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たらいうどん 平谷家@阿波市(たらいうどん)

2012年12月。四国うどん巡礼、徳島、鳴門市で鳴門うどんを3軒食べた後、同じく徳島、阿波市へ。

国道318号を北に向かうと山深くなっていく。この国道沿いにたらいうどんの店が何軒も点在している。うどん街道だ。閉店してしまった店もあるが、全部で10軒弱。うち2軒は以前に行っているので、まだ行ってない店へ。

徳島から香川へ向かう街道の一番手前にある店、平谷家。国道をそれて左に。脇道へ入る。対向車が来たらすれ違えないような狭い下る道。

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山の中をしばらく進む。

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少しひらけたところにお店。

写真のデータが壊れてしまってて、店の外観の写真が残ってない。

上の写真は店の脇にあるテラス席。ここで食事をとることもできるようだが12月。外で食べる人はいない。

店内は座敷に座卓が何卓か。

客は自分だけ。端の卓にちょこんと座る。

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メニューのたらいうどん、の隣に焼き鳥(二人前盛)とある。

この焼き鳥はこの店の名物のようだけどすでにうどん連食中だし、そもそもメニューは二人前で自分は一人だし。

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しかし、たらいうどん屋では沢がにも欠かせない。焼き鳥はあきらめても沢がにのことはあきらめませんでした。

沢沿いにあるこの地域、たらいうどんとはもともとこの辺りの木こりたちが谷川でうどんを釜で茹で、たらいに入れて皆で食べたことに由来するという。

川で沢ガニを取りおかずにしていたのだろうか。唐揚げでビールが欲しくなるが車なので我慢するしかない。

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しかるのち、うどん登場。

一人前のこぶりなたらいになみなみと釜揚げのうどん。つけ汁は温かい。この地域でジンソクと呼ばれる川魚で出汁をとるのが本来らしいがこの店がどうかは聞いてなかったのでわからない。

白く長いうどんはしっかりとうまい。野趣を感じる素朴なあじわい。なるほど、もっとあたたかい季節に外のテラス席で(かつ大勢で)食べたら、河原で食べる本来のたらいうどんをもっと感じることができるだろう。

気づけば自分以外にもお客さん。名物の焼き鳥をやはり注文している。出てきたそれは卓上の焼台で自分でジュウジュウと焼くもの。串には刺されていない大ぶりの鶏肉がゴロゴロしている。煙を上げながら焼かれる。香ばしく甘いにおいが座敷に広がる。実に旨そう。これにビールだったらなおさら。。

またの機会があったらぜひ焼き鳥とうどんを外でビールといきたい。

けれども、またこのうどん街道に来る機会があったら、まだ行けていない他のたらいうどんの店に行くだろうなあ、と思うのです。たらいうどん店をコンプリートして、そのあとにまた来ることができたら…

四国うどん旅はまだ続く。次はもちろん香川で讃岐うどん。


たらいうどん 平谷家

徳島県阿波市宮川内相坂35

TEL:088-695-2262

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