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手打うどん保谷@西東京市(武蔵野うどん)

まだ行ったことのなかった保谷の武蔵野うどん店に行った。

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その名も「保谷」。

なんとなくガチャガチャとした外観に足が伸びず、今に至るまで未訪だった。

遠方へ遠方へと足が向いていったからというのもあるのだけれど、このところ近場に目が向くようになっての訪問。

例によって自転車(家から12km)で向かうもこの日は向かい風が強く途中であえなく断念。西武池袋線の駅方面へ進路変更、電車で店に向かうことに。

保谷、と書いたけども最寄り駅はひばりヶ丘。駅からは徒歩で1kmくらい。

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道中に麦畑。やはりここは武蔵野だ。

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交通量のある都道に面する店の前には狸の置物やら植木鉢やらで、やっぱり賑やかである。左にはあひる小屋。

店に入るとやや古さはあるけどテーブル二卓ほどとカウンターが何席かで、こざっぱりとして特に変哲はない普通のうどん屋さんの内観だった。

夫婦とおぼしき初老の二人でやっていた。

壁にいくつかのメニューが掲げられている中から、肉もりうどんを注文。

うどん待つ。

旦那さんは茹で釜やつけ汁の支度を始める。

女将さんは奥の部屋に引っ込む。

なにやら「トントン」と音が聞こえてくる。

いやあ、注文してからうどんを打っているようです。これは珍しい。いや、奥の部屋でやってるので音しか分からないんだけど、多分だんごを伸すところから初めて、でもって最後に切っている。ような音が聞こえてくる。

打ち終わって切り終わって、部屋から出てきて旦那さんにはいっとできたての麺を渡す。

旦那さんがそれを茹で釜に投入。正真正銘の打ちたて茹でたてだ。

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うどん出てくる。

大盛ではなく普通盛りなんだけども山のようにざるに盛られている。山頂が写真に収まっていない。ほう。

麺は結構細めん。灰褐色なうどんはつややかだ。

食す。

もっちりと柔らかい麺だ。素朴系武蔵野うどん。表面はツルッとしてて少し伸びがある。つけ汁も黒い汁に豚肉が浮かぶシンプルで素朴なもの。優しい麺にしっかりしとした味の汁がよくからむ。実にほっと安心できる原点的な優しく旨い武蔵野うどんだ。山のように盛られていた麺も気づいたらぺろりとなくなっていた。汁は最後だいぶ冷たくなってしまっていたのはちょっと残念。まあ仕方がない。

早い時間で客は自分一人。食べてる間二人は仲良くテレビを見ながら談笑していた。

うどんも雰囲気もほんわかした良いお店でした。もっともっと早く行っておくべきだったな。


手打うどん保谷

東京都西東京市住吉町6-2-2

TEL:042-423-1575

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