[閉店]さぬきのうどんや@曙橋(讃岐うどん(関東))
今さらながら都内のうどん屋を連発。
知る人ぞ知るというより、知ってる人はみんな知っている、そんな店がしばらく続くかも。
新宿から地下鉄で2駅目の曙橋駅にある「さぬきのうどんや」は土日休みという、自分にはなかなか訪れ難い店。
だいぶ前に一度訪れているが、その時はさほど印象がなかった。
しかし、自分のうどんに対する見方はずいぶん変わってきたので、平日に休みが取れたついでに再訪。
店には軽く行列。人気店なのだ。
店をのぞくと、なにやらスーツケースを抱えた観光客の若い女性達が5、6人。
どうやら韓国からの観光客のようであった。支払いについて店主夫婦(?)とうまくコミュニケーションがとれず、店主・韓国観光客お互い戸惑っていた。結局はまるく収まっていたので良かったです。
それにしてもこの店、韓国のガイドブックに紹介でもされているのだろうか。韓国でもうどんはポピュラーなもののようなのでそうであっても不思議ではないな。
落ち着いたところで、じゃこ天うどんを注文。
(「ぶっかけ」が人気らしいが、自分はぶっかけは好きじゃないのだ)
さっそく食す。
ややっ。これは実に旨い。前回感じた印象とはずいぶん違う。
うどん自体はおそらく変わっていない。変わったのは自分の方だ。
出汁はすっきり良い味を出している。
しかしそれ以上に特筆すべきはうどんの麺だ。
東京での讃岐うどんは、本場香川の讃岐うどんとは違い、固く締まって伸びはほとんど無いうどんが多い。この差はおそらく水の違いに起因してると自分はにらんでいるが、確証はない。事実として東京の讃岐うどんは総じて固く伸びが無いのだ。
ところが、この「さぬきのうどんや」のうどんは、讃岐の讃岐うどんと同様、しっとりとした弾力があり伸びやかなコシをもつ。他の多くの東京の讃岐うどんの固さには水の違い以外にも、何やら原因があるのだろうか。
ともかくも、「さぬきのうどんや」の讃岐うどんは本場に近い讃岐うどんであった。
前回感じた印象の弱さは間違ってはいない。
実際のところ、インパクトのあるうどんではない。強く自己主張するようなうどんではないのだ。
優しくすっきりとバランス良くまとめられた、本場的讃岐うどんであった。
平日しか営業していないので、再訪は難しいが、機会があれば是非とも再訪したいと思うのであった。
さぬきのうどんや
東京都新宿区住吉町6-12
TEL:03-3350-9688
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