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柿屋@所沢市(武蔵野うどん)

また更新しばらくあいてしまいました。すみません。

武蔵野うどんを実に久しぶりに食べに行くことができまして。

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車がないので新所沢の駅から3km弱を歩いて行く。
やがてすぐに武蔵野の穏やかな農村の風景。
歩きだと車ではすっとばしていたものが見えてくる。

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麦畑にほうれん草畑。
こうした土壌で武蔵野うどんが生まれたのだと。

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雑木林もわずかに残る。武蔵野の原風景。

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そんな武蔵野、所沢の一角に今回の武蔵野うどん屋、柿屋。
予想外に若い店主(?)が厨房に。

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「原点はばあちゃんの味」 こんな掲示物。
冠婚葬祭など親戚、家族が集まるたびにおばあちゃんが素朴なうどんを打っていたと。
武蔵野の、北関東のうどんはどこでも同じ原体験があるようだ。

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「なす肉汁うどん」と迷ったが、注文したのは「ねぎなんばんうどん」
でもってうどんについてよりも、まずはこれについて。

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青味がありますのでよろしければ、と言われ、リーチインの小さな冷蔵庫に取りに行ったこれは山盛りの茹でたほうれん草。
武蔵野うどんで言うところのいわゆる「糧」だが、これほど大量の「糧」は初体験。
しかしこれこそまさしく本来北関東で食べられてきたうどんの食べ方に違いない。
剛の素朴なうどんに、たくさんの茹で野菜。それらをつけ汁で食す。これだ。
もうこの「糧」だけで大変自分はうれしくなったわけだが、うどんもきっちり武蔵野うどん。北関東のうどん。
素朴な剛麺。かみしめるうどん。
店主が工夫を凝らしているようで、おばあちゃんの打ったうどんそのものではなく讃岐の粉を混ぜています。と別の掲示物にあった。
讃岐の粉というのが何かやや不明だが、単に強すぎるうどんではないうどんに仕上げているということだろう。

本業はそば屋ということで、このうどん屋は土日月休という敷居の高さ。しかし実に武蔵野のうどん。
久しぶりの武蔵野うどんは実にすばらしきうどんでした。

柿屋
埼玉県所沢市大字下富520
090-1507-4240

 

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Comment

  1. お気楽夫婦 より:

    見れば見るほど、読めば読むほど、そそられますね。
    土日月休というのは敷居が高いです。

    こちらの新座の本店?にはよく行きま。
    原点はばあちゃんの味の掲示物はそちらにもあります。

    いつか平日休みをとって食べ比べてみたいです。

  2. eg より:

    どもどもです。
    新座の店には行ってないのですが、そちらにも「原点はばあちゃん」の掲示があるのですね。
    自分も原点を実感出来てたらよかったのですがそうではなく。
    原体験として武蔵野うどんがある人が実にうらやましいのです。

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