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とちぎや@羽生市(埼玉のうどん)

以前から「埼玉のうどん」というカテゴリーを作ってしまっているが、どうにもわかりづらいような。

武蔵野うどんと言ってしまえばよいのだろうが、荒川を北に越えた地域のうどんまで「武蔵野」うどんとしてしまうのはどうも抵抗がある。

しかし武蔵野うどんも、埼玉北部のうどんも、群馬のうどんもいずれも付けうどん主体、農家の主食といううどんで、同じ系譜である。

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加須のとなり、羽生市の「とちぎや」

初めてではなく、2回目の訪問。とてもおいしかった記憶があるが、これもこちらでは書いてなかった。

内装が以前と変わった気がするが、どうだろう?いつ行ったかのか判然としないからこれは不明。

メニューが極めてシンプル。大きさしかない。並、大、特大、超特大。

並で250円、超特大でも450円という超リーズナブル価格だ。

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これは盛り。かけと盛りがあるがメニューにはそんなことは書いてない。大きさだけ(写真撮らなかったので、今度再訪して再upします)。

かけ盛りという頼み方ではなく、冷たいのあったかいの、が正解なのだろうか?これも良く分からず。とりあえず、盛りでと言っても通じました。

掻き揚げはデフォルト。

前金という情報があったので先にお金を払って受け取って貰いましたが、これも正否は不明。

わからんわからんですみません。店の人に聞けばいいのだろうが聞いてません!

そんなことより味!

これは旨い!記憶以上で、久しぶりに大ヒット。

ほんのり白く、ふわっと伸びやかな麺は群馬のうどんを彷彿させる。埼玉北部~群馬にかけてのうどんは、武蔵野の茶褐色でごわっとしたうどんとはやはり一線を画す。肉汁とかなく単なる醤油のつけ汁なのもそう。しかし限りなく素朴なところは共通。

加須のうどんはいささか商業的になりすぎな面があり、おやっ?と感じる時もあるが、このお隣の羽生市「とちぎや」はいささかの迷いもなく、現地にしっかり根ざした最良のうどんだ。

この時に「かけ」を食べ逃したので、ぜひ近いうちに再々訪したいのだ。


とちぎや

埼玉県羽生市中央1-6-14

TEL:048-561-1432


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Comment

  1. しゅん より:

    埼玉県人なのですが、両親が東京モンなのでうどんなんてのは病人が食べるものだという偏見の中で育ちました。ごく最近うどんに目覚め、もったいない事をしたと後悔してます。とちぎやさんぜひ一度行きたい店です。
    25年ほど前、羽生のあるお宅にお邪魔した際「お昼食べてきなよ」と言われて一家のお昼にごちそうになったのがうどんでした。
    うどんは各人大きめのお茶碗に盛られていて、つゆはお椀に入って油揚げとネギが浮いてました。そして中央の大皿には野菜天がたくさん。へえこんな食べ方があるんだ、と新鮮な驚き。お米の代わりにうどんを食べるからお茶碗によそうんだとそのとき聞いたような気がします。
    うどんは奥さんが打ったようでした。ツルツルでむにゅっとした瑞々しい食感。おいしかったです。今思えばあれが埼玉のうどんとの出会いだったのですが、若かったせいでさほど関心が持続しませんでした。
    長々とすみません。とちぎやさんの記事を読んでいたらあのときのうどんを思い出してしまいました。埼玉のうどん、遅れを取り戻すべく夫婦で食べ歩いてます。

  2. eg より:

    しゅんさま
    返信遅くなり、すみません。
    とちぎやさんのうどん、まさに記憶のうどんかもしれません。ツルツルむにゅっと、心地よい食感。ワイルドでがさつな武蔵野のうどんとはやや一線を画しています。より北部のうどんの印象です。
    夫婦で食べ歩く姿を思い、大変羨ましい限りです。

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