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[閉店]因幡うどん 本店@福岡市(福岡のうどん)

※追記2014.4.16:本店は[閉店]していますが、福岡市内にいくつかある支店は営業中。詳しい経緯をコメントで頂いています。

福岡うどん、その3(実はまだまだある。。)

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因幡うどん本店は、ビルが立ち並ぶ一角の、そのうちの1つのビルの地下にあった。老舗と聞いていたのでちょっと意外であった。

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扉を開け、空いている席に着こうとすると、店員に呼び止められる。
先に盆を取って順に進み、その先のカウンターでうどんを注文するとのこと。
ほほう。
さらに途中の棚には様々なおかず(オプション)類が皿に載っている。
まるで讃岐の大衆セルフの店そのものだ。
これはかなりの意外であった。
はたしてこのスタイルが、讃岐うどんのセルフ店に影響を受けてのものなのか、それ以前からのオリジナルのものなのか、福岡うどん(博多うどん)初心者の自分には見当も付かない。
どなたか福岡うどん事情通な方いたら、教えてもらえないでしょうか?

さて、ともかくも、そんなおかず類はいっさいスルーして、カウンターにて「ごぼう天うどん」を注文。「かろのうろん」ですっかりゴボ天に魅了されてしまっているのだ。

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出てきたごぼ天うどんを見て、さらに意表を付かれた。
「かろのうろん」のごぼ天のような、薄切りのゴボウをかき揚げにしたのが、福岡のごぼう天の標準だと思いこんでしまっていたのだ。
ところが「因幡うどん」のごぼう天は「かろのうろん」のそれとはまるで異なるものであった。
写真の通り、ゴボウをざくっと斜めに切ったものが天ぷらになっていたのだ。
さくさくっという感じで食べるのではなく、ごぼうそのものをガシッと食べる感じの天ぷらだった。うーむ。福岡博多うどん、まったく一筋縄ではいかなそうだ。

さて肝心の味であるが、おいしい。
店の雰囲気がチェーン店のそれっぽいので、どうも味もマイナスに感じてしまうが、太い断面の柔らかい食感のうどんは、やはり自分のイメージにある福岡うどんのそれであった。
際だつ特徴は無いが、福岡うどんはコレである、と言う感じのするうどんでありました。

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一味と七味が皿に盛られている。
一味を入れるのが福岡風(広く西日本風と言うべきか)

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「これ美味しいからどうぞ」と店員のおばさんが出してくれたのが、出汁がらの昆布である。わたくし、出汁がら大好きー、昆布大好きーである。早速、昆布をうどんにわしわし入れて食す。うまい。ほっとくと全部喰ってしまいそうなので、心を鬼にして、半分くらい食べてしまったところで、こんぶを喰らうのを止めにする。

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さて、店の入り口前にはやはりうどんのショーケースがあった。
よく見てみると・・・

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おぉー、マイフェイバリットうどん&東日本限定と思っていた「たぬきうどん」が堂々ショーケースに並んでいるではないか。
汁(福岡では「すめ」というらしい)は白いし、ネギも青いが、かまぼこと天かすの載ったたぬきうどんは、まさしく関東で言うところの「たぬきうどん」と変わらないスタイルである。「たぬきうどん」が九州にもあるとは思っていなかったのである。
ほほう。

因幡うどん 本店
福岡県福岡市中央区天神1-10-5 第2明星ビルB1F
TEL:092-721-6051

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Comment

  1. 匿名 より:

    現在の天神ビブレのあたりにあった因幡町商店街に1951年に創業したうどん店が「因幡うどん」です。当時はセルフではありませんでした。
    たぶん1973年~1975年頃だとおもいますが、因幡町商店街がなくなるのに伴い、移転しました。ぼんやりした記憶ですが、最初は第2明星ビルではなく、別のビルの地下だったように記憶しています。その時代にセルフ式を導入したようにおもいます。
    2回目の移転で第2明星ビル地下になったような気がします。
    こちらも第2明星ビルの耐震化工事で立ち退かざるを得なくなり、2007年11月にこの「本店」は閉店しました。

  2. eg より:

    因幡うどん情報ありがとうございます。地元な方の情報は大変ためになります。
    「本店」閉店は残念です。このところは自分はもっぱら博多駅の因幡うどんに寄ることが多かったのです。

  3. winter556 より:

    「因幡うどん」の支店のなかでは、「渡辺通店」が、比較的古びた雰囲気を今でも残しています。
    営業時間は、10時から20時半までのようです。

  4. eg より:

    witer556様
    コメントありがとうございます。
    次、九州に行く機会があれば是非よって見たいと思います。

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