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岡北@京都市(たぬきうどん(京都))

あけましておめでとうございます。
では早速。。

色々ネタがたまってるので、各地のうどんシリーズをしばらく。

私は天かすの乗った「たぬきうどん」が大好きなのだが、大阪では「たぬきうどん」はないとのこと。油揚げの乗ったうどんは「きつね」でこれは東京と同じだが、「たぬき」というと油揚げの乗ったそば、ということなのだ。何とも紛らわしいが、有名な話。
で、大阪の隣、京都ではどうなのかというと、さらに紛らわしいことに「たぬき」とはあんかけが乗ったうどんやそばのことを言う、ということなのだ。(ややこしいのう)

そんな「たぬきうどん」を京都で食べてみた。

080101-01

岡北。
駐車場はないので注意が必要。

店にはいると昼時を大きく過ぎているのに大変賑わっている。
なんとか座敷につく。

メニューを開くが、ここで少し混乱する。
「たぬき」はしっかりあるのだが、そのそばに「あんかけ」もあるのだ。
あんかけの乗ったものを「たぬき」と言うと思っていたが、これは何としたことか。
仕方がないので、店員に「たぬき」と「あんかけ」はどう違うのか聞いてみた。
その結果と、あとで調べた結果を統合するに、つまりはこういう事だ。
基本的に何も乗ってなくて、汁がとろみのついたあんになっているのが「あんかけ」で、ネギや刻んだ油揚げが具として乗ってて、かつ、汁があんなのが「たぬき」なのだ。(そしていずれもすり下ろしたショウガが乗っている←これ重要)
まったくトンチンカンな質問に聞こえたことだろう。

で、「たぬきうどん」を注文。
客はいっぱいで、結構時間がかかる。周りを見てると2人連れ、3人連れで来てるのに、1人だけ注文したものが出てこなくて連れが食べてる間ずっと待ってる人が、あちこちにいた。自分は1人だから待つのは構わないが、もし複数で来てて1人だけ待たされたらこれは嫌だなぁと、ちょっと思いました。

080101-02

写真がぶれてるが、たぬきうどん。
ネギと刻んだ油揚げとそして、すり下ろしたショウガが乗っている。
もちろん汁はあんだ。成る程。
食す。
うわぁ、旨い。

うどんは細く丸く、そして柔らかだ。
とは言え九州のうどんの柔らかさとも違う、なんとも繊細な柔らかさだ。しかし伸びやかなコシがあり、箸でつまんでも切れたりすることはない。
汁であるあんも、透明に澄んでいて、実に繊細でシンプルだけど奥深い味。
成る程さすが京都、はんなり上品な味であった。

それにしても私、うどんについてくるおろしショウガは、汁の味がまったく変わってしまうので好きでは無いのだが、しかし、このあんかけの京うどんにはまったく必要なものであることを理解した。
そもそも、あんかけのうどんは冬に好んで食べられるらしいが、食べれば解る。実にあったまるうどんなのだ。そしてそこにショウガが入るとさらにあったまり度倍増なのだ。
そして決して汁の味を邪魔することなく、実に自然にあんと渾然一体となって旨さも倍増なのだ。

京都の食の歴史を感じざるを得ないうどんでした。


岡北
京都市左京区岡崎市南御所町34
TEL:075-771-4831


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