舩本@鳴門市(鳴門うどん)
まだスイッチは切れていないようなので、相変わらずの連投。
鳴門うどん2軒目は、鳴門うどんの店の中では大井食堂とならび、こちらも有名店であるらしい「舩本」。狭い海峡を挟んで淡路島側の、島になっている所の高島という地区にある。
かつては塩田があった地域とのこと。この地区が鳴門うどんの発祥という説もあるようだ。
広い道路がたいらな土地に縦横に走っているが、そのすこし古ぼけた道には車も人の気配もあまり感じられない。沖縄の離島のような、不思議に静かに時の止まったような空気を感じた。
目的の店はなかなか見つからなかったが、ようやくうどんののぼりを見つけた。
小さな水路を隔てた向こう側の集落の中に、店はある。
細い橋を渡ると、すぐそこが「舩本」だ。
静かで鄙びた集落の中にあって、少し場違いなくらいきれいな店だ。
そして唯一のメニュー「うどん」を注文(おでんなど、サイドメニューはいろいろある)
縮れた不揃いの太さの麺、刻んだ油揚げ、青ネギ。容姿は大井食堂のうどんと同様。
食す。
旨ーっ。
うどんはやわやわで、さらにふわふわ。やはりとらえどころのない食感。
そして汁がすごく旨い。やわやわのうどんは、やっぱりこの汁の具のよう。汁と具(うどん)が渾然一体となる。ちゅるちゅるとすすり込むように食べる。まさに鳴ちゅるだ。
鳴門うどんの店は他にも多くはないが、何軒かはあるらしい(この「舩本」の支店もあるようだ)。次の目的地もあり、残念ながらこれ以上の食べ歩きは出来なかった。
異常に旨い汁に、素敵にやわいうどん。こんな個性的で魅力的なうどんが、四国の端にひっそりと根付いている。讃岐だけが四国のうどんではないのだ。
舩本
徳島県鳴門市鳴門町高島字中島25-2
TEL:088-687-2099
以下、「舩本」周辺のイメージ画像。
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Comment
はじめまして。
吉田うどんを調べていてたどり着きました。
昨年、私も徳島に出張して鳴門にも行きましたが鳴門うどんは知りませんでした。
なかなかいけない場所ですし残念。
そういえば淡路島側の自動車道のパーキングに竹輪のみが入った自販機がありましたが、やはり名物だったんですね。
松本周辺のイメージ写真を見るとたしかに沖縄の小島の様な雰囲気ですね。
私は本島・海中道路近くの浜比嘉島の景色を思い出してしまいました。
どもどもです。
鳴門うどんはシンプルで素朴で、なんともうどんらしいうどんでした。
たしかになかなかいけない場所なので自分も再訪は難しいだろうなぁ。
もしまた訪れる機会があったら、ぜひ鳴門うどん食べてみてください。