小夏＠巣鴨（武蔵野うどん）

公開日： 2014/12/15 武蔵野うどん, 東京都（23区）, 豊島区

どもども。

今年2014年の7月に巣鴨にオープンしたという武蔵野うどん店「小夏」に行きました。

都内に武蔵野うどん店が増えるのは自分的に喜ばしい。なぜ、おばあちゃんの原宿「巣鴨」に？っていう気はしなくもないですが。

まさにおばあちゃんの原宿であるところの地蔵通商店街を突き進み、

とげぬき地蔵尊を超えて、

（とげぬき地蔵の前には大行列。昔は並ばせる仕組みじゃなかった記憶。）

とげぬき地蔵のとなりの有名カレーうどん店「古奈屋」も超えて、

商店街の終わりの一角に、たなびくノボリとともに目的の「小夏」はありました。

店に入ると非常に細長い。奥に長くながく続く。

その割りと手前の席に座る。

メニューはこんなかんじだが、武蔵野うどんを標榜しているので当然「肉汁つけうどん」

の、ランチセット。

「たまご天ごはんセット」のやつ。

さて。しばし待つ。

うどん出てくる。

どーん。

少し平べったい堂々たる茶褐色の太麺。

つけ汁は具だくさん、かつ丁寧な感じ。

奥がセットの「たまご天ごはん」

どーん。

見るからにコワモテなうどんは、実際食べてみてもなかなかにコワモテなうどんだった。

かなり手強いずっしり硬い系。かみしめて旨いうどん、だが噛みしめるためにはかなり力がいる。

西荻の「豚や」や池袋の「うちたて家」に通じるものがある。

得てして都区内に新しくできる武蔵野うどん店はこのタイプの店が多い。なんでかな。

しかし、このしっかりガッツリ噛みしめるタイプの武蔵野うどんは自分も好き。

つけ汁もきちんと旨い。

ここの店のもそうだったけれども、ゴワッと硬い系の武蔵野うどんはつけ汁を引き連れてはこないんだけども、なぜだか武蔵野うどんの場合は安易に迎合せず一見仲良くないように思えるうどんとつけ汁が、結果的にベストマッチな組み合わせとなる。不思議。互いに強い個性を持って同時に口の中に入り、それぞれ自己主張をする。そこにハーモニーはないが、だがコレが良い。

～～ここまでポエム～～

えっと、さて。

これがセットの「たまご天ごはん」。

半熟玉子天が丼の具。

びっしりと衣が丼の表面を覆う。

（半熟たまごの天ぷらのの丼というと高円寺の天すけが有名。まあ行ったことないんだけど。）

かかるタレはかなり甘めで、正直自分には甘すぎたかな。

衣も多めなのですっかりおっさんの自分には少々くるしかった。おいしいんだけどね。

そんなわけで。

うどんはコワモテ系のハイレベル。しっかり旨いうどんとつけ汁。

高齢者で賑わうこの街にこのごっついうどんは噛み切れるだろうか、と思ってしまう余計なお世話。。

実際近隣のビジネスマンが客として多くいた。

でもやっぱり観光に来たおじいちゃんおばあちゃんが店に入っていく。

だいじょぶかな、と心配になるくらい本格的なごっつい武蔵野うどんでした。