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吾妻@池田市(大坂のうどん)

自分的にハイペースで投稿してるよー。

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はい。
つい見返してみて、カテゴリー「大阪のうどん」を書いた回の少なさに気づいたので今回は直球で大阪うどん。

繰り返すけれども、今の大阪のうどんの中心は讃岐うどん、からのこの地で独自に発展している関西讃岐うどん。
関西讃岐うどんについて自分の所感をまとめると、古くは讃岐の長田うどんを祖に持つ八尾の一忠系の釜あげうどんの流れが一つあって。
それからそして現在関西で主流の讃岐的ぶっかけうどんは、はがくれ~釜たけの流れの中で定着していったと個人的な客観的には思います。
この辺、認識が違うよー、っていう方はぜひぜひコメントその他でご連絡を。どうしても自分はよそ者の浅はかさなので。

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ここまで前置き。
でもって古くからの大坂うどんはどうなっているのか?というと、残っているところには残っている。
大坂は池田市池田駅近くにあるこちらの吾妻もそのうちの一店。
手持ちのうどん本「別冊サライ」増刊No.9(平成11年12月25日発行)によれば、こちらのお店は創業元治元年(1864年)とのこと。古すぎてピンと来ない。Wikipediaによると江戸時代最後の元号、慶応の一つ前がこの元治ということだから創業が江戸時代に遡ることになる。ほう。

ところで前述の別冊サライはうどん特集号。特に自分が心惹かれる「小田巻蒸し」(うどんの茶碗蒸し)がフィーチャーされている。そして今回の吾妻でもかつては小田巻蒸しを出していたとのこと。しかし残念ながら今では品書きにない。

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ビルにはなっているが老舗の面影をしっかり今に残している。
外観も内観も。
店内は広くそして落ち着く空気感。
こんな時自分はいつも「昭和」感を口にしていたが、昭和などはるかに吹っ飛ぶ古い歴史。
メニューには大坂のうどん屋における定番のメニューが並ぶが、注文の品はこの店の看板メニューである「ささめうどん」

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この写真は昨年(2013年)のものだけど、それよりもだいぶ前にも一度食している。
その時はブログに上げれなかったので、改めて再訪したのがこの時。
細麺のうどんで、出汁はあんかけ、具沢山で刻んだ揚げ、かまぼこ、塩昆布、すりごま、三つ葉、それにおろし生姜が乗っている。オプションでおにぎりも頼んだったんだっけかな。
あんかけのうどんといえば京都が思い浮かぶが、決して京都だけのものではなかったのかな。それにしてもあんかけ系のうどんにはこのおろし生姜が実に合う。

あんかけ出汁は非常にあっつあつ。熱々あんの汁をかき分けながら細麺のうどんをハフハフかきこむ。
うどんは優しく柔らかくつややか。出汁も強くは主張せず、たくさんの具材と一体となる、全体でじんわり美味しいうどん。
がつんとインパクトのあるうどんでは決してないが、本来の大坂うどんの姿を今に伝える貴重な店の一つなのではないだろうか。
うどん、出汁、具材、全てが一つ、三位一体となり滋味深いうどんとなる。
余所の地域のうどんとは異なり、大阪を始めとする関西のうどんはやはり一つの「料理」として成り立っている。「うどん」である以前に「料理」なのだ。
大坂うどんのイメージがなかなか固まらなかった自分が、今にしてそんなことをようやく感じる。
このニュアンスをどうにか伝えたいが、どうにもむつかしいのだなあ。

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吾妻
大阪府池田市西本町6-17
TEL:072-751-3644

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