虎ノ門砂場@虎ノ門(小田巻き蒸し)
虎ノ門砂場。
名前から分かるとおり、そば屋の老舗だ。
この都心中の都心に、見ての通りの趣がある建家。
しかし、うどんブログがそば屋に何用かといぶかる向きもあろう。
目的は、以下のメニュー中程にある「小田巻き蒸し」だ。
さて、小田巻き蒸しとは何か。
分かる人は分かるが、分からない人はまったく分からない。(そりゃそうか)
簡単に言うと、茶碗蒸しにうどんが入っている食べ物だ。
この小田巻蒸し、歴史は古く、江戸時代からうどん屋そば屋のメニューにあったらしい。戦前までは、どこのうどん屋そば屋でも定番だったようだが、今では扱っている店はほとんど無いとのこと。
小田巻蒸しは作るのに手間と時間がかかり、店側客側ともに現代には合わないメニューになってしまったのだろう。
しかしさすがの老舗「虎ノ門砂場」には小田巻き蒸しがあると知り、参上した次第である。
店に入る。
土曜日昼間の店内は賑わっている。
さっそく「小田巻き蒸し」を注文。少々戸惑われる。あまり注文する人もいないのだろう。
「お時間かかりますがよろしいですか?」
そら来た、当然。承知の注文なのだ。
ビールを頼んで、ちびちび飲みながら待つ。
待つことしばし、20分ほど。
小田巻、やって来た。
うひょー!うまーそう。茶碗蒸し大好きーなのだ。
しかし、ビールはとうに切れている。
小田巻き蒸しは本来酒の肴だと言う。
酒、酒。
うひょー!焼酎のそば湯割りだ。
うめー。
昼間からそば屋で、酒。
何という道楽。
この酒の飲み方は実にスバラシイ。
だー。すっかり小田巻を無視してるじゃないか。
肝心のうどんはドコだ?
写真がぶれてるじゃないか。酔ってる。。
しかし小田巻き蒸しをつまみながらの酒。酒に小田巻き、実に合う。
無茶苦茶旨い。
間違いなくオススメだ。
小田巻き蒸しは出てくるまでに時間がかかるので、それまで別のものをつまみながら酒を飲んで待つのがモアベターだ。
そして、〆はそば。
そば、うめー。
というか、ここのそば、まじ旨い。
自分はうどん好きだが、そばも好きなのだ。
さすがの老舗。
さっぱりとして、実に旨い。
酒席(1人だけど)の〆としても最高だ。
いやー良かった、良かった。
うー、自分で書いてて、また同じ様に飲み食いしたくなった。。
ほろ酔い気分で店を出て、すぐ近くにある皇居見学をする。
優美だ。
虎ノ門砂場
東京都港区虎ノ門1-10-6
TEL:03-3501-9661
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