がする。

    • eg より:

      そうですね。どこの店が最初に始めたのかはわかりませんが(諸説はありますが)、家庭ではなくどこかの店が出したメニューが広まったのでは、と思っています。

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