かめや@新宿(路麺(関東))
うどん原体験として武蔵野うどんを持っている人が素直に羨ましかったりするのであるが、じゃあそんな自分のうどん原体験は何かというと、そのへんの大衆的蕎麦屋のたぬきうどんであったり、そこらの立ち食いでのたぬきうどんであったりする。とにかくたぬきうどんが子供の頃から好きだった。そしてそれは今も相変わらずである。(蕎麦屋でも立ち食いでもそばは食べなかったなぁ。。)
だから全国いろいろなうどんを知った今でも、時折そこらの立ち食いでうどんを食べる。だけども一部の立ち食いチェーンは明らかに昔食べてた立ち食いでのうどんのそれとは違う。それはそれで悪くないこともあるし、あるいは明らかに悪いこともあるが今回はそれらについては述べない。
で、どんなのが自分にとってしっくりくる立ち食いうどんかというと、このかのやのような立ち食いうどんなのかなと思う。
ていうか、立ち食いじゃなくて椅子があるよね。。
(であるから、最近は路麺という言い方をするのだろうけど)
新宿大ガードそばの、戦後の闇市の景色を未だに残すしょんべん横丁思い出横丁の中にある。
そばを食べる人のほうが圧倒的に多いが、自分はあくまでうどんである。それも大抵はたぬきうどんである。なんでか好きなんだなぁ。。
で、どんなのが自分にとってしっくりくる正しい原うどんかというと、うどんの麺は少しぽそぽそしている感じ。多少ふやけた感じでよい。その方が汁が良く絡む。つるつるはだめ。冷凍麺は時に旨いが飽きるんだな、自分には。絡まれるほうの汁も大事だと思うが、それなりでさえあれば実は麺より大事ではなかったり。とはいえかつおのだしがぷんぷんしていればとても良い。しょうゆの汁はどす黒い方がとても良い。かめやの汁は色はちょっと薄めだからもっとしょうゆが利いてるほうが好みではある。
いずれにしてもかめやのうどんは自分の原うどんにしっくりくるので、そして良くここを通るので時折食する。しかし人気であるので席につけず立って待ってる人がいることがよくある。正直自分の立ち食いうどん熱はそこまでではない。並んで待って立ち食いを食べるくらいなら他を探す。でも残念な気持ちになる。食べたくなったときに食せないとなんとももどかしい。立ち食いのうどん、蕎麦屋のうどんは自分の原うどんなのである。
かめや
東京都新宿区西新宿1-2-10
TEL:03-3344-3820