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田丸屋@渋川市(水沢うどん)

水沢うどんは「稲庭うどん」や「讃岐うどん」と並び、三大うどんと言われたりする。

この地にある水沢観音に至る街道沿いに13軒のうどん屋が並んでいるという。

水沢のうどんは、これまでに紹介してきたうどん達とは少し事情が異なる。

武蔵野うどんにしろ、桐生や加須のうどんにしろ、基本的には元々小麦の産地だったのでうどんが盛んに食べられてきた、という背景がある。

水沢うどんにしても、そこの所は同じだ。

水沢もまた小麦の産地で良質な水もあるらしい。

ただ、店舗の歴史の古さが水沢うどんはずば抜けている。

加須の「岡村屋」で200年の歴史(それでも十分古いが)

それに対し、今回の「田丸屋」は創業が天正十年(1582年)と言うから、400年以上の歴史だ。これは古い。

この歴史はそれなりにはっきりしている訳で、水沢観音の巡礼者へうどんを振る舞っていたことが、そもそもの起源とのこと。今ではうどん専門店が並んでいるが、元々は茶店としてうどんも出していた、と言うことのようだ。

同時期に創業した「清水屋」は「田丸屋」のすぐ隣だ。どちらが先か少なくとも自分は良く知らないのだが、どちらにしても400年以上もの歴史を持つ。

その長い月日のうち、次第に他にも店舗が増えていき、うどんも専門店になっていったのだろうか。もしかすると、それ程古くない時代に一気に現在の様相になったのだろうか。ちょっと調べが足りないです。。

さて、そんな歴史ある水沢うどんの「田丸屋」です。

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はい。でっかいです。この道路を挟んだ向かいに巨大な駐車場があります。


これは玄関です。

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靴を下駄箱に入れて上がります。なんとも「うどん屋」らしからぬ、です。

テーブル席も立派なのがたくさん並ぶ訳です。

(朝一で他に客は1組しかいませんでしたが)

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こことは別部屋で、これまたでっかい座敷の部屋があります。


ともかくも、実際のうどんはこんな感じです。

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ざるが三角形でOSHAREです。

なんとも上品なうどんです。

味も上品。固さも、食感も、のどごしも、どれも派手な主張はなく、うどんを上品に丁寧に作るとこうなる、というようなそんな感じのうどんでした。

おいしいです。

値段は安くはないのでその辺は注意が必要です。

水沢観音に寄るとしてもそんなに広くないので、そこはささっと回って、ごく近くにある伊香保温泉に浸かるのが良いかもです。

ちなみに自分は伊香保は素通りして四万温泉に向かったのでした。


田丸屋

群馬県渋川市伊香保町水沢206-1

TEL:0279-72-3019


※おまけ

水沢観音(水澤観世音本堂)

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「一隅を照らそう」

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Comment

  1. コロリ@前橋 より:

    水沢うどんにはもち米粉が入っている、と聞いたことがあります。
    「水沢粉」というのもあるとか。
    まあ、栃木のあるうどん屋から聞いたはなしですけど。

  2. eg より:

    コロリさま、コメントありがとうございます。
    なるほどもち米粉が入ってるのですね。水沢粉も初耳です。
    栃木のうどん屋さんからの情報というのも面白いですね。
    今後もなにか情報ありましたらぜひよろしくお願いします。

  3. お気楽夫婦 より:

    egさん、ご無沙汰しています。

    先週末、前橋に帰省したときに聞いてみたのですが、
    水沢うどんに米粉は使用していないとのこと。

    おそらく岩手県の旧水沢市が米粉入りのパンやうどんを
    特産品にして売り出しているようなのでこれと誤認されたのでは
    ないかと推察します。

    • eg より:

      お気楽夫婦さん、コメントありがとうございます。
      ご無沙汰してます。
      岩手に水沢市というのがあったのですね。米粉はそちらのうどんかも知れませんね。
      また何か情報ありましたら、よろしくお願いします。

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