うどん小屋アサイチ@清瀬市(武蔵野うどん)
このところ少しバタついていたのが一瞬落ち着いたので、したらばうどん。
ぐーたりさんがレポっていた清瀬の新店へ。
駅からはだいぶ外れた場所にある。
ぐーたりさんの記事にある通り、民家農家改装系。
店内は広く、テーブル席と座敷席、それにカウンター席。
一人だったのでカウンター席に案内されたけど広く開放的な座敷席に比べてカウンターは少し窮屈な感じだったので、お願いして座敷にしてもらえば良かったな、と後から後悔。
糧うどん含むつけ汁うどんと、それにかけ系のメニューも豊富。かけも充実してる武蔵野うどん店は案外少数派。
とは言え初見の武蔵野うどん店なのでやっぱり肉汁うどんを注文。
しばし待つ。
うどん出てくる。
うどん、肉汁、きざみねぎ。
シンプルな構成。
しかし漂う品質感。
ガッツリ灰褐色な中太麺はつややか。全粒粉のつぶつぶが散り交じる。
肉汁の表面に漂うのは豚の背脂か。背脂使用の肉汁は初めてかも。
食す。
おー、しっかり硬麺、剛麺。かみ切れない程ではないがしっかりとした咀嚼が必要。
ぎゅっと詰まった麺を噛みしめる中にほんのり香る小麦。
茹でたて〆たてで艶やかなうどんはまったくもって自分の思うど直球の丁寧系の武蔵野うどんだった。
ややモソモソとした家庭的な香りがする武蔵野うどんも好きだけど、こうした表面つるりとした、しかし内面ワイルドさを秘めている武蔵野うどんも好き。これは武蔵野うどんの一つの到達。
背脂の浮いた肉汁はしっかりした味付け、それに脂の旨味・香りがしっかり加わる。うどんとの絡みも十二分。つまりはおいしいです。
新店ながらこの完成度。武蔵野の意志を本質的に受け継いでいるお店なのでしょう。
移動の足はチャリンコ。車は今はない。
(片道16km。いやさすがにキツイです。わりと限界。。)
しかし車では通らなかったであろう道を進むと、そこにはいたるところに武蔵野の息吹を感じることができる。
今どきまず見かけない未舗装の道路とか、
広がる畑、
残る雑木林。
東京もここまでくるとさすがに武蔵野の色が今でも色濃く散らばる。
いや、あくまで場面を切り取るとそう見えるだけでもちろん概ね宅地化が進んではいるのだけれども。
でもきちんと環境の保全がなされているらしい。
嬉しくなって道を進むけど、
思った以上に厳しい路面。
まあ、暮らし良く開発されていくのは自然の摂理だったか。。
清瀬の無人野菜販売所。
もっとぐっと手前、練馬の野菜販売所。
自分は武蔵野うどんが好き、という以前に、武蔵野の雰囲気を総じて好きなんだなと、というか身にしみてるんだなと思うのです。
うどん小屋アサイチ
東京都清瀬市中里5-11
TEL:070-5594-9930
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