かんだやぶそば@神田(小田巻き蒸し)
何の脈絡もなく小田巻き蒸し。またも古い、去年の記録から。
以前に書いた、老舗蕎麦屋「神田まつや」に続いて行ったのであった。まつやからはほど近い。
ビルのあいまに残る、古めかしい建物。
まさに老舗。
行列必死なので、開店時間に合わせて行ったらば、一番乗りだった(写真は食後に撮ったもの)
店内は広い。そして、老舗感あふれる。
東京観光にも人気のスポットらしい。外国人の姿もちらほら。
自分の目的は、「まつや」で果たせなかった小田巻蒸しである。
※小田巻蒸し:うどん入りの茶碗蒸し。江戸時代から蕎麦屋で主に酒のアテとして供されてきた。作るのに時間と手間がかかるため、現在ではメニューに揚げる店はまれ。
であるから、当然酒を飲む。
小田巻は時間がかかるというのは分かっているため、板わさをつまみにビールを飲む。
蕎麦味噌はお通しだ。
そして小田巻。
ビールは空いてるので、日本酒だ。しかし、菊正宗だ。蕎麦屋だからそういうもんだ。むしろそれが良い。
うどんに茶碗蒸しだから、味は間違いない、旨い。
特別なうどんではないし、特別な酒でもないが、こういう都心の老舗な蕎麦屋で、渋い肴と共に酒を飲むというシチュエーションに酔える。それが何より良い。
天抜きもメニューに載っている。
〆はそば。
明らかに緑色。
クロレラ入りだということがネットでは言われているが、かんだやぶそばのホームページではこう書いてある↓
>青みがかったそばは、創業者七兵衛が夏場のヒネの時期にそばもやしの青汁を打ち込んで清涼感と新そばの青みを出そうと工夫したものです。
いずれにしても、新そば風に色づけをしていると言うことか。
正直、そばの味はたいしたこと無い。
もともと江戸のそばはそんな気取って食べるものでは無かったのだろうから、これはこれだろう。
都心に残るこの老舗の雰囲気が一級品なのである。
かんだやぶそば
東京都千代田区神田淡路町2-10
TEL:03-3251-0287
とにかくこの界隈はビルの合間に老舗な店が点在する。
こちらは、甘味処「竹むら」。
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